私有コンテナのページ(新制度 有蓋コンテナU53A~U55A形式)

昭和62年、国鉄からJR貨物へ移行し、コンテナの形式は新しい記号や付番に変わりました。旧制度では非危険品と危険品の区分でしたが、新制度では内容積(無蓋コンテナは床面積)による形式になり、続くアルファベットや個体番号に大きさなどの仕様を表記する方法となっています。

U53A形式30ft有蓋コンテナ

30000番代 30ft又は31ftコンテナを示す30000を原番号に足したコンテナ

   
 U53A-30021(1位側):佐川急便  U53A-30025(4位側):佐川急便

全国通運が所有し、佐川急便が借受会社となっています。30001~30085番まであります。写真は東急製の個体です。側面の3位側を見ると、佐川急便の青い帯にかからないように標差しが高い位置にあり、2-4位側とは異なっています。

   
 U53A-30010(1位側):佐川急便  U53A-30085(4位側):佐川急便

東急製と比べるとリブの数や台枠に違いのある個体が存在しています。こちらはCIMC製の個体です。

   
 U53A-30062(2位側):佐川急便  U53A-30006(2位側):佐川急便

2位側より、両者の違いを見ると、「コキ50000積載禁止」やハローマーク横の寸法の数字の字体が異なっています。標差しは初期は形式を挟んだ2段でしたが、中期以降からは形式の下に横並びに変化しています。

   
 U53A-30088(1位側):三紀運輸  U53A-30089(4位側):三紀運輸

30086~30093のグループです。総合製の個体となっています。

39500番代
 30ft又は31ftコンテナを示す30000番+第1種積載限界内を示す9500の組み合わせ

   
 U53A-39519(3位側):日本梱包運輸倉庫  U53A-39525(2位側):栃木県北通運

オートバイ輸送を目的に試作コンテナである39501、39502~39532が製作されました。室内は二段積みが出来る構造で、荷役時に仕切り床及び屋根部分を上下動出来るようになっています。その後、一部の個体は栃木県北通運に転籍となり、自動車部品輸送に活躍しました。

U53D形式30ft有蓋コンテナ

 
 U53D-39507(3位側):西濃運輸

本形式は39500番代のみで、8個のみ製作されました。形式記号U53Dが示す通り、特殊コンテナで「スワップボディコンテナ」となっています。試作的意味合いが強いためか、後継形式や派生形式は登場していません。

U54A形式30ft有蓋コンテナ

30000番代 30ft又は31ftコンテナを示す30000を原番号に足したコンテナ

  
 U54A-30006(4位側):佐川急便

M250系「スーパーレールカーゴ」用のコンテナとして30001~30060、30081~30084の64個が製作されました。将来的にスワップボディコンテナの導入を計画しており、対応したコンテナ(U50A形式30000番代)へと置換えが決定され、全て廃コンになっています。

 
 U54A-30077(3-1位側):ブリヂストン物流

30077~30080までの4個のグループで、妻一方開きの構造となっています。輸送量増強、老朽化によりU54A形式38000番代に置き換えられ、現在は見る事は出来ません。

   
 U54A-30094(2位側):福山通運  U54A-30103(4位側):福山通運

30086~30106までのグループで、妻一方開きの構造となっています。「PARCEL PACK(パーセル パック)-400」とは、専用の封筒に最大1kgの荷物を全国一律料金(400円:現在は500円)で配達する法人向けのサービス商品との事です。個体には「特認コンテナ」のステッカーが貼られています。

   
 U54A-30125(1位側):北海道西濃運輸  U54A-30117(4位側):北海道西濃運輸

30107~30125のグループで、妻一方開きの構造となっています。黄色帯が2本線となっています。

   
 U54A-30134(2位側):ディーライン  U54A-30133(3位側):ディーライン

ディーライン(ダイニチグループ)所有のコンテナで、30126~30135のグループです。CIMC製のコンテナで、2-4位側と1-3位側の形式表記、標差しの位置が異なるのが特徴です。

   
 U54A-30143(2位側):ディーライン  U54A-30146(3位側):ディーライン

30138~30147のグループで、CIMC製のコンテナです。前作の増備になるグループで、「ダイニチグループ」のロゴが大きくなったほか、「コキ50000積載禁止」の表記が消えています。

   
 U54A-30297(2位側):福山通運  U54A-30183(4位側):福山通運

「福山レールエクスプレス」用コンテナとして、30148~30277の130個が製造されました。「特認コンテナ 高床車はルート確認」というステッカーが貼られています。

38000番代 30ft又は31ftコンテナを示す30000+総重量が13.5t以上を示す8000の組み合わせ

   
 U54A-38007(1位側):西濃運輸  U54A-38031(4位側):西濃運輸

トラックドライバー不足に伴い、モーダルシフトを進めるために38004~38033の30個が製作されました。

   
 U54A-38127(1位側):西濃運輸  U54A-38066(4位側):西濃運輸

カンガルーライナーSS60」向けに製作したグループで、38041~38190の150個がつくられました。総合製の妻一方開きの構造となっています。

   
 U54A-38214(1位側):北海道西濃運輸  U54A-38212(4位側):北海道西濃運輸

北海道西濃運輸所有の個体。西濃運輸所有の個体と比べ、黄色帯2本と「SEINO」のロゴマークの位置が異なっています。30000番代ではなかった「HOKKIDO」の文字が加わり、より違いがはっきりしています。この他に四国西濃運輸の所有する個体もあり、こちらは「SIKOKU」となっています。

   
 U54A-38464(1位側):北海道西濃運輸  U54A-38462(4位側):北海道西濃運輸

38459~38468まで増備が行われましたが、こちらは西濃運輸と統一し、同じデザインに変更。見た目の区別がつかなくなっています。

   
 U54A-38294(3位側):西濃運輸  U54A-38294(1位側):西濃運輸

38219~38328は「カンガルーライナーNF64」、38329~38458は「カンガルーライナーTF60」向けにそれぞれ大量増備が行われています。前者のグループで、38293番、38294番の2個にはSDGsキャンペーンを兼ねて、あの国民的アイドルキャラクターとコラボし、そのキャラクターが描かれています。この2つはランダムにカンガルーライナーに積載されているそうで、出会えるかは運次第との事です。

   
 U54A-38039(2位側):ブリヂストン物流  U54A-38204(2位側):ブリヂストン物流

同社の所有していたU54A形式30000番代の置換え用として、38037~38040の4個が製作され、後に38204~28207の4個が追加されています。

   
 U54A-38201(1位側):ディーライン  U54A-38194(4位側):ディーライン

少しずつ増備されており、38194~38203の10個が新たに仲間に加わりました。総合製に変わり、デザインも新しくなっています。

39500番代
 30ft又は31ftコンテナを示す30000番+第1種積載限界内を示す9500の組み合わせ

   
 U54A-39581(1位側):日本通運  U54A-39574(4位側):日本通運

39509~39638のグループで、「ECO LINER」シリーズの1つになります。「54BIG ECO LINER 31」のロゴマークが付けられています。

U55A形式30ft有蓋コンテナ

内容積が55㎥のコンテナです。ここまで大きいクラスなので、39500番代のみとなっています。

39500番代
 30ft又は31ftコンテナを示す30000番+第1種積載限界内を示す9500の組み合わせ

   
 U55A-39944(2位側):日本通運  U55A-39824(3位側):日本通運

39501~39950の450個は自動車部品輸送用のコンテナとして製作。このコンテナを積載した列車は「トヨタロングパス」号と命名されました。このグループのコンテナは両側面に「TOYOTA」の文字が大きく書かれています。「架線下のトップリフタ荷役禁止」及び「コキ50000積載禁止」の注意書きがあります。

   
 U55A-39800(4位側):日本通運  U55A-39518(1位側):日本通運

写真左は4位側から見た様子。写真右は初期の個体で、「コキ50000積載禁止」の文字が黄色である他、標差しの位置などが異なっています。

   
 U55A-139513(2位側):日本通運  U55A-139542(3位側):日本通運

39500番代として登場し、39501、39502・・・と登場し、39999番まで使ってしまったため、特例として139500番代が与えられました。139501~139810番あり、初期の個体は増備でしたが、途中から老朽化などによる置換えを目的に製作されています。このグループでは、日本通運「エコライナー」シリーズとなり、コンテナの特徴を含めた「55 BIG ECO LINER 31」の表記になっています。
初期の個体は背高コンテナを示す白帯、白地に赤文字の「コキ50000積載禁止」となっています。

U55A-139573(1位側):日本通運 U55A-139576(3位側):日本通運

途中の増備より、コキ50000形式が廃止となったため、禁止する積載貨車の表記が無くなりました。

U55A-139632(2位側):日本通運 U55A-139592(3位側):日本通運

139590番あたりでしょうか、背高コンテナを表す帯が白色から白地に緑色のストライプが入ったものに変化しました。

   
 U55A-139764(1位側):日本通運  U55A-139798(4位側):日本通運

このグループの最後になるとハローマークが上昇する変化が見られます。

   
 U55A-39958(4位側):日本梱包運輸倉庫  U55A-39965(2位側):日本梱包運輸倉庫

内部は床面が上下動し、二段積みが可能となるコンテナです。荷役時は屋根が少し上昇し、作業がし易いように工夫されています。39951~39962は最初のグループで、「コキ50000積載禁止」の表記があります。39963~39966は増備されたグループになり、こちらには「積載禁止」の表記はありません。






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