タンク車(たんくしゃ)     その4

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タキ形式続き

タキ8700形式30t積み酢酸ビニル専用タンク車

諸   元     
全   長 14300mm  走り装置    化成品分類番号  燃31
全   幅  2540mm  台   車  TR41C形式  特殊標記符号  
全   高  3880mm  専用種別  酢酸ビニル  その他  

 タサ4500形式20t積み車の拡大形式として、昭和35年から44年にかけて26両を製作、1両のみタキ4800形式S酸肥液(液体肥料)専用車から改造(タキ8708)し編入しました。
 タンク体はステンレス鋼が主で、タキ8708、10、11番の3両のみアルミニウム製で、塗装色は地肌色(銀色)でした。手ブレーキはタキ8721番まで、22番以降は側ブレーキを装備しています。平成22年に形式消滅しています。

タキ8724(4位側):日本石油輸送

タキ8750形式25t積みクラフトパルプ廃液専用タンク車

諸   元     
全   長 10050mm  走り装置    化成品分類番号  
全   幅  2450mm  台   車  TR41D形式等  特殊標記符号  
全   高  3828mm  専用種別  クラフトパルプ廃液  その他  

 クラフトパルプ廃液専用車では初めての形式で、昭和42年に1両製作されました。キセなしのドーム付きタンク体を持つタンク車。特徴はドーム付きタンク体を持つタンク車で側ブレーキを片側だけに持つ車輛は少なく、珍しい形式として知られていました。平成9年に廃車となり、同時に形式消滅しています。

タキ8750(3位側):藤本産業

タキ8850形式35t積みラテックス専用タンク車

諸   元     
全   長 14200mm  走り装置    化成品分類番号  
全   幅  2500mm  台   車  TR41C形式等  特殊標記符号  
全   高  3803mm  専用種別  ラテックス  その他  

 タキ8350形式30t積み車の拡大形式として、昭和42年から49年にかけて5両が製作されました。タキ8850~52番の3両は残液防止の為、中央部に向かってタンク体が折れ曲がったように見えるドーム付きタンク体を持ち、53、54番は通常のドーム付きストレートタンク体となっていました。

タキ8856(3位側):日本石油輸送 タキ8869(4位側):日本石油輸送

 昭和56年から昭和58年にかけて、余剰車となっていたタキ1500形式を種車に16両が改造編入車として仲間に加わります。種車の台枠以下を流用し、タンク体を新製しています。タキ8355~59番はドームレスストレートタンク体、60番はドーム付きストレートタンク体で登場。残りの10両であるタキ8861~70番は残液防止の為、異径胴タンク体を採用しています。(外観はキセで均一に覆われている為、見る事は出来ない。)

タキ9250形式30t積みアセトアルデヒド専用タンク車

諸   元     
全   長 15000mm  走り装置    化成品分類番号  燃32
全   幅  2500mm  台   車  TR41C形式  特殊標記符号  
全   高  3770mm  専用種別  アセトアルデヒド  その他  

 タキ6850形式に次いで2番目に登場した形式で、昭和42年から50年にかけて22両が製作されました。タキ6850形式とは外観、構造は同じなので、何故形式変更に至ったのかは謎とされています。一説にはドームレスタンク体になったのでは?というものがあります。
 保温キセ付きの15m級大型タンク車で、タンク体上部には配管や弁装置類を保護するプロテクターがあり、特徴となっています。ラストナンバーの71番は保安対策車で、空容積増加の為、タンク体や台枠が延長されている他、手ブレーキ、TR225形式台車を履いた近代的なスタイルとなっています。平成16年に形式消滅しています。

タキ9263(2位側):ダイセル化学工業

タキ9550形式35t積みガソリン専用タンク車

諸   元     
全   長 13320mm  走り装置    化成品分類番号  燃32
全   幅  2740mm  台   車  TR41C形式  特殊標記符号  
全   高  3870mm  専用種別  ガソリン  その他  

 35t積み車としてタキ9900形式、タキ9750形式に次ぐ、3番目の形式として昭和41年に2両製作された形式です。
 タキ9900形式を基礎とする99系タンク車の欠点を改良する為、日本車両が開発した軽量35t積み車として試作されました。外観は11系タンク車に見る事が出来る異径胴タンク体と軽量台枠を組み合わせたもので、タキ9900形式に台枠を設けたスタイルです。対応する石油類専用車はタキ9650形式です。平成19年に形式消滅しています。

タキ9551(2位側):日本石油輸送

タキ9750形式35t積みガソリン専用タンク車

諸   元     
全   長 14300mm  走り装置    化成品分類番号  燃32
全   幅  2510mm  台   車  TR41C形式  特殊標記符号  
全   高  3881mm  専用種別  ガソリン  その他  

 35t積み車としてタキ9900形式に次いで登場した形式で、昭和37年から41年にかけて19両が製作されました。タキ3000形式30t積み車の拡大形式にあたる形式で、汽車會社が開発した10系タンク車(汽車型軽量35t車)の始まりとなる形式でもあります。積荷の荷重増法は様々ありますが、異径胴やフレームレスといった特殊構造を採用せず、タンク体を太くして長さを抑え、側梁省略とする事で軽量化を果たしています。タキ9750番のみストレートタンク体ですが、9751番以降は両端が絞られた独特の姿となっています。石油類対応形式はタキ10000形式です。平成13年に形式消滅しています。

タキ9768(3位側):日本石油輸送

タキ9800形式35t積み石油類専用タンク車

諸   元     
全   長 12020mm  走り装置    化成品分類番号  燃31
全   幅  2740mm  台   車  TR41C形式  特殊標記符号  
全   高  3876mm  専用種別  石油類(ガソリンを除く)  その他  

 タキ1500形式35t積み車に次いで登場した形式で、昭和37年から41年にかけて496両が製作されました。99系タンク車の石油類仕様で、C重油等の高比重、高粘度の石油類を輸送する為、タキ9900形式よりもタンク体が短い他、前位側鏡板部には大型の点検蓋があり、内部は流動性を良くする為、高圧蒸気を使用した加熱管が設置されています。
 車体はタキ9900形式と同じ、中央部の径が最も太く、両端部を円錐状のつくりとした「魚腹型異径胴タンク体」となっています。その元祖はタキ50000形式ガソリン専用車(石油類専用車はタキ55000形式)を基礎とする50系タンク車で、車体を軽量化する為に側梁を省略し、強度を持ったタンク体と一体化させたフレームレス構造となっています。平成20年に形式消滅しています。

タキ29890(3位側):日本石油 タキ9856(2位側):日本石油輸送

多く見る事が出来た標準的なスタイルを持つ車輛の例。タンク体の前位側には蒸気加熱管とタンク体鏡板に点検蓋が設けられています。後位側はデッキ構造で手ブレーキを3位側に備えています。上部中央には大きなドームがあり、外観の特徴ともなっています。

タキ9827(3位側):日本石油 タキ19876(2位側):日本石油

写真左は初期車。ドームに特徴があり、こんもり盛り上がった様子から「玉ねぎドーム」の愛称が付けられています。写真は台車をTR209形式に履き替えたもの。本形式は多数のロットがあり、その中には変形車と呼ばれるものも幾つかあり、中には特殊な製品を少量輸送する為、多室構造になっていた車輛もありました。写真右は蒸気加熱管の変形車で、C重油専用等の理由があるようです。99系タンク車は、軸箱に雨水が浸入する問題があり、この解決として雨除け板を増設した車輛もありました。

タキ9900形式35t積みガソリン専用タンク車

諸   元     
全   長 13320mm  走り装置    化成品分類番号  燃32
全   幅  2740mm  台   車  TR41C形式  特殊標記符号  
全   高  3896mm  専用種別  ガソリン  その他  

 ガソリン専用車では初の35t積み車で、タキ3000形式の拡大形式です。昭和37年に登場し、41年までに546両が製作されました。外観の特徴ともなる異径胴タンク体は、昭和35年に登場したタキ50000形式50t積みガソリン専用車で採用されたもので、新開発したフレームレス構造を組み合わせる事で、軽量化と車体長を抑える目標を達成しています。対応する石油類専用車であるタキ9800形式と共に「99系タンク車」と称され、多数の派生形式を登場させました。
 タキ3000形式、タキ1500形式に代わって大量に製作されましたが、タンク形状が複雑で、工程が嵩む他、台枠構造を起因とする、台車軸受へ雨水が浸入する等メンテナンス面での欠点がありました。また、他社が対抗して10系タンク車等を開発し、採用した新形式が続々と登場し、乱立状態に陥った事もあり、昭和41年に登場したタキ35000形式へ統一化、移行していく事になります。
 ポピュラーなタンク車として活躍していましたが、貨物用は平成20年に形式消滅しています。

タキ39900(3位側):日本石油輸送 タキ39938(2-4位側):内外輸送

標準的なスタイルを持つタキ9900形式の例。異径胴タンク体が特徴で、造形美に魅了されます。タンク体と台枠構造は一体化されている為、フレームレス構造が成り立っています。

タキ39988(3位側):ゼネラル石油 タキ9913(1位側):日本石油

タキ9900形式は変形車と呼ばれる車輛は無く、製造メーカーによる差異があり、ドームの違いが主にあります。初期車では「玉ねぎドーム」と呼ばれる特徴的なドームの形状をしていました。また、台車をTR209形式に履き替えた車輛もあります。

タキ39961(3位側):JR北海道

タキ39961番は私有貨車からJR北海道へ移籍し、散水車に改造された車輛として有名です。夏季においてレールの膨張対策として散水するというもので、遠隔操作でレールに散水出来るようになっています。専用種別が「水」になったので、水運車の「ミ」に変更すべき所ですが、変更はされませんでした。因みに水運車とは、文字通り「水」を運ぶ貨車を言います。蒸気機関車の運転に際し、水は大事なものですが、不純物の無い水を必要とします。水質の悪い地域にある機関区や山間部等にある給水タンク(折返し駅)等に水を運ぶ為に登場しました。
タキ39961番はJR北海道で平成12年から26年まで在籍していました。

タキ10000形式35t積み石油類専用タンク車

諸   元     
全   長 12800mm  走り装置    化成品分類番号  燃31
全   幅  2510mm  台   車  TR41C形式等  特殊標記符号  
全   高  3879mm  専用種別  石油類(ガソリンを除く)  その他  

 タキ1500形式、タキ9800形式に続いて3番目に登場した形式で、昭和38年から42年にかけて84両、昭和54年に外部加熱方式試作車1両が製作されました。タキ9750形式ガソリン専用車の石油類専用車にあたる形式で、汽車會社開発の10系タンク車(軽量35t車)の嚆矢となる一形式になります。タンク体を太く設計する事で車体長を抑え、側梁省略と中梁にハット形断面のプレス成型品を使用し、軽量化を図っています。平成13年に形式消滅しています。

タキ10062(4位側):日本石油輸送

タキ10100形式35t積み二硫化炭素専用タンク車

諸   元     
全   長 11300mm  走り装置    化成品分類番号  燃毒36
全   幅  2535mm  台   車  TR41C形式等  特殊標記符号  
全   高  3866mm  専用種別  二硫化炭素  その他  

 タキ5100形式30t積み車の拡大形式で、昭和42年から57年にかけて24両が製作されました。タキ5100形式とはタンク体材質が異なり、耐候性高張力鋼を採用しています。硫黄分を含む積荷に採用されるのは珍しく、この形式の特徴の1つとなっています。また、積荷の引火や爆発を防ぐ為、空積問わず1tの水が入っています。平成23年に形式消滅しています。

タキ10108(2-4位側):日本硫炭工業 タキ10123(4位側):日本陸運産業

形態はタキ10808番までは側ブレーキを装備、10109番以降は手ブレーキを装備しています。また、保安対策で空容積が増え、合わせて台枠がロット毎に延長されています。タキ10117番以降は保安対策車となり、台枠は最も長い11400mmで、アンチクライマー付きとなっています。

タキ10450形式32t積み濃硝酸専用タンク車

諸   元     
全   長 10200mm  走り装置    化成品分類番号  侵(禁水)84
全   幅  2590mm  台   車  TR41DS-12形式等  特殊標記符号  ア、コ
全   高  3860mm  専用種別  濃硝酸  その他  

 タキ7500形式の拡大形式として、昭和43年から49年にかけて24両が製作されました。登場時は35t積み車でしたが、この頃塩酸や濃硫酸等の酸を運ぶ貨車から積荷が漏れ、発煙や滴下事故が多発し、昭和49年に保安対策として減トンが行われ、本形式も32tに減らされています。平成21年に形式消滅しています。

タキ10463(4位側):日本化成 タキ10453(4位側):日産化学工業

写真左は一般的なスタイルを持つ車輛の例です。タンク体は純アルミ製で、受台は帯金方式となっています。写真右は積荷の保冷を目的にキセを設置した車輛で、2両ありました。1両目は国鉄時代にタキ10461番に行われました。タンク体にステンレス製のキセが設置されています。平成7年に写真のタキ10453番が同じ目的でキセを装備。タキ29100形式等に見られるキャノピー型キセとなっています。

タキ10500形式40t積みアルミナ専用タンク車

諸   元     
全   長 13380mm  走り装置    化成品分類番号  
全   幅  2725mm  台   車  TR210A形式  特殊標記符号  
全   高  3550mm  専用種別  アルミナ  その他  

 昭和43年に1両のみ製作されたタンク車です。当時、35t積み車としてタキ6400形式が増備されていましたが、タンク体材質を普通鋼ではなく、耐蝕アルミニウム合金製に変更し、自重の軽量化を図り、同等の大きさで40t積みを実現させました。しかし、アルミ合金は非常に高価であった事から量産化は見送られ、1両のみの存在となりました。平成7年に形式消滅しています。

タキ10500(2位側):昭和電工

タキ10600形式35t積みセメント専用タンク車

諸   元     
全   長 10800mm  走り装置    化成品分類番号  
全   幅  2720mm  台   車  TR41C形式  特殊標記符号  
全   高  3490mm  専用種別  セメント  その他  

 昭和43年から46年にかけて70両が製作されたセメント専用車です。タキ7300形式を扱う会社の荷役設備がエアスライド方式から、エアスライドと圧送方式に変更した為、製作されました。時節柄40t積み車が登場している中で35t積み車が製作されたのですが、理由として軸重制限を受けないようにした為。と言われています。平成12年に形式消滅しています。

タキ10635(3-1位側):明星セメント

タキ10700形式35t積み希硝酸専用タンク車

諸   元     
全   長 10100mm  走り装置    化成品分類番号  侵81
全   幅  2596mm  台   車  TR41D形式、TR225形式等  特殊標記符号  
全   高  3827mm  専用種別  希硝酸  その他  

 タキ8100形式の拡大形式として、昭和43年から平成7年にかけて60両が製作されました。キセなしステンレス製タンク体を持ち、保安対策等でロットにより様々な車輛があります。大別するとドーム付きタンク体とドームレスタンク体の2つがあります。
 平成21年に形式消滅しています。

タキ10702(3-1位側):日産化学工業 タキ10736(3位側):日本石油輸送

ドーム付きタンク体の例です。タンク体はステンレス製で、地肌色となっています。昭和49年以降に製作されたタキ10735番以降には保安対策が盛り込まれ、台枠はアンチクライマー付き、ドーム周辺も強化型に変更され、外観に変化が出ました。

タキ10752(2-4位側):日産化学工業

タキ10749番以降は保安対策車となり、ドームレスタンク体となった他、タンク体空容積増加でタンク体や台枠が延長。タキ10752番以降は側ブレーキから手ブレーキに変更しています。台車は10749~10751番はTR225形式、52番以降はTR213C形式を履いています。

タキ11000形式35t積み石油類専用タンク車

諸   元     
全   長 12020mm  走り装置    化成品分類番号  燃31
全   幅  2775mm  台   車  TR41C形式  特殊標記符号  
全   高  3904mm  専用種別  石油類(ガソリンを除く)  その他  

 35t積み車ですが、積荷をC重油専用としたキセ付きタンク車では初めての形式です。昭和39年にから43年にかけて133両が製作されました。このタンク車は「11系タンク車」と呼ばれる、日本車輛製軽量35t車の基礎となる形式で、99系タンク車で採用された構造(異径胴タンク体、中梁省略台枠)とタンク体材質に高張力鋼を採用し、軽量化も図っています。(昭和42年以降は耐候性高張力鋼に変更。)寒冷地向けに使用される為、キセと蒸気加熱管が設置されています。北海道地方が主な活躍の場でしたが、本州でも使用され、機械油等の輸送に活躍しました。平成22年に形式消滅しています。

タキ11005(3位側):日本石油

タキ11250形式32t積みアセトアルデヒド専用タンク車

諸   元     
全   長 15200mm  走り装置    化成品分類番号  燃32
全   幅  2728mm  台   車  TR225-2形式  特殊標記符号  
全   高  3862mm  専用種別  アセトアルデヒド  その他  

 タキ9250形式の拡大形式として、昭和57年から平成3年までに6両が製作されました。長距離輸送時の保冷性能を改善しており、タキ9250形式よりも倍の厚さとなる断熱材を巻いているのが特徴です。キセ付き38系タンク車の一形式です。
 平成19年に形式消滅しています。

タキ11252(3位側):日本陸運産業 タキ11255(位側):ダイセル化学工業

タキ11350形式31t積み生石灰専用タンク車

諸   元     
全   長 10800mm  走り装置    化成品分類番号  94
全   幅  2700mm  台   車  TR41C形式  特殊標記符号  
全   高  3644mm  専用種別  生石灰  その他  

 私有貨車では唯一の生石灰専用車で、昭和56年に10両が新製され、昭和58年にタキ11500形式から20両が改造され、編入されています。新製車は耐候性高張力鋼を用いたタンク体で、圧送併用エアスライド方式、台車はTR213C形式を履いています。一方、改造車は荷役装置の改造が主になっており、種車の外観となっています。平成4年に形式消滅しています。

タキ11372(2位側):日本カーバイド工業

タキ11500形式40t積みセメント専用タンク車

諸   元     
全   長 10800mm  走り装置    化成品分類番号  
全   幅  2700mm  台   車  TR41C形式等  特殊標記符号  
全   高  3615mm  専用種別  セメント  その他  

 タキ1900形式に次いで昭和43年に登場した形式で、173両が製作されました。外観はタキ1900形式に似ていますが、荷役方式に違いがあり、エアスライド方式に圧送方式を併用する為、新形式となりました。
 タキ1900形式と同じく、所有者による違いが見られました。平成19年に形式消滅しています。

タキ11539(2位側):三菱マテリアル タキ11585(1位側):明星セメント

大別すると2種類あり、1つはタンク体に補強環がある日立製と日車製のタイプ。もう1つはタンク下部に補強環のある川崎製と富士重工業製のタイプがあります。

タキ11600形式35t積みプロピレングリコール専用タンク車

諸   元     
全   長 11600mm  走り装置    化成品分類番号  93
全   幅  2476mm  台   車  TR41C形式  特殊標記符号  
全   高  3824mm  専用種別  プロピレングリコール  その他  

 タム7000形式15t積み車の拡大形式として、昭和43年に1両のみ製作されました。昭和62年に専用種別をエチレングリコールに変更。プロピレングリコール専用車は消滅しています。
 化成品輸送用タンク車らしく、ドームレスタンク体のステンレス製で、受台は帯金方式です。平成15年に廃車となり、同時に形式消滅しています。

タキ11600(2位側):日本陸運産業

タキ11800形式35t積み青化ソーダ液専用タンク車

諸   元     
全   長 12400mm  走り装置    化成品分類番号  毒62
全   幅  2600mm  台   車  TR41D-13形式  特殊標記符号  
全   高  3860mm  専用種別  青化ソーダ  その他  

 昭和43年から48年にかけて5両が製作されました。登場時は潤滑油添加剤専用車で、保温キセ付きドームレスタンク体を持ち、側面には保護カバー付き電気式温度計が設置され、外観の特徴となっていました。
 平成8年にタキ11802~4番の3両が青化ソーダ専用車に改造。加熱管や温度計等が撤去され、タンク内部にゴムライニング加工が施されました。荷役方式が変更され(上入れ下出し方式から上入れ上出し方式)、マンホールやその他機器には保護カバーが設置され、外観は一変しています。平成18年に形式消滅しています。

タキ11804(4位側):日本石油輸送

タキ11850形式37t積み塩化第二鉄液専用タンク車

諸   元     
全   長 13700mm  走り装置    化成品分類番号  98
全   幅  2631mm  台   車  TR41C形式  特殊標記符号  
全   高  3694mm  専用種別  塩化第二鉄液  その他  

 昭和57年にタキ1500形式を1両改造して登場した形式で、唯一の塩化第二鉄液専用車です。
 種車の台枠以下を流用し、タンク体は新製。耐候性高張力鋼を使用し、内面はゴムライニング加工が施され、鏡板には点検蓋が付いています。平成16年に形式消滅しています。

タキ11850(1位側):東ソー

タキ12200形式40t積みセメント専用タンク車

諸   元     
全   長 10800mm  走り装置    化成品分類番号  
全   幅  2536mm  台   車  TR41C形式  特殊標記符号  
全   高  3650mm  専用種別  セメント  その他  

 40t積みセメント専用車ではタキ19000形式次いで昭和43年に登場した形式で、昭和56年までに134両が製作されました。40t積みセメント専用車は車輛メーカー各社が開発しており、本形式は富士重工業が開発したもの。軽量化を図る為、側梁省略とし、タンク体は涙目型(タンク体上部は円筒形、下部は漏斗形状)の異径胴タンク体となっており、外観の特徴となっています。現在は形式消滅しています。(消滅年は不明)

タキ12245(1位側):電気化学工業 タキ12716(2位側):電気化学工業

台車はタキ12200~41番まではTR41C形式、42~80番はTR41G形式、81~99、12700~28番はTR41E-13形式、29~33番はTR213C形式を履いています。

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