専用種別の説明 一覧表

貨車やコンテナの専用種別を一覧にしました。お戻りの際は恐れ入りますが、左斜め上にある「←」(戻る)を押して下さい。

あ行
 専用種別  説    明 
亜鉛焼鉱
(あえんしょうこう) 
低品位の亜鉛鉱石を焙焼し、硫黄分を亜硫酸ガスとして亜鉛分を濃縮させる。この濃縮したものを「亜鉛精鉱(あえんせいこう)といい、これを細かく砕いたものが「亜鉛焼鉱」である。金属としての亜鉛の一つ前の姿である。 
アクリルアミド
(あくりるあみど)
(Acrylamide)
アクリルアマイド、プロペンアミド、アクリル酸アミドなどと呼ばれる白色の固体で、有毒。毒劇法では医薬用外劇物に指定されている。メタノールや水に溶け易い特徴がある。
凝集剤、土壌改良剤、石油回収剤、紙力増強剤、接着剤、塗料などの原料に用いられている。
アクリルエマルジョン
(あくりるえまるじょん)
アクリル樹脂を水に乳化、分散させたもので、水性塗料の原料に用いられている。近年では、防腐剤、防カビ剤などを組み合わせ、機能を高めた塗料もある。
アクリル酸2-(ジメチルアミノ)エチル
(あくりるさん2-(じめちるあみの)
えちる)
(Acrylic acid 2-(dimethylamino)ethyl)
アクリル酸ジメチルアミノエチル、アクリル酸ジメチルアミノエチルエステル等とも呼ばれる、不快な刺激臭を持つ無色又は淡黄色の可燃性液体。非常に高い毒性を持ち、吸入すると非常に危険である。
廃水浄化の凝固剤、凝集剤、製紙の保持剤や脱水剤などに用いられている。
アクリル酸エチル
(あくりるさんえちる)
(Ethyl acrylate)
2-プロペン酸エチルとも言われる、特有の刺激臭を持つ、無色の可燃性液体。加熱、光、水分、過酸化物などで容易に重合してしまう。このため、重合防止剤が必須となる。繊維加工、塗料、接着剤、アクリルゴムなどに用いられている。
アクリル酸ブチル
(あくりるさんぶちる)
(Butyl acrylate)
アクリル酸ノルマルブチル等とも言われる有機化合物の一つで、無色の可燃性液体。アクリル樹脂、塗料、接着剤、乳化剤などに用いられている。
アクリル酸メチル
(あくりるさんめちる)
(methyl acrylate)
プロペン酸メチル、アクリル酸メチルエステルとも言われる有機化合物の一つ。主にアクリル樹脂の原料に用いられており、他の樹脂の共重合原料などにも用いられている。
アクリル酸2-エチルヘキシル
(あくりるさん2-えちるへきしる)
(Acrylic acid.2-ethylhexyl ester)
プロペン酸2-エチルヘキシルエステルとも言われる、特徴的な臭気を持つ無色の可燃性液体。アクリル繊維、塗料、接着剤の原料に用いられている。
アクリル酸2-ヒドロキシエチル
(あくりるさん2-ひどろきしえちる)
(2-Hydroxyethyl acrylate)
モノアクリル酸エチレングリコール、プロペン酸2-ヒドロキシエチルエステルと言われる、甘い特有の臭いを持つ無色透明の可燃性液体。毒劇法で毒物に指定されている。多くの有機溶媒に溶ける特徴がある。
熱硬化性塗料、接着剤、繊維処理剤、潤滑油添加剤、共重合による樹脂改質剤などの原料に用いられている。
アクリル樹脂
(あくりるじゅし)
(acrylic resin)
アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルの重合体で、透明性の高い合成樹脂として知られている。ポリメタクリル酸メチル樹脂によるものはアクリルガラスと言われ、高い透明性、耐衝撃性に優れ、熱可塑性、着色が容易である事から建築材料、日用品など多岐にわたって利用される。コンテナではこのアクリル酸エステルを液状にしたものが運ばれている。これはアクリル樹脂塗料の原料に用いられている。
アクリロニトリル
(あくりろにとりる)
(acrylonitrile)
特有の刺激臭を持つ液体で、引火性及び毒性が非常に強い特徴を持つ。毒劇法で劇物に指定されている。光や酸素、アルカリの作用により重合を起こすため、重合禁止剤(炭酸アンモニウムなど)が使われる。
化学工業において重要な有機化合物で、アクリルニトリル、アクリル酸ニトリル、シアン化ビニルなどの呼び名がある。
アクリル繊維、合成樹脂(ABS樹脂やAS樹脂)の原料、アクリルアミド、アシポニトリルの原料に用いられる。
アクロレイン
(あくろれいん)
(acrolein)
2-プロペナール、アクリルアルデヒド、プロペンアルデヒドとも呼ばれる無色又は淡黄色の刺激臭のある可燃性液体。非常に反応性に富み、毒性も強い特徴がある。毒劇法では劇物に指定されている。空気中では酸化し易いため、酸化防止剤にポリフェノールが添加される。
メオチニンやピジリンなどの合成原料、アルコール変性剤、殺菌剤などの原料に用いられている。
因みにアクロレインは身近にあり、油酔いの原因であるほか、ディーゼルエンジン、たばこの不完全燃焼でも発生する。
アセトアルデヒド
(あせとあるでひど)
(acetaldehyde)
エタナールや酢酸アルデヒドなどとも呼ばれる、青臭い刺激臭を持つ無色引火性液体で有毒。アルデヒドの一つで、容易に揮発する他、引火店が-39℃と引火し易いのが特徴。
自然界では果実などに含まれており、身近なものでは、二日酔いの原因やシックハウス症候群の原因物質として知られる。工業では石油化学製品の一つで、酢酸や酢酸系薬品の原料として用いられている。
 アセトニトリル
(あせとにとりる)
(acetonitrile)
エーテル臭のような独特の臭気を持つ無色の可燃性液体。アクリロニトリル製造の副産物で、毒性があり、毒劇法では劇物に指定されている。溶剤、有機合成、医薬品などの原料に用いられる。
アセトン
(あせとん)
(acetone)
ジメチルホルムアルデヒド、ジメチルケトン等と呼ばれる特有の刺激臭を持つ、無色透明の可燃性液体。ケトン系有機溶媒として代表的なもので、有機化合物の一つ。揮発性が高く、強い引火性がある。水、アルコール類、クロロホルム、エーテル類によく溶ける。一方で強酸化剤とは激しく反応し、火災や爆発の危険性がある。工業用の溶剤、化学物質(MMA(メタクリル酸メチル)等)の原料に用いられている。
アセトンシアノヒドリン
(あせとんしあのひどりん)
(Acetone cyanohydrin)
アセトンシアンヒドリン、2-ヒドロキシ-2-メチルプロパンニトリル等と呼ばれ、略称は「ACH」。特徴的な臭いを持つ無色又は僅かに黄色の可燃性液体。非常に強い毒性を持っている為、毒物及び劇物取締法で劇物に指定されている。メタクリル樹脂の中間体原料に用いられている。
アニリン
(あにりん)
(aniline)
無色透明の可燃性液体で、毒性を持つ。芳香族化合物の一つで、アミノベンゼンとも言われる。毒劇法で劇物に指定されている。染料やゴム、化学薬品、農薬、医薬品の中間物質として用いられている。
亜麻仁油
(あまにゆ)
亜麻の種から採取される黄色の乾性油(空気に触れると固まる油)で、食用ではα-オレイン酸等不飽和脂肪酸に富む事から栄養サプリメントとして。卵の代用として焼き菓子等の原料に用いられている。食用以外では、絵の具のバインダー、木製品、革靴の仕上げに使う「オイルフィニッシュワニス」の原料に用いられている。
アミノカプロラクタム
(あみのかぷろらくたむ) 
α-アミノ-ε-カプロラクタムと言い、白色又は微褐色の結晶又は粉末。有機合成の原料などに用いられている。
アミノ酸
(あみのさん)
(amino acid)
グルタミン酸ナトリウム(グルタミン酸ソーダ)製造時の副産物で、茶褐色の不燃性液体。醬油などの原料に用いられている。
亜硫酸ナトリウム
(ありゅうさんなとりうむ)
(sodium sulfite)
石油化学製品の一つで、無色の結晶。亜硫酸ガスと苛性ソーダの反応で得られる。工業用途は広く、パルプの製造、現像液の酸化防止剤、チオ硫酸ナトリウムの原料、スルホン化、スルホメチル化試薬などに用いられている他、食品や防腐剤としての利用もある。
アリルアミン
(ありるあみん)
(Allylamine)
3-アミノプロペン、モノアリルアミン等とも呼ばれる、アミン(アンモニアの水素原子を炭化水素基又は芳香族原子団で置換した化合物の総称)の有機化合物。アンモニア臭のある無色透明の可燃性液体。猛毒性、催涙性がある。抗真菌薬に用いられている。
アルコール
(あるこーる)
(Alcohol)
貨車やコンテナで見掛ける「アルコール専用」とは「エタノール」を指す。化学(工業)においての「アルコール」とは、炭化水素の水素原子をヒドロキシ基(-OH)で置き換えた物質の総称をいう。このヒドロキシ基が結合している炭素原子の数で第一級から第三級アルコールと区別される。また、炭素数が少ないアルコールを「低級アルコール」、多いものを「高級アルコール」と呼ぶ場合もある。低級アルコールは無色の液体、高級アルコールは蝋状の固体となっている。
エタノールは、エチルアルコール(ethyl alcohol)とも言われる、香気ある無色引火性液体で、揮発性、吸湿性が高い特徴がある。エタノールは人類が認識した最初のアルコールで、お酒の主成分でもある事から、「酒精(しゅせい)」という名前もある。
発酵法や有機合成法で生成され、飲用、溶剤、有機合成など広く用いられている。なお、鉄道輸送では酒類のうち、ウイスキーや焼酎といった蒸留酒がアルコール専用となり、日本酒やワインなどの醸造酒は「酒類」専用となり、こちらで運ばれる。 
エタノール
(えたのーる)
(ethanol)
アルキルアルミニウム
(あるきるあるみにうむ)
(alkylaluminium)
アルミニウムにアルキル基が結合した有機アルミニウムの総称を言う。幾つかの種類があり、鉄道輸送ではトリエチルアルミニウム(Thiethylaluminium)(略称:TEA)を輸送している。
このトリエチルアルミニウムは無色の可燃性液体で、高分子合成の助触媒、高級アルコール、アルファオレフィン製造、アルミメッキの原料などに用いられている。
アルキルアルミニウムはいずれも、空気中の酸素に触れると自然発火し、水分に触れると激しく反応し、可燃性の有毒を出す。引火すると極めて消火が困難であるため、厳しい規制のある危険物である。
アルファオレフィン
(あるふぁおれふぃん)
(Alpha Olefins)
エチレンの低重合により製造される無色透明の液体。構造式のα位という部分に二重結合する炭素数が4~20程の炭化水素の総称をいう。接着剤、インキ、塗料、添加材、界面活性剤などの原料に用いられている。
アルミナ
(あるみな)
酸化アルミニウムをご覧下さい。
 アンモニア
(あんもにあ)
(ammonia)
 常温では刺激臭を持つ無色透明の毒性の強い気体。水によく溶ける性質があり、水溶液(アンモニア水)として使用される事も多い。アンモニアそのものも、液化し易い特徴がある。
その刺激臭から悪臭防止法では特定悪臭物質として、毒劇法では劇物に指定されている他、高圧ガス保安法では毒ガス及び可燃性ガスに指定されている。液体状のものが目に入れば失明の可能性が高く、高濃度のガスを吸入した場合は呼吸停止も起こりうる。
硝酸など基礎化学品、肥料、無機薬品などの原料に用いられている。
硫黄
(いおう)
(sulfur)
元素番号16。英語名の「sulfur」はラテン語の「燃える石」を意味する言葉が由来となっている。太古より自然界に存在し、様々な種類があり、融点や沸点などもそれぞれ異なる。
自然界で産出されるものの他、原油の脱硫によって製造もされている。
硫酸、火薬、合成繊維、医薬品などの原料や硫黄を含む硫化物の製造など多方面に使われており、重要なものとなっている。
イソキュア
(いそきゅあ)
(Isocure)
鋳造の造形法で、米国アシュランド社が開発したイソキュア法(Isocure process)という常温造形法(広義では熱硬化ではない、常温で硬化する造形法全体を指す。コールドボックス法とも言う。)がある。このイソキュア法にはパートⅠパートⅡの2種類があり、前者は液状フェノール樹脂、後者は液状ポリイソシアネートとなっている。それぞれは砂を混ぜ、型に充填し、触媒を通じ硬化させる。従前のシェルモールド法よりも造形速度が速く、金型が不要、大型化が可能になるなどメリットがあり、1980年代以降に普及した。
イソシアネート
(いそしあねーと)
(isosyanate)
イソシアナートやイソシアン酸エステルなどと呼ばれる。ポリウレタンの材料として、工業的に重要な化合物である。様々なイソシアネートがあり、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、トルエンジイソシアネート(TDI)などがある。
イソパレルアルデヒド
(いそばれるあるでひど)
(isovaleraldehyde)
イソ吉草酸アルデヒド、3-メチルブタナールと言われる無色の液体で有機化合物に一つである。多くの食品に風味成分として含まれているもので、医薬品、香料(菓子、タバコ、歯磨き粉等)、殺虫剤の製造に用いられている。
イソブチルアルデヒド
(いそぶちるあるでひど)
(isobutyr aldhyde)
2-メチルプロパナールとも言われる刺激臭を持つ、無色の可燃性液体。アルデヒドの一つの有機化合物。特定悪臭物質に指定されている。多くの有機化合物と混ざりあう性質がある。有機合成等の原料に用いられている。
イソプロピルアルコール
(いそぷろぴるあるこーる)
(isopropyl alcohol) 
2-プロパノールとも言われる。略称は「IPA」。刺すような臭いを持つ、無色の可燃性液体で第二級アルコールの一つ。フーゼル油(エタノールよりも沸点の高い揮発性成分の総称)の分留で得られる。アセトン合成の中間原料、グリセリンの合成原料、消毒、清掃(VHSヘッドクリーナー、CD類のレンズクリーナー、コンタクトレンズ洗浄液等)、燃料用水抜き剤等に広く用いられている。
イソプロピルエーテル
(いそぷろぴるえーてる)
(isopropyl ether)
ジイソプロピルエーテル、2-イソプロポキシプロパンなどと呼ばれる、特徴的な臭気を持つ無色の可燃性液体。動植物油や樹脂などを溶解するための溶剤の原料、染料、アルキル化剤などに用いられている。
イソブタン
(いそぶたん)
(isobutane)
2-メチルプロパン、トリメチルメタンとも言われる、特徴有る臭気を持つ、無色の可燃性気体。気体は空気よりも重い特徴があり、引火性が極めて高い。強酸化剤、アセチレン、ハロゲン、窒素酸化物と反応し、火災や爆発を生じさせる。また、液化したものに皮膚が触れると凍傷を起こす。
フロンガスの代替品として、エアコンや冷蔵庫の冷媒、スプレー、カセットガスなどに用いられている
イソブチレン
(いそぶちれん)
(isobuthylene)
常温では特異臭を持つ無色の可燃性気体。イソブテン(isobutene)とも言われる石油化学製品の一つで、工業的には重要な炭化水素である。有機合成の中間体、ガソリンの添加剤の原料に用いられている。
1-ブテン
(1-ぶてん)
(1-Butene)
ブチレン、α-ブチレンとも呼ばれる僅かな芳香を持つ無色の可燃性気体。気体は空気よりも重く、極めて可燃性が高い特徴がある。ブチルアルコールやブタジエンの原料に用いられている。
1,1,1,2-テトラフルオロエタン
(1,1,1,2-てとらふるおろえたん)
(1,1,1,2-Tetrafluoroethane)
ノルフルラン、HFC-134a等と呼ばれるHFC(ハイドロフルオロカーボン)で、温室効果ガスとして認められ、使用出来なくなったR-12(ジクロロジフルオロメタン)に近い熱力学的特性をもつ冷媒。代替品として使用され、主に家庭用冷凍、自動車用エアコンの「高温」冷媒として使用される不燃性ガスである。
R-12の代替品で使用されているが、気候変動への寄与の疑いが拭いきれず、使用制限の対象になっている。
 1,3ブチレングリコール
(1,3ぶちれんぐりこーる)
(1,3-butylene glycol)
1,3ブタンジオールや1,3ジヒドロキシブタンなどと呼ばれる無色の可燃性液体。溶剤、溶媒、ポリウレタン、ポリエステル樹脂の原料などに用いられている。
1,4-ジエチルベンゼン
(1,4-じえちるべんぜん)
(1,4-Diethylbenzene)
ジエチルベンゼン、p-ジエチルベンゼン等とも呼ばれるベンゼンのような芳香族臭を持つ無色透明の可燃性液体。イオン交換樹脂の原料、高沸点溶剤の原料に用いられている。
 1,4-ジクロロ-2-ニトロベンゼン
(1,4‐じくろろ‐2‐にとろべんぜん)
(1,4-Dichloro-2-nitrobenzene)
ニトロ-p-ジクロロベンゼンなどと呼ばる。略称は「DCN」。微香ある黄色の固体で強い毒性を持つ。ベンゼンやエーテルに溶ける。染料や有機顔料に使われるp-ジクロロアニリンの原料に用いられている。
1,4-ブタンジオール
(1,4-ぶたんじおーる)
(1,4-Butanediol)
無色の粘稠性液体。溶媒やPET樹脂などプラスチックや繊維の原料に用いられている。リン酸を使用し、溶媒のテトラヒドロフラン製造などにも用いられている。
ウレタンプレポリマー
(うれたんぷれぽりまー)
ポリオールとポリイソシアネートから得られる高分子物質。コンクリート構造物の止水剤床や舗装の基材に用いられている。
液化石油ガス
(えきかせきゆがす)
(liquefied petroleum gas)
一般的には「LPガス」と呼ばれるもので、油田、天然ガス田、製油施設などで産出や生成過程でつくられる。プロパンやブタン等を主成分とする無色無臭の引火性気体。特徴は低圧力(2~8気圧)で液化が容易に行える。液化時は気化ガス時の1/250となる。ガス漏れが起こり、引火すると爆発を起こし易い事から、製品時に着臭(玉ねぎの腐ったような臭い)し、出荷している。家庭用、工業用、自動車用燃料、有機合成の原料などに用いられている。
液化天然ガス
(えきかてんねんがす)
(Liquefied Natural Gas)
略称は「LNG」。天然ガス(天然に産出される化石燃料としての炭化水素ガス)を-162℃に冷却し、液化したもの。液化する事で体積が気体時の1/600になる。
都市ガスや化学工業、火力発電所の燃料に用いられている。
液糖
(えきとう)
液体状の糖類の総称を言う。ショ糖(砂糖)を水に溶かしたもの、異性化糖等がある。異性化糖(いせいかとう:isomerized sugar)とは主にぶどう糖を含むデンプン溶液を酵素又はアルカリによって異性化(ある分子が原子の組成はそのままに、配列を変え別の分子に変換する事。)させる事で作られる。日本の食品では「果糖ブドウ糖液糖」が代表的である。この他にコーンシロップ等がある。
低温下では甘味度が増す為、清涼飲料水や冷菓等に大量に使われている。この他に缶詰、パン、みりん風調味料等にも使われる。液状の為、固形化、粉末化は難しく、ガムシロップで市販されている以外は一般消費者向けの小売りはない。
エチレンカーボネート
(えちれんかーぼねーと)
(ethylene carbonate)
日本語では炭酸エチレンと言う。エチレングリコールと炭酸のエステルで、25℃では透明なガラス状の固体。液化すると無色無臭の液体となる。極性溶媒として利用され、リチウムイオン二次電池の電解液や可塑剤などに用いられている。
エチレングリコール
(えちれんぐりこーる)
(ethylene glycol)
粘稠ある無色の液体。吸湿性が強い特徴を持つ。エタン-1,2-ジオールや1,2-エタンジオールとも言われる。石油化学製品の一つで、ポリエチレンテレフタレート(PET)の主原料として知られる他、各種ポリエステルの原料、不凍液、溶剤、界面活性剤の原料に用いられる。
エチレン酢酸ビニル
(えちれんさくさんびにる)
(Ethylene-vinyl acetate)
略称は「EVA」。エチレンと酢酸ビニル(VA)から得られ、VAは10~40%含まれ、残りがエチレンとなる。
VAの比率により3種類のEVAが製造されている。VA4%までのEVAは「酢酸ビニル修飾ポリエチレン」と言い、熱可塑性樹脂として用いられる。VAが4~30%のEVAは「熱可塑性エチレン酢酸ビニル」と言い、VA含有量が多い程ゴムや可塑化ポリ塩化ビニルに似たものになる。VA約11%のものはホットメルト接着剤に用いられる。VAが60%以上は「エチレン酢酸ビニルゴム」という。
柔軟性はゴムに近く、透明、光沢を有し、低温や紫外線に対し強さがある事から、ゴムやビニルポリマーの代わりに用いられている。
N-メチル-2-ピロリドン
(N-めちる-2-ぴろりどん)
(N-methylpyrrolidone)
N-メチルピロリドン、N-メチルピロリジン-2-オン、M-Pyrolなどと呼ばれ、略称は「NMP」。無色又は淡黄色の液体。高い溶解性を持っており、高分子化学の分野では溶媒に、各種繊維、レジン樹脂、金属皮膜プラスチックの表面処理溶媒、ペンキ剥がし剤などに用いられている。
エピクロロヒドリン
(えぴくろろひどりん)
(Epichlorohydrin)
オキシラニルクロロメタン等とも呼ばれるクロロホルムやニンニクのような特徴ある臭気を持つ無色透明の引火性液体。プロピレンを原料に合成される有機化合物の一つ。腐食性があり、吸入すると肺気腫を起こす恐れがある他、肝臓、腎臓に障害をもたらす。毒物及び劇物取締法では劇物に指定される。
様々な化学物質の製造、エポキシ樹脂、接着剤、塗料、グリセリン、エピクロロヒドリンゴム等の原料に用いられている。
エポキシ化亜麻仁油
(えぽきしかあまにゆ)
(Epoxidzed linseed oil)
エポキシ化脂肪酸グリセライドとも呼ばれる、亜麻仁油をエポキシ化したもの。可塑剤の一つである。
食用ラップフィルム、樹脂の熱安定剤などに用いられている。
エマルション
(えまるしょん)
(Enulaion)
エマルジョン、乳濁液、乳剤とも言い、異なる性質の液体の一方を微粒子にして混ぜた液体を言う。分離している液体をエマルジョンにする事を「乳化」と言い、身近なものではマヨネーズや木工用接着剤がある。
エマルジョンにしても放置すれば元に戻るので、混ぜ易いようにする事も必要。異なる液体の仲たがい役を果たす物質が必要で、この様な物質を「乳化剤」と言う。例を挙げると「マヨネーズ」。水と油を使用するが、これだけでは混ぜる事は難しい。乳化剤として入れるのが卵黄である。これで混ぜる事が可能となる。工業では界面活性剤を用いるのが一般的となっている。
塩化スルフリル
(えんかするふりる)
(sulfuryl chloride)
辛みのある悪臭を放つ無色の液体。毒性、腐食性があり、催涙物質でもある。塩素の発生源として用いられるほか、殺虫剤の原料としても用いられている。
塩化第二鉄
(えんかだいにてつ)
(ferric chloride) 
塩化鉄(Ⅲ)と呼ばれる黒褐色又は黄褐色の結晶又は粉末で、潮解性を持つ。アルコールやエーテルに溶ける他、水にも溶ける。水に溶かしたものは赤褐色の強酸性、塩素臭のある液体となる。
電子部品や金属のエッチングなどに用いられている。
塩化チオニル
(えんかちおにる)
(thionyl chloide)
スルフィニルジクロリドやオキシ塩化硫黄等とも呼ばれる、刺激臭を持つ無色又は淡黄色の液体。水に触れると激しく発熱を起こす特徴がある。無水の金属ハロゲン化合物を製造する際の脱水剤、カルボン酸、アルコールの塩素化に用いられている。
塩化パラフィン
(えんかぱらふぃん)
(Chlorinated paraffins)
塩素化パラフィンとも呼ばれる、アルカンに塩素を結合させた有機塩素化合物。塩素とノルマルパラフィン又はパラフィンワックスを原料とし、用途に応じた塩素化率の異なる製品が製造される。難燃性、疎水性、絶縁性などがあり、かつ安価である事から難燃剤、ポリ塩化ビニルの可塑剤、潤滑油などの原料に用いられている。
塩化ビニル
(えんかびにる)
(vinyl chloride)
一般的には「ポリ塩化ビニル(Polyvinyl chloride)」と呼ばれ、略称は「PVC」。この他クロロエチレン、クロロエテンなどと呼ばれる。甘ったるい臭気を持つ無色の気体。常温では液体となる。塩素とエチレンからつくられる有機化合物の一つ。非常に引火性が強く、特定の条件では過酸化物を生成し、爆発的に重合する特徴がある。人体に対しては発がん性物質であり、有毒。
ポリ塩化ビニル樹脂の原料として用いられている。
塩化ビニリデン
(えんかびにりでん)
(polyvinylidene chloride)
略称は「PVDC」。合成樹脂の一つで、塩素を含むビニリデン基を重合させた、非晶性の熱可塑性樹脂に属する。単体での使用は無く、PVC(塩化ビニル)やアクリロニトリルなどと共に使用される。
無色透明で、熱安定性に優れ、適度な弾力を持っている事から、包装用フィルム(身近なものではサランラップなど)の用途に使用される他、繊維加工され難燃性カーテンの製造にも利用される。
塩化メチレン
(えんかめちれん)
一般的には塩化メチレンと呼ばれているが、正しくは「ジクロロメタン(dichloromethane)」と言う。略称は「DCM」や「MDC」。強く甘い芳香を持つ無色透明の液体。非常に多くの種類の有機化合物を溶解する特徴があり、広い範囲で溶媒や溶剤に用いられている。工業ではオゾン層破壊の問題で一部のフロン類が製造禁止となり、金属機器の洗浄剤の代替物質として、金属加工業を中心に大量使用されている。私たちの身近にもあり、日曜大工などで使用するアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂を溶着する際の接着剤に用いられている。
塩酸
(えんさん)
(hydrochloric acid)
塩化水素の水溶液で、刺激臭を持つ強酸性及び腐食性のある無色の液体。代表的な酸の一つ。
基本的な無機薬品として化学工業全般に使用され、医薬、農業、食品など用途は様々。トイレなどの洗剤、理科(化学)の実験など身近な存在である。
塩素
(えんそ)
(chlorine)
原子番号17の元素。元素記号は「Cl」。一般に「塩素」という場合、塩素の単体となる塩素分子(Cl)を示す。
常温では刺激臭を伴う黄緑色の気体(塩素ガス)で、腐食性と非常に有毒な性質を持つ。気体で扱うのは難しく、塩素ガスを冷却、加圧し「液化塩素」して扱う。液化塩素は濃黄色の油状の液体で、塩素ガスと性質は同じ。
工業では塩の電気分解によって得られ、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)と共に生産される。
塩酸などの有機塩素化合物の原料、ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂の原料、パルプの漂白、上下水道の殺菌など様々な所に用いられている。
塩素酸石灰液
(えんそさんせっかいえき)
消石灰(水酸化カルシウム)に塩素を吸着させた粉末で「カルキ」や「塩化石灰」とも言われる。水によく溶け、酸化力が強い特徴を持つ。漂白や消毒に使用される。
塩素酸ソーダ
(えんそさんそーだ)
塩素酸ナトリウム(sodium chlorate)と言い、塩素酸ソーダとも呼ばれる無色無臭の結晶。潮解性があり、水にはよく溶ける。強い酸化作用を持つ特徴があり、有機物、金属粉など異物が混ざると、加熱や摩擦、衝撃で爆発する事がある。毒劇法では劇物に指定されている。
ソーダ工業製品の一つで、パルプの漂白、塩素酸塩の原料に用いられている。
 SAQ®
(えすえーきゅう)
川崎化成工業の商品名。クラフトパルプなどの化学パルプ製造に使用される蒸解助剤で、赤褐色のアルカリ性液体である。
オキシ塩化リン
(おきしえんかりん)
(phosphorus oxychloride)
塩化ホスホリル、リン酸トリクロリド等とも呼ばれるかび臭い刺激臭を放つ無色透明又は黄色の発煙性液体。毒劇法では毒物に指定されている。
可塑剤(リン酸トリクレジル)、医薬、不燃性フィルム、香料の原料などに用いられている。
オクタジエン
(おくたじえん)
(Octadiene)
1,7-オクタジエンとも言う。強烈な特有の臭いを持つ可燃性液体。有機合成の中間体として用いられている。
オルソクレゾール
(おるそくれぞーる)
(O-cresol)
2-メチルフェノールとも言われる、特徴ある薬品臭、腐食性を持つ無色透明の固体。クレゾールの構造異性体の一つである。
農薬、エポキシ樹脂、消毒剤(汲み取りトイレの蛆殺し)などの原料に用いられている。)

か行

 専用種別  説    明 
界面活性剤
(かいめんかっせいざい)
(surface active agent)
分子内に水に馴染み易い部分(親水基という。)と油に馴染み易い部分(親油基や疎水基という。)を持つ物質の総称で、両親媒性分子と呼ばれる。身近なものでは石鹸の主成分があり、多数の界面活性剤があり、天然にも多数ある。
カオリン
(かおりん)
カオリナイト(kaolinite)と言い、カオリン石とも呼ばれる鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一つで、中国の粘土の産地として知られる高嶺(カオリン)に由来する。特有の匂いがある白色の鉱物で、触れるとぬるぬるしており、吸水性が高いのが特徴。陶芸、医療品、化粧品などの原料や製紙用の不透明剤、艶出し剤として用いられている。
過酸化水素
(かさんかすいそ)
(hydrogen peroxide)
無色で水より僅かに粘度のある弱酸性の液体。鉄道輸送では35%又は65%の水溶液を輸送している。不安定な性格で、重金属や異物の混入、加熱により分解し、酸素を発生させます。パルプや繊維の漂白、過酸化物の製造、医薬品の原料に利用されている。
苛性カリ
(かせいかり)
(caustic potash)
正しくは水酸化カリウム(potassium hydroxide)といい、硬いが脆い白色の結晶。塩化カリウムの水溶液を電解して得られる。潮解性があり、水やエタノールによく溶ける。その水溶液は強いアルカリ性となる。タンパク質に対し、強い腐食性をもつため、毒劇法で劇物に指定されている。
液体石鹼の材料、配管詰まりの洗浄剤、炭酸カリウムの原料、医薬品などの製造に用いられる。
苛性ソーダ
(かせいそーだ)
(caustic soda)
正しくは水酸化ナトリウム(sodium hydroxide)と言い、無色無臭の固体。試薬では白色の球粒状、フレーク状が多い。潮解性を持ち、放置すると溶液状となる。水によく溶け、その水溶液は強いアルカリ性となる。毒劇法で劇物に指定されている。
工業的には塩化ナトリウムを原料に製造されており、ソーダ工業の主力とも言える。基礎工業薬品の一つで、多様な用途があり、中和剤、石鹼、食品の艶出し、食感改善、アルミニウム製造(ボーキサイトからアルミナを取出す際に用いる。)などがある。
可塑剤
(かそざい)
硬さのある合成樹脂に加えるもの。加える事で柔軟性、耐候性を良くする添加薬品類の総称を言う。
ガソリン
(がそりん)
(gasoline)
沸点範囲が30℃~220℃の石油製品の総称。常温では無色透明の引火性液体。揮発性が高く、「揮発油」とも言われる。引火点は-40℃以下であり、容易に発火し、揮発するため条件如何では爆発的な引火となる事もある。身近にある代表的な液体燃料である事から、軽油やケロシン(灯油)との区別をつける為、我が国では着色する事が決められている。
ガソリンのうち、低沸点(30~120℃)のものは、溶剤や染み抜き剤などに用いられ、「ベンジン」と呼ばれている。この他、用途として自動車用ガソリンエンジン、航空機用ガソリンエンジンの燃料、塗料、洗浄、ドライクリーニングなどがある。鉄道輸送では「ガソリン」専用車で輸送される。
カタロイド®
(かたろいど)
カタロイド®とは、日揮触媒化成の商品名。この商品は「湿式シリカ」というもので、水ガラスとも言われるケイ酸ナトリウムから合成される。合成される条件によってコロイダルシリカやシリカゲルなど呼ばれるものが多数ある。日揮触媒化成のカタロイド®は、コロイダルシリカというもので、電子基板やガラスなどの研磨剤に使われるもの。
活性白土
(かっせいはくど)
(activated clay)
粘土の一つ。モンモリロン石を主成分とする酸性白土を硫酸や塩酸で熱処理をして得る。油脂の脱色に用いられており、使用済みの活性白土はセメントの原料、有機肥料製造時の発酵促進に使われている。
カプロラクタム
(かぷろらくたむ)
(Caprolactam)
正しくはε-カプロラクタム(イプシロン-カプロラクタム)と言い、2-ケトヘキサメチレンイミンやアミノカプロン酸ラクタムなどの呼び名がある。白色の固体で、ナイロンや樹脂の原料に用いられている。
カーボンブラック
(かーぼんぶらっく)
(carbon black)
工業的には直径3~500nm(ナノメートル)程の炭素の微粒子。油やガスを不完全燃焼させて得るなどの方法がある。広義では「煤(すす)」と呼ばれるが、工業的には品質制御されたものを主にカーボンブラックと言う。
ゴムとの馴染みが良く、ゴム製品の補強材として使用されており、主に自動車のタイヤに用いられている。
タイヤの他にも各種ゴム製品、塗料、コピー機のトナー、磁気記録媒体(フロッピーディスクなど)の添加剤、化粧品(マスカラやアイライナー)の添加剤、食品着色料などに用いられている。
γ-ブチロラクトン
がんまー-ぶちろらくとん
(Gamma-Butyrolactone)
γ-ヒドロキシ酪酸ラクトン、テトラヒドロ-2-フラノンなどと呼ばれる、刺激臭を持つ無色油状液体。掘削油や塗料の剥がし剤などの原料に用いられている。
キシレン
(きしれん)
(xylene)
ジメチルベンゼン(dimethyl benzene)やキシロールとも言われる芳香族化合物で、3つの異性体(同数及び同種の原子を持つが、違う構造の物質を言う。)があり、o-キシレン、-キシレン、p-キシレンがある。
特徴的な臭気を持つ無色透明の可燃性液体で、毒劇法で医薬用外劇物に指定されている。塗料、可塑剤、医薬品などの一般的な溶剤の原料などに用いられている。
牛乳
(ぎゅうにゅう)
(milk)
牛の乳汁で、我が国では成分を調整していない生乳を牛乳と定義しており、脂肪分を調整したものを「低脂肪牛乳」と言い、商品名に「牛乳」を付ける事が出来る。牛乳成分を増減させたものを「加工乳」、牛乳成分以外の栄養分などを加えたもの「乳飲料」(コーヒー牛乳など)、牛乳を加工した製品(バター、ヨーグルト、アイスクリームなど)を「乳製品」と呼ぶ。
魚油
(ぎょゆ)
(fish oil)
鰯(いわし)や秋刀魚(さんま)など大量に捕獲される魚類を原料に採取される脂肪油。精製をしても空気中で容易に酸化し、しばらくすると独特の生臭い悪臭を発する。硬化油の原料の一つで、マーガリン、ショートニング、石鹸の原料、革製品の油などの原料に用いられている。
金属ナトリウム
(きんぞくなとりうむ) 
正しくは「ナトリウム(sodium)」と言い、元素番号11の銀白色の固体。非常に反応性が高く、酸や塩基に侵され、水とは激しい反応をする。空気中では容易に酸化する特徴があります。
工業分野では、ソーダ(曹達)と呼ばれ、これはナトリウム化合物を意味する。金属と区別をつけるために「金属ナトリウム」と区別して呼ばれる。ソーダ工業製品の一つで、有機合成試薬などに用いられている。
クラフトパルプ廃液
(くらふとぱるぷはいえき)
クラフトパルプ(Kraft pulp)とは、アルカリ性薬剤を用いて木材からパルプを得る手法で、製造法をクラフトプロセス(クラフト法)という。製造方法はチップ状の木材とアルカリ性薬剤(苛性ソーダなど)を高温、高圧下で煮詰め、その後溶液を分離し、パルプ以外の不純物を除去してクラフトパルプが出来上がる。
この分離後のパルプが除かれた溶液を「黒液」と言い、鉄道輸送では「廃液」と読んでいる。黒液はソーダ回収ボイラーの燃料に使用され、燃焼後の残渣(ざんさ)(これをスメルトや緑液という。)は水に溶かし、生石灰を混ぜて「白液」というものする。この「白液」はクラフト法では助剤として使われている。 
グリセリン
(ぐりせりん)
(glycerine)
アルコールの一種で、甘味のある無色透明の糖蜜状の液体。水に溶けやすく、吸湿性が強いのが特徴。大豆油や獣脂などの加水分解から得ている。医薬品や化粧品(保湿剤、潤滑剤、浣腸、うがい薬など)、食品添加物(甘味料、保存料、増粘安定剤など)の原料、化学原料では爆薬の成分や狭心症の薬に使われるニトログリセリンの原料に。凍り難い特性を活かして不凍液の原料など幅広い分野で用いられている。
クレゾール
(くれぞーる)
(cresol) 
メチルフェノール、クレシル酸、ハイドロキシトルエンとも言われる、フェノール類に分類される有機化合物。薬品臭のような特徴的な臭気を持つ、無色又は黄色の液体。構造異性体があり、O(オルト)-クレゾール、(メタ)-クレゾール、(パラ)-クレゾールの3種類があり、いずれも腐食性がある。コールタールを蒸留、精製する事で得られる。
かつてはクレゾール石鹸液(リゾール)が医療機関で消毒液として用いられていたが、特有の臭い等の理由から使用は減少している。消毒液をはじめ、合成樹脂、薬品等の原料に用いられている。
クロルスルホン酸
(くろるするほんさん)
塩化スルホン酸(Chlorosulfuric acid)とも言われる無色、淡黄色の油状液体で、強い刺激臭を持つ。吸湿性が強く、空気中では発煙を起こす。皮膚に触れると激しい薬傷を負い、煙を吸入すると肺が侵される。毒劇法で劇物に指定されている。
無水硫酸と塩化水素から合成され、有機合成におけるスルホン化剤として使用される他、合成洗剤や医薬品の原料に用いられる。
クロルピクリン
(くろるぴくりん)
(chloropicrin)
クロールピクリン、クロロピクリン、塩化ピクリン、トリクロロニトロメタンと呼ばれる有機化合物。刺激臭を持つ、粘性のある無色の液体で、衝撃や熱が加わると爆発する可能性があり、光や熱により塩化水素、窒素化合物等の有毒な気体を生じる事がある。主に農薬の原料として用いられている。かつては化学兵器の原料でもあった。
クロロベンゼン
(くろろべんぜん)
(chlorobenzene)
一般的には「モノクロロベンゼン」と呼ばれる。無色の可燃性液体。かつてはDDT(現在は製造禁止の殺虫剤)の原料として有名であったが、現在は除草剤、ゴムの合成中間体として重要なクロロニトロベンゼン、ジフェニルエーテルの原料として用いられている。
クロロホルム
(くろろほるむ)
(chloroform)
トリクロロメタンとも呼ばれる、強い甘みのある芳香を持つ無色透明の液体。多くの有機化合物を溶解する特徴があり、光や酸素に触れると容易に分解し、有毒ガスのホスゲンを発生させる。
冷却材のクロロジフルオロメタンなどフロン類の原料、溶媒などに用いられている。
因みにテレビなどで誘拐にクロロホルムを使用する(最近は見ないが。)シーンがあるが、これはクロロホルムが登場した19世紀後半から20世紀前半にかけて麻酔薬として外科手術に使用してきた事がヒントとなっている。実際は吸引をして、直ぐに気を失う事はなく、咳、吐き気、頭痛に襲われるので人さらいの役には立たない。また、多量に吸引すると血圧、呼吸、心拍の低下を招き、最悪は死に至る。肝臓や腎臓に影響があり、発がん性もある事から、毒劇法では医薬用外劇物に指定されている。
クロロメタン
(くろろめたん)
(Chloro methane)
メチルクロライド、クロルメチル、塩化メチル、フロン40、HCC40、R-40とも言われるエーテルのような芳香を持つ無色の可燃性気体。圧縮すると無色の液体になる。
かつては冷媒として使用されていたが、有毒(中枢神経が侵されるほか、慢性的な暴露では発がん性がある。)である事から現在は使用されていない。シリコンポリマーの中間体、メチル化剤、塩素化剤、発泡剤(ポリスチレン製造)の原料などに用いられている。
軽油
(けいゆ)
(light oil)
原油の蒸留から得られる、沸点範囲が180~350℃の無色透明の可燃性液体。石油製品の一つで、灯油に似た物性を持っている。(炭素数が異なる)主にディーゼルエンジンの燃料に用いられており、ディーゼル油とも言われる。鉄道輸送では「石油類」専用車で輸送される。
ケロシン
(けろしん)
(kerosene)
ガソリンの原料となるナフサよりも重く、軽油よりも軽い無色の可燃性液体。ケロシンを主成分として、灯油やジェット燃料などの石油製品が製造される。灯油は、無色透明の特有の臭気を放つ可燃性液体。主に家庭用の暖房器具、照明用器具、自家発電機用の燃料に使われる。鉄道輸送では「石油類」専用車で輸送される。
コークス
(こーくす)
(coke)
石炭を乾留(蒸し焼き)し、炭素部分だけを残した燃料を言う。コークスは製鉄での燃料が主な用途で、この他に家庭用燃料、冶金や鋳物製作等の燃料、研磨剤などの原料に用いられる。
コーリャン
(こーりゃん)
モロコシ(蜀黍)やタカキビ(高黍)、沖縄地方ではトーナチンと呼ばれるイネ科の一年生植物。外来語ではコーリャン、ソルガム、ソルゴーとも言われる。トウモロコシ(玉蜀黍)と混同されてしまうが、全くの別物。
熱帯、亜熱帯の作物で、乾燥に強く、稲や小麦が育たない地域でも成長できるのが特徴。食用、飼料、精糖、アルコール等非常に用途が広い。
小麦粉
(こむぎこ)
(wheat flour)
小麦を挽いてつくる穀粉。パン、うどん、ケーキ等多種多様な食品の材料として使用される。原料となる小麦の性質、使用部位、挽き方等により異なる呼び方があり、用途も異なる。その違いの一つとしてタンパク質とグルテンの量と質によるものがある。
小麦成分の7、8割がでんぷん、約1割がタンパク質である。タンパク質は水分を含む事で「グルテン」となり、小麦粉独特の料理を生み出す。グルテンのみを取出すと「麩(ふ)」になる。タンパク質の割合、グルテンの性質で次のように分類される。
薄力粉(はくりきこ)・・・タンパク質の割合が8.5%以下のもの。パン、ケーキ等菓子類に使用する。
中力粉(ちゅうりきこ)・・タンパク質の割合が9%前後のもの。うどん粉とも呼ばれ、うどん、お好み焼き等に使用する。
強力粉(きょうりきこ)・・タンパク質の割合が12%以上のもの。パンや麺類に用いる。
この他に全粒粉(小麦の皮、灰が、胚乳全てを粉にしたもの。食物繊維、ミネラル、ビタミンが豊富で、ビスケット、シリアル食品の原料に使われる。)、グラハム粉(全粒粉の一つ。表皮、胚芽は粗挽き、胚乳のみ細やかに挽き、これらを混ぜたもの。)等がある。
因みに「メリケン粉」という言葉は、輸入した小麦粉を言う言葉でアメリカン(American)の発音が由来。
こめ油
(こめゆ・こめあぶら)
(rice bran oil)
米糠(こめぬか)から抽出される植物油。米糠油とも言われる。原料を国産で賄える唯一の植物油であるが、大豆油などと比較すると価格が高い。血中コレステロール分を下げる効果があり、健康面で人気がある他、酸化し難さが製菓業界では歓迎されており、国産ポテトチップスのほぼ全てにこめ油又はこめ油を配合した油で揚げられている。
コンクリート混和剤
(こんくりーとこんわざい)
建物など構造物に欠かせないコンクリート。セメントに粗骨材と呼ばれる砂利、細骨材と呼ばれる砂、そして水を材料として加える事で出来上がる。このコンクリートの使用用途や目的(水分を減らしたい、早く固化させたい。など)により、それらを達成させる薬剤を加える事があります。この薬剤の総称を「こんわざい」と言い、使用量が多い場合は「混和材」、少ない場合は「混和剤」と区別している。
いずれも、コンクリートの性質を科学的に改良又は改質するもので、強度を高めるAE剤や減水剤などがある。
   
   
   

さ行

 専用種別  説    明 
サイズ剤
(さいずざい)
(sizaing agent)
製紙用薬品の一つ。紙に対してインクなどの液体の浸透性を抑え、裏写り、滲みを防ぎ、耐水性を与える目的の薬品。
酢酸
(さくさん)
(acetic acid)
刺激臭のある無色の可燃性液体。刺激性、腐食性が強い特徴がある。身近なものでは食酢に含まれており、強い酸味と刺激臭がある。試薬や工業製品として重要なものの1つにあげられる。
アセチルセルロース(合成樹脂)、ポリ塩化ビニル等の製造、食用などの原料に用いられる。
酢酸ビニル
(さくさんびにる) 
ビニルアセタート(vinyl acetate)と言い、香気ある無色引火性液体である。工業的にはエチレンと酢酸、酸素を合成する方法で製造される。合成樹脂の原料として用いられている。
3-メチル-1,5-ペンタンジオール
(3-めちる-1,5-ぺんたんじおーる)
(3-Merhyl-1,5-pentanediol)
略称は「MPD」。無色透明の液体。溶解性があり、水、エタノール、エーテルに容易に溶ける。合成樹脂、合成樹脂改質剤、合成樹脂可塑剤等の原料として用いられている。
三塩化リン
(さんえんかりん)
(Phosphorus trichloride)
トリクロロホスファンや亜リン酸トリクロリド等とも言われる。リン(燐)の塩化物の一つで、無機化合物の一つである。刺激臭を持つ、無色又は黄色の発煙性液体。毒性、腐食性があり、水とは激しい反応を起こす。毒物及び劇物取締法では毒物に指定されている。
工業的には重要な化合物の一つで、殺虫剤、可塑剤、難燃剤等の原料に用いられている。また、還元剤でもあり、五塩化リン、塩化ホスホリルの製造に用いられている。
酸化アルミニウム
(さんかあるみにうむ)
(aluminium oxide)
アルミニウムの酸化物であり、「アルミナ」、「礬土(ばんど)」と言われる。天然では、ルビー、サファイア、コランダムとして産出される。アルミニウムの材料、陶芸などのセラミック材料、研磨剤など高強度、耐熱衝撃性などを求められる分野、歯科治療など幅広い分野で用いられている。
酸化エチレン
(さんかえちれん)
エチレンオキシド(ethylene oxide)と言い、オキシラン、エポキシエタン、オキサシクロプロパンなどと呼ばれ、略称は「EO」。常温では刺激臭を伴う無色の引火性気体で猛毒。水や有機溶媒によく溶ける。空気が無くとも火花や静電気などで爆発する特徴がある。石油化学製品の一つで、エチレンの酸化によって得られる。
有機物質の合成時の中間体、精密機器や医療機器の滅菌、高級洗剤や界面活性剤の原料に用いられている。
酸化カルシウム
(さんかかるしうむ)
(Calciumu oxide)
石灰岩や貝殻を石灰窯で強く熱すると得られる化合物。日本語では「生石灰(せいせっかい)」と呼ばれる他、「しょうせっかい」とも呼ばれる。「しょうせっかい」は「消石灰」との区別から「きせっかい」と呼ぶ場合もある。腐食性のある、室温では結晶となるもの。
工業的にはセメントの原料、製鋼、陶磁器やガラスの副原料、土壌改質剤、炭化カルシウム(カーバイト)、水酸化カルシウムの生産原料等に使用される。
身近なものとして、乾燥剤、殺虫剤等がある他、水分を含むと発熱する性質を利用し、お弁当や清酒等を加温する発熱材にも用いられている。因みに発熱をすると水酸化カルシウムになる。
酸化プロピレン
(さんかぷろぴれん)
(Propene oxide)
1,2-プロピレンオキシド、1,2-エポキシプロパン、メチルオキシランなどと呼ばれるエーテル臭を持つ無色の可燃性液体。有機化合物の一つで、ポリウレタンなど各種化成品の出発原料として重要なものとして知られる。毒性、麻酔作用をもたらす特徴があり、皮膚に触れると薬傷を起こす。この他、非常に引火し易い特徴がある。
先述の通り、生産されたほぼ全てが、何らかの化成品の原料に用いられており、その他として特殊用途の溶媒や燃料に用いられる。
三塩化チタン
(さんえんかちたん)
(Titanium trichloride)
三塩化チタニウム、塩化チタン(Ⅲ)等とも呼ばれる、暗赤紫色の結晶。空気中で分解し、湿気や水分に触れると発熱を伴い分解する。オレフィン類の重合触媒の原料として重要なもの。
次亜塩素酸ソーダ
(じあえんそさんそーだ)
(Sodium hypochlorite)
次亜塩素酸ナトリウムとも言われる、次亜塩素酸のナトリウム塩を言う。水酸化ナトリウム水溶液に塩素を通じて得られる白色の固体。固体では不安定である事から、水溶液にする。この水溶液はプールの臭いを持つ。上水道やプールの殺菌、家庭用塩素系漂白剤、殺菌剤等に用いられており、身近な存在である。
ジアセトンアルコール
(じあせとんあるこーる)
(Diacetone alcohol)
別名、4-ヒドロキシ-4-メチル-2-ペンタノンと呼ばれる僅かな特徴のある臭いを持つ無色の可燃性液体。油脂、樹脂、ニトロセルロースなどの溶媒、氷結防止剤、人口シルク、写真用フィルムなどの原料に用いられている。
四塩化珪素
(しえんかけいそ)
(Silicon tetrachloride)
テトラクロロシラン、四塩化シリコンなどと呼ばれる刺激臭を持つ無色透明の液体。湿った空気中では発煙し、塩素ガスを発生させる。炭化ケイ素又は二酸化ケイ素と炭素の化合物を塩素気流中で熱すると得られる。
有機ケイ素化合物、シリコーン樹脂の原料に用いられている。
四塩化炭素
(しえんかたんそ)
(carbon tetrachloride)
香気ある無色透明の不燃性液体で有毒。天然ガス化学工業、石油化学工業の製品の一つで、有機塩素系溶剤の一つでもある。溶剤や冷却材など広く利用されていたが、毒性に問題(麻酔性があり、高濃度の蒸気や溶液に晒されると中枢神経に悪影響を及ぼす。慢性的な暴露では肝臓や腎臓に悪影響を及ぼす。)があり、試薬のみに利用されている。
ジエチルアミン
(じえちるあみん)
(diethylamine)
略称は「DEN」。特徴的な臭気(アミン臭)を持つ、無色の可燃性液体。有機化合物の一つで、第二級アミンである。水やエタノールに可溶で、腐食性があり、触れると化学火傷を起こす。
アセトアルデヒド又はエチルアルコールとアンモニア、水素の反応で製造され、エチルアミン、トリエチルアミンと共に生成されている。医薬品、界面活性剤、除草剤、塗料等の原料に用いられている。
ジエチルベンゼン
(じえちるべんぜん)
(Diethylbenzene) 
正しくは1,4-ジエチルベンゼンと言い、p-ジエチルベンゼン等とも呼ばれる。
ベンゼンのような芳香族臭を持つ無色の可燃性液体。イオン交換樹脂の原料や高沸点溶剤の原料に用いられている。
ジエチレングリコール
(じえちれんぐりこーる)
(Diethylene glycol)
3-オキサペンタン-1,5-ジオール、2,2’-ジヒドロキシリエチルエーテルとも呼ばれる粘稠ある無色の油状液体。皮膚吸収はされないが、経口摂取をすると毒性があり、死亡する恐れもある。
エチレングリコールを製造する際の副産物で、不飽和ポリエチレン樹脂、不凍液、インク、紙、塗料など多岐にわたって原料として用いられている。
 ジエチレングリコール
モノエチルエーテル

(じえちれんくりこーる
ものえちるえーてる)
(Diethyleneglycol monoethyl ether)
エチルカルビトールなどと言われる芳香臭ある無色の可燃性液体。各種樹脂の溶剤や可塑剤、塗料の原料に用いられている。
ジエチレングリコール
モノメチルエーテル

(じえちれんぐりこーる
ものめちるえーてる)
(Diethyleneglycol monomethyl ether)
メチルグリコール、メチルカルビトールなどと言われる無色の油状液体。印刷用インキ、染料、樹脂溶剤などの原料に用いられている。
ジエチレントリアミン
(じえちれんとりあみん)
(Diethylenetriamine)
3-アザペンタン-1,5-ジアミンなどと呼ばれる、特徴的な臭気を持つ、無色又は黄色の粘稠ある吸湿性液体。高温になると発火し、燃焼すると窒素酸化物などの有毒で腐食性のあるガスを生じさせる。酸化剤、硝酸、有機窒素化合物とは激しい反応を起こす。
繊維(防しわ剤)、農薬、コーティング剤、エポキシ樹脂硬化剤などの原料に用いられている。
シクロヘキサノール
(しくろへきさのーる)
(cyclohexanol)
ヘキサヒドロフェノール、シクロヘキシルアルコール、ハイドロキシシクロヘキサンと呼ばれる樟脳のような臭いを持つ無色の液体又は針状晶の第二級アルコールの一つ。25℃で融解するので、ねばねばの液体状で見る事が多い。プラスチック、ラッカー製造の溶媒、化学合成の中間生成物として用いられている。
ジシクロペンタジエン
(じしくろぺんたじえん)
(dicyclopentadiene)
略称は「DCPD」。樟脳のような芳香を持つ、白色結晶固体。有機化合物の一つで、ナフサ、重油の水蒸気分解によるエチレン生産時に共に生産される。レジンや不飽和ポリエステルレジン、インク、接着剤、塗料などの原料に用いられている。
 ジフェニルメタンジイソシアネート
(じふぇにるめたんじいそしあねーと)
略称は「MDI」。モノメリックMDIとも呼ばれる、芳香族ジイソシアネートの1つ。白色又は淡黄色の固体である。MDIには3種類の異性体(同じ種類の原子を持つが、構造が異なる事。)があり、4,4’-MDIはモノメリックMDIM-MDI)として知られている。
ポリウレタンフォーム、塗料、接着剤の製造に用いられている。
ジプロピレングリコール
(じぷろぴれんぐりこーる)
(Dipropylene glcol)
僅かな特異臭を持つ粘性のある無色透明の液体。プロピレングリコール製造時の副産物で、性質はプロピレングリコールに似ているが、高粘度で溶解力が高いのが特徴。
ポリエステル樹脂の中間原料、不凍液、印刷用インキの原料として用いられている。また、精製されたものは化粧品、香料の原料として用いられている。
脂肪酸
(しぼうさん)
(Fatty acid)
長鎖炭化水素1価のカルボン酸をいい、炭素の数、不飽和度などにより多くの種類がある。工業的には天然油脂の加水分解によって得られ、ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸などがある。
石鹼、医薬品、界面活性剤等の原料に用いられている。
ジメチルアセトアミド
(じめちるあせとあみど)
(dimethy lacetamide)
N,N-ジメチルアセトアミドとも呼ばれ、略称は「DMA」、「DMAC」。刺激臭のある無色の可燃性液体で、水に溶け、吸湿性の特徴を持つ。高沸点の極性溶媒として、有機化学合成に広く用いられている。
ジメチルアミン
(じめちるあみん)
(dimethylamine)
N-メチルアミン、DMAと呼ばれるアンモニアに似た刺激臭を持つ無色の可燃性気体。毒劇法では劇物に指定されている。水やアルコールによく溶ける性質を持つ。安定させるために輸送にはN2ガス(窒素ガス)を混ぜる。窒素ガスは不活性ガスの代表で、空気中にも約78%含まれている。
医薬品、農薬、合成樹脂、界面活性剤、触媒、ゴムの加硫化剤などの原料に用いられている。
ジメチルイソソルビド
(じめちるいそそるびど)
(Dimethyl isosorbide)
略称は「DMI」。イソソルビドジメチルエーテルなどと呼ばれる無色又は淡黄色の透明な液体。
溶剤や減粘剤などの原料に用いられている。
ジメチルカーボネート
(じめちるかーぼねーと)
(Dimethyl carbonate) 
略称は「DMC」。炭酸ジメチルとも言う。特有の臭気を持つ無色透明の可燃性液体。水には難溶である。強酸化剤と激しく反応し、火災や爆発を起こす。用途は様々で、塗料、接着剤等の原料やリチウムイオン二次電池の電解液等に用いられている。
ジメチルジクロロシラン
(じめちるしくろろしらん)
(Dimethy lidichlorosilane)
ジクロロシランとも言われる、刺激臭のある無色の可燃性液体。シリコーンゴム、シリコーンシーラント、シリコーン油、ケイ素樹脂の汎用グレードの主原料、エポキシ、アクリルなどの樹脂の改質、各種ジメチルシリル基を含んだ合成原料に用いられている。
ジメチルスルフィド
(じめちるするふぃど)
(dimethy sulfide)
略称は「DMS」。硫化ジメチルとも言われる、常温では特有の不快臭を持つ無色の液体で、有機硫黄化合物の一つ。メタノールと硫化水素を原料に生産される。特有の不快臭はキャベツの腐ったような臭いや、磯臭いといった表現が用いられる。ジメチルスルフィドは海苔の香り成分として重要なもので、磯臭さは海洋プランクトンでもつくられている他、口臭の原因となる成分の一つとしても知られる。
濃度が高いと危険性を増す特徴があり、酸化剤と反応し、火災や爆発の恐れがある他、濃度の高い気体は目や皮膚を刺激する有毒性がある。
殆どが、ジメチルスルホキシドの原料に用いられている。
ジメチルスルホキシド
(じめちるするほきしど)
(Dimethyl sulfoxide)
略称は「DMSO」。有機化合物の一つで、溶媒の1つでもある。無色透明の可燃性液体。多くの有機化合物や無機塩類も溶解する特徴があり、溶媒として広く用いられている。
紙薬剤水溶液
(しやくざいすいようえき)
製紙用薬品のうち、粉体の薬品を水溶液としたもの。
臭化水素
(しゅうかすいそ)
(Hydrogen bromide)
刺激臭を持つ無色の気体。液化をした水溶液は強酸の臭化水素酸と呼ぶ。毒劇法では劇物に指定されている。テレフタル酸の製造、臭化アルキルの原料などに用いられている。
シュウ酸カリウム
(しゅうさんかりうむ)
(Potassium Oxalate Monohydrate)
白色の結晶又は結晶性粉末で、水には容易に溶けるが、アルコールには難溶である。血液凝固防止材や還元剤の原料として用いられる。
臭素
(しゅうそ)
(bromine) 
原子番号35。常温では赤褐色の強烈な不快臭、猛毒を持つ液体。強力な酸化剤で金属や有機化合物と反応し易い特徴がある。有鉛ガソリンの添加剤、消火剤(ハロン)、土壌燻蒸剤(臭化メチル)、難燃剤に主に使用されるが、環境に与える影響が大きい事から、生産、消費量は減少に転じている。
臭素の英語である「bromine」はギリシャ語の悪臭を意味する「bromos」が由来。写真の感光材に臭素化合物である臭化銀が使用されており、印画紙に利用される。印画紙は英語で「bromide peper」と言い、この言葉が転じて、アイドルなどの写真を指す「ブロマイド」の語源となった。
硝酸
(しょうさん)
(nitric acid) 
無色の液体。腐食性、酸化性が強い特徴を持つ。代表的な強酸の一つとして知られる。水に溶ける性質があり、一般的にはこの水溶液を「硝酸」と呼んでいる。鉄道輸送では濃度68%未満を「希硝酸(きしょうさん)」、濃度98%以上を「濃硝酸(のうしょうさん)」と呼んでいる。
化学工業全般で使用されており、濃硝酸に二酸化窒素、四酸化二窒素を溶かすと「発煙硝酸」や「赤煙硝酸」と呼ばれる、更に強力な酸化力を持つ硝酸が出来る。これはロケットの酸化剤や推進剤に用いられている。希硝酸と濃硝酸を混ぜた「混酸」はニトロ化合物の合成により、爆薬、染料、肥料の製造に用いられている。この他に「EL硝酸」というものがあり、ELとはelectronicsの事で、電子部品製造用の高純度の硝酸を言う。
生石灰
(しょうせっかい)
酸化カルシウムをご覧下さい。
重クロム酸ソーダ
(じゅうくろむさんそーだ)
ニクロム酸ナトリウム(sodium dichromate)と言い、重クロム酸ソーダとも呼ばれる。赤色又は橙色の無臭の結晶で有毒。強酸化性があり、可燃性物質や還元性物質と反応をする。潮解性があり、水に溶け易い。
皮なめし、錆止め、防腐剤、油脂の漂白剤などに用いられている。
重油
(じゅうゆ)
(heavy oil)
原油の蒸留で最後に残った油、その油を処理して得られる石油製品で、褐色又は黒褐色の重質な油状液体で、燃料油(fuel oil)とも言われる。重油は軽油などの低粘度の油を調合し、用途に応じて粘度、硫黄分、引火点など性状を合わせて製品化される。動粘度(粘り気)により、1種から3種に分類され、1種はA重油、2種はB重油、3種はC重油と呼ばれる。A重油は農耕機械、漁船、ボイラーなどの燃料、B及びC重油は大型船舶用ディーゼルエンジン、大規模ボイラーの燃料に使われている。
潤滑油
(じゅんかつゆ)
歯車などに対して摩耗の消耗を軽減し、摩擦などによる抵抗を軽減させ、効率を良くするための油。冷却を目的又は兼ねる場合もある。
潤滑油は粘性が高く、油膜が丈夫という特徴があり、錆を発生させにくく、絶縁性が強いものもある。一般的には「機械油」とも言われていますが、削りだす際などに発熱を抑える目的を持つ切削油等も含まれており、目的が異なる事から「潤滑油」という言葉が生まれた。使用用途や性質などにより、多種多様な種類がある。
紙力増強剤
(しりょくぞうきょうざい)
(strengthening agent)
略して「紙力剤」と言われるもので、紙の強度を高める為に添加される薬品。大別するとティッシュペーパーや耐水性のある紙など水分を含んだ状態でも強度を高める「湿潤紙力増強剤」と紙製品の強度を高める「乾燥紙力増強剤」の2つがある。
写真廃液
(しゃしんはいえき)
写真や映画などに使用するフィルムの現像時に現像液や定着液などが使用される。廃液は使用済みの液体である。
シロキサン
(しろきさん)
(siloxane)
ケイ素と酸素からなる化合物で、Si-O-S(シロキサン結合)の総称をいう。
シリコーン工業では重要なもので、シラン、シリコーン(シリコンは半導体材料に代表されるケイ素(珪素:Si)を言い、シリコーンはケイ素をもとにつくられる人口化合物を言う。)が製造されている。
水酸化ホウ素ナトリウム
(すいさんかほうそなとりうむ)
(soduim boron hydride)
略称は「SBH」。テトラヒドロホウ酸ナトリウムとも言われる白色の個体。無機化合物の一つで、アルデヒドなどの有機化合物の還元剤(酸化物などを元の物質に戻す事。)として代表的なものである。有機合成化学の分野で使用される。
水酸化ホウ素ナトリウムは水に溶け易い性質だが、酸を加えると水素を発生させる特徴がある。一方でアルカリ溶液にするとその様な反応はない。鉄道輸送では苛性ソーダの水溶液に溶かして輸送され、「SBH苛性ソーダ水溶液」専用と表記されている。因みに「ベンヒット」という文字が添えられているが、これはパルプ関係の還元剤の名称である。
水性塗料
(すいせいとりょう)
塗料は顔料、樹脂、溶剤などを組み合わせ製造される。塗装後に塗膜として塗装したものを保護する成分(顔料、樹脂)と揮発して消える成分(溶剤)に分けられる。水性塗料はシンナーなどの有機溶剤を使用せず、樹脂を溶かし、塗り易くした塗料をいう。有機溶剤の代わりに水とした塗料も水性塗料という。
水硫化ソーダ
(すいりゅうかそーだ)
(sodium hydrosulfide)
硫化水素ナトリウムや硫化ナトリウムとも言われる、硫化水素臭を持つ、無色又は黄色の個体。強い潮解性、還元性、腐食性がある。酸と接触すると硫化水素を発生させる。
有機薬品の中間体などに用いられている。
スチレン
(すちれん)
(styrene)
香気ある無色透明の可燃性液体。熱や光により重合し易い性質である。スチレンモノマーは各種スチレン系共重合樹脂、ポリスチレン、ポリエステル樹脂、合成ゴムなどの原料に用いられている。
ステアリン酸カルシウム
(すてありんさんかるしうむ)
(Calcium Stearate) 
ステアリン酸と酸化カルシウムを加熱する事で生成される無臭の白色粉末。水に不溶という特徴がある。
粉体の流動性向上、固結防止剤、石鹼や洗剤の原料、鉛筆やクレヨンなどの硬化剤などに用いられている他、食品添加物としても用いられており、増粘安定剤、離型剤、医薬品では錠剤などの原料となっている。
生石灰
(せいせっかい)
酸化カルシウムをご覧下さい。
石炭
(せきたん)
coal)
数千年前~数億年前の植物が腐敗分解する前に地中に埋もれ、長期間地熱や地圧を受けて変質した事によって生成した物質の総称を言う。
産業革命以降、20世紀初頭までは燃料をはじめ、化学工業や都市ガスの原料として重要なものとして扱われ、「黒いダイヤモンド」とも言われた。しかし、第二次世界大戦以降は石油が採掘され、主力となった。我が国では明治時代に技術が輸入され、採掘が北海道や九州を中心に行われたが、ほぼ産出しつくした。現在はごく一部で行われているに過ぎず、多くが輸入に依存している。
石炭酸
(せきたんさん)
フェノールをご覧下さい。
石油
(せきゆ)
(Petroleum)
鉱物資源の1つ。英語の「Petroleum」はラテン語の岩石を意味する「Petra」と油を意味する「Oleum」が語源。石油は炭化水素が主成分で、少量の硫黄や酸素、窒素など様々な物質が含まれた油状液体。油田から採掘した後、ガスや異物、水分など大まかに除去する生成前のものを「原油(げんゆ)」と言い、石油製品をつくるため「分留」という方法で成分を分ける。分留とは、沸点の違いを利用し、液体をそれぞれ取り分けた後に蒸留(液体を気化させ、冷却しその液体を取出すこと。)させ、石油精製工程を経て、数多くの石油化学製品を製造する。主なものとして、ガソリン、軽油、重油などがある。
青化ソーダ
(せいかそーだ)
シアン化ナトリウム(sodium cyanide)と言い、青化ソーダ、青酸ナトリウム、青酸ソーダと呼ばれるアーモンド臭を持つ白色の固体。非常に有毒で、摂取するとシアン化物中毒を引き起こす。毒劇法では毒物に指定されている。
ソーダ工業製品の一つで、主要なシアン化アルカリとして知られている。主に有機合成に使用する青酸の発生原料、メッキなどに用いられている。
絶縁油
(ぜつえんゆ)
液状の絶縁体材料の一つ。多くが電力機器(変圧器など)の絶縁材料として使われている。かつてはPCB(ポリ塩化ビフェニル)が有名であったが、発がん性などの有毒性があり、使用はされていない。
石灰石
(せっかいせき)
(limestone)
鉱物である方解石、霰石(あられいし)、岩石である石灰石や大理石を資源として扱う時に用いられる鉱石名又は商品名を言う。科学的には炭酸カルシウムと言う。古くは建築用石材、漆喰の原料でしたが、18世紀以降になるとセメント製造法が発明され、セメント製造に使われはじめ、鉄鋼業では製銑工程、製鋼工程で不純物除去や冷却に使用されている。全国各地に石灰石の鉱山が点在しており、産出されています。
セメント
(せめんと)
(cement)
一般的には水や溶剤を加えると硬化する粉体をいい、広義には樹脂、石膏、にわかなどの接着剤全般を指す言葉である。狭義ではモルタルやコンクリートに使用されるものを指し、成分などで様々な種類がある。一般的に多く使用されるセメントは「ポルトランドセメント」というもの。イギリスにあるポートランド島で採れるポルトランド石に似ている(硬化した様子)事が由来で、ケイ酸カルシウムを主成分とする粉末である。
水を加えると硬化する性質があり、土木、建築において、構造物、塗装、接合用の材料として用いられる。
   
   
   
   
   

た行

 専用種別  説    明 
ターシャリ-ブチルアルコール
(たーしゃり-ぶちるあるこーる)
(tert-Butyl alcohol)
略称は「TBA」。teat-ブタノール、2-メチル-2-プロパノールとも呼ばれる樟脳のような臭いを持つ無色可燃性固体。アルコールに溶け易い性質がある。
医薬品、農薬、香料、塗料用溶媒、ガソリン添加剤などの原料に用いられている。
大豆油
(だいずゆ)
(salad or cooking)
大豆の種子から採取される油脂で、植物油の代表的なもの。サラダ油、マヨネーズ、マーガリンなどの原料である。大豆の採油は古くから玉絞めといった低温圧搾法が用いられていたが、効率が低い問題があった。現代においては、砕いた大豆に溶剤(n-ヘキサン)を用いて脱脂する溶媒抽出法が開発されている。溶剤と聞くと不安視されるが、溶剤は加熱する事で除去出来、安全性が十分に確保されている。
炭酸エチレン
(たんさんえちれん)
(ethylene carbonate)
エチレンカーボネートとも言われる淡黄色の固体。液体では無色無臭の液体となっている。エチレングリコールと炭酸から製造され、極性溶媒、電解液、可塑剤に用いられている。
 炭酸カルシウム
(たんさんかるしうむ)
(calcium carbonate)
見掛けは白色の粉末。カルシウムの炭酸塩で、サンゴ、鶏卵の殻、石灰石、大理石、方解石等の主成分。肥料、窯業、製紙、化粧品、食品添加物等の広範な工業分野で利用されている。鉄道輸送されているものは、石灰石を細かく砕いたもので、石炭を燃焼させる際に公害防止材として加えるもの。
炭酸ナトリウム
(たんさんなとりうむ)
(sodium carbonate)
炭酸ソーダとも言われる、アルカリ金属炭酸塩。水溶液にすると苦みのある液体となる。工業的にはトロナという鉱物を原料に精製する方法などで得られる。水分を含まないものは「ソーダ灰」と言う。
食用では中華麵のかん水、こんにゃくの凝固剤に利用。工業上は粉石鹼や合成洗剤の原料、ソーダ灰ガラスの原材料に用いられている。
チオ硫酸アンモニウム
(ちおりゅうさんあんもにうむ)
(ammonium thiosulfate)
アンモニア臭を持つ、無色透明の液体。チオ硫酸アンモン液とも呼ばれる。肥料、金や銀の精製などに用いられている。
調味液
(ちょうみえき)
味の素株式会社が昭和42年に発売した世界初の化学調味料(うま味調味料)である「味の素®」。このうま味はアミノ酸の一つであるグルタミン酸を主成分としている。鉄道輸送では精製前の原料が運ばれている。
テトラヒドロフラン
(てとらひどろふらん)
(tetrahydrofuran)
略称は「THF」。テトラメチレンオキシド、オキソラン、オキサシクロペンタンとも呼ばれる常温、常圧では芳香のある無色の可燃性液体。水と混和し、多くの有機化合物や高分子を溶解するため、溶媒として利用される。この他にポリエーテル(ポリテトラメチレンエーテルグリコール)の原料に用いられている。
テトラブロモビスフェノールA
(てとらぷろもびずふぇのーるえー)
(Tetrabromobisphenol-A)
略称は「TBA」、「TBBPA」。特徴的な臭気を持つ白色の結晶又は粉末状の固体。水溶性は低いが、メタノールやアセトンにはよく溶ける特徴がある。
臭化化合物の難燃剤、ABS・エポキシ・フェノールなど各樹脂、接着剤の添加難燃剤の原料に用いられている。
テルペン
(てるぺん)
(terpene)
イソブレンを主とする炭化水素で、主に植物からつくられる生体物質。精油(エッセンシャルオイル)から発見され、炭素10個の化合物に与えられる名称の総称である。天然有機化合物で、テルペノイドやイソブレノイドなどイソブチレンの単位(C)により区分され、化合物は6000種類以上ある。
香料、お菓子、清涼剤、天然ゴム(イソブレンゴム)などの原料に用いられている。
テレフタル酸
(てれふたるさん)
(terephthalic acid)
略称は「TPA」。芳香族ジカルボン酸の一つで、白色の結晶又は粉末。石油化学製品の一つで、ポリエステル樹脂や繊維の原料に用いられている。
因みにエチレングリコールと組み合わせ生成されるポリエステルはポリエチレンテレフタレート(PET)と呼ばれ、ペットボトル製造の原料となる。
tert-ブチルヒドロベルオキシド
(tert-ぶちるひどろべるおきしど)
(teat-butyl hydroperoxide) 
コンテナでは「パーブチルH-69」という専用種別で表記されている。強力な酸化剤として知られる可燃性液体。可燃性物質、還元性物質と激しく反応し、火災を起こすと刺激性、腐食性、毒性のあるガスを発生させる。
樹脂製造用の重合剤、酸化剤に用いられている。
糖蜜
(とうみつ)
2つの意味があり、1つは糖分を含んだ液体(シロップ:syrup)を言い、もう一つは砂糖を原料から精製する際に出る副産物(モラレス:molasses)を言う。モラレスは廃糖蜜とも言われる。
糖蜜は精糖、料理、醸造に使用される。モラレスは精製後の食品廃材となりますが、原料となるサトウキビなどでは多くの糖分が含まれており、甘味料、うま味調味料、アルコール、発酵食品の原料に使われている。
玉蜀黍
(とうもろこし)
(corn) 
とうきび等と呼ばれるイネ科の一年生植物。食糧や家畜の飼料の他に、コーンスターチ、油、バイオエタノールの原料に用いられる。焼いてバターや醬油を加えて食べたり、茹でてそのまま食すのも良し。サラダやラーメン等の添え物等食べ方は多種多様である。
トリエタノールアミン
(とりえたのーるあみん)
(triethanolamine) 
有機化合物のアミン(アンモニアの水素原子を炭化水素基又は芳香族原子団に置き換えた化合物)の一つで、特徴的な臭気を持つ淡黄色の液体。
シャンプーやスキンローションなどの製造時にpH調整剤として用いられている。
トリクロールエチレン
(とりくろーるえちれん)
トリクロロエチレン(trichloroetylene)と言い、トリクロールエチレンとも言われる。甘い香りを持つ、無色透明の不燃性液体。脱脂力が大きい特徴があり、これを活かして半導体の洗浄、クリーニング剤として1980年代まで広く用いられていたが、発がん性が見つかった事、土壌汚染や地下水汚染の原因になる事が判明し、代替物質への移行が行われた。
トリクロロシラン
(とりくろろしらん)
(trichlorosilane)
三塩化シランとも言う、刺激臭を伴う無色の可燃性液体。極めて引火性が高く、水や強酸化剤などと触れると加熱し、塩化水素など可燃性及び毒性の強いガスを発生させる。
半導体工業では高純度ケイ素の原料、有機ケイ素化合物の原料に用いられる。
トリクロロフェニルシラン
(とりくろろふぇにるしらん)
(Trichlorophenyls ilane) 
刺すような臭いを持つ無色の可燃性液体。水素や水蒸気と触れると非常に激しい反応と共に発熱を起こし、塩化水素又は塩酸の蒸気を発する。撥水剤、絶縁樹脂、耐熱塗料としてのシリコン合成に用いられる。
トリクロロ(メチル)シラン
(とりくろろ(めちる)しらん)
(Trichloro(methyl)silane)
塩酸のような刺激臭を持つ無色透明の可燃性液体。水や強酸化剤と激しく反応し、塩化水素を生じさせる。燃焼によっても分解し、塩化水素を生じさせる。アルミニウムやマグネシウムなどの金属を侵す特徴がある。
シリコン樹脂、シリコン撥水剤などケイ素化合物の合成原料に用いられている。
トリノニルフェニルホスファイト
(とりのにるふぇにるほすふぁいと)
(trisnonylphenyl phosphite)
トリス(ノニルフェニル)フォスファイトと言い、無色の粘稠ある可燃性液体。燃焼すると刺激性がある有毒なガスを発生させる。ゴムの老化防止剤に用いられている。
トルエンジイソシアネート
(とるえんじいそしあねーと)
(toluene diisocyanate)
略称は「TDI」。無色又は淡黄色の刺激臭を持つ油状液体で、有毒。主に軟質ポリウレタンフォームの原料として用いられている。
トリメチルクロロシラン
(とりめちるくろろしらん)
(Trimethylchlorosilane)
クロロトリメチルシランとも言う、刺激臭を持つ無色の可燃性液体。加熱すると分解し、塩化水素やホスゲンなど有毒、腐食性のあるガスを発生させる。
主にトリメチルシリル化剤の合成反応に用いられている。
トリメチロールプロパン
(とりめちろーるぷろぱん)
(Trimethylolpropane)
略称は「TMP」。無臭の吸湿性がある無色又は白色の結晶。ブタナール(ブチルアルデヒド)とホルムアルデヒドからつくられる有機化合物の1つ。ポリオールの1つ。
ポリウレタン樹脂塗料、印刷用インキの原料に用いられている。
トルエン
(とるえん)
(toluene)
特徴的な臭気を持つ無色透明の可燃性液体。水には難溶だが、アルコール類、油類などには可溶であり、溶媒として広く用いられている。常温では揮発性がある。人体には麻酔作用があり、蒸気の吸入は中毒性があり、長期にわたり吸入を続けると回復不能の脳障害を負う。この事から、毒劇法では劇物の指定を受けている。
先述の通り、溶媒に用いられ、ペンキ、化学物質、ゴム、接着剤、殺菌剤、マニュキュアなど様々なものを溶解出来る為、これらの原料になる他、ポリウレタン、火薬の原料にも用いられている。

な行

 専用種別  説    明 
ナフサ
(なふさ)
(naphtha)
原油を蒸留して得られる製品のうち、沸点範囲が30~180℃程度のものを言う。粗製ガソリンとも呼ばれる。
沸点範囲が35~80℃程度のナフサを「軽質ナフサ」と言い、石油化学工業のエチレンプラントの原料、都市ガスの燃料などに用いられる。一方、沸点範囲が80~180℃のナフサを「重質ナフサ」と言い、ガソリン、芳香族炭化水素製造の原料、オイルライターの燃料などに用いられる。
この他に輸入されるナフサには軽質ナフサと重質ナフサを混ぜた(沸点範囲が広い)ものがあり、これをフルレンジ・ナフサという。
ニトロベンゼン
(にとろべんぜん)
(nitrobenzene)
桃を腐らせたような芳香を持つ淡黄色油状液体で、有毒。毒劇法で劇物に指定されている。濃硝酸と濃硫酸を混合した液体を「混酸」と言い、この混酸とベンゼンを反応させ製造される。この様な反応を「ニトロ化」と言い、出来たものは「ニトロ化合物」と言う。ニトロ化合物=爆発物というイメージがあるが、ニトロベンゼンには爆発性はない。
芳香族化学薬品の一つで、アニリンの合成やゴム、農薬などの製造、靴や床の研磨剤、靴の不快臭を消す製品などに用いられている。
二硫化炭素
(にりゅうかたんそ)
(carbon disulfide)
代表的な炭素の化合物で、無色又は淡黄色の不快臭のある揮発性の高い可燃性液体。有毒で神経系に影響を及ぼす。合成繊維(レーヨン)やセロファン、四塩化炭素の製造、樹脂やゴムの溶剤に用いられる。輸送時は揮発防止のため、水が積載される。
 2-プロパノール
(2-ぷろぱの-る)
(2-propanol)
イソプロピルアルコール、イソプロパノール、IPA等と呼ばれる、芳香ある無色の可燃性液体。
アセトン合成の中間原料、グリセリンの合成原料、印刷用及び文具用インキの基材、消毒剤、CDやDVD等のレンズクリーニング液、コンタクトレンズ洗浄液、燃料用水抜き剤など広汎に用いられている。
 2,4,6-トリプロモフェノール
(2,4,6-とりぷろもふぇのーる)
(2,4,6-Tribromophenol)
略称は「TBP」。白色の針状又はプリズム状の結晶体。フェノールの臭素化誘導体で、臭素化エポキシ樹脂などの難燃剤製造の中間体として用いられている。
2,5-ジ-tert-アミルぺンゾキノン
(2,5-じ-tart-あみるぺんぞきのん)
(2,5-di-tert-amylbenzoquinone)
略称は「DAQ」。淡黄色又は褐色の粉末で、水に溶ける。水溶液は刺激性があるものとなる。用途は不明。
ノルマルパラフィン
(のるまるぱらふぃん)
(noromal paraffin)
パラフィン系炭化水素の一つで、灯油に似た物性を持つ無色引火性液体。融解潜熱や生分解性が高いのが特徴。蓄熱材や界面活性剤の原料として用いられている。
 -ブチルリチウム
(のるまるぶちるりちうむ)
-butyllithium)
ブチルリチウムとも言われる刺激臭を持つ、黄褐色の可燃性液体。空気と水には非常に敏感で、空気に触れると発火し、水とは激しく反応を起こす。取扱いは不活性瓦斯の下、活性を落として扱わなければならない。
有機合成上、重要な有機リチウム化合物であり、ポリブタジエン、スチレン等を得る重合開始剤として用いられている他、プロトン引抜き剤、リチオ化剤として広く用いられ、エコタイヤ、医薬、農薬等の製品がつくられている。

は行

 専用種別  説    明 
廃アルカリ
(はいあるかり)
(Waste alkali)
水溶液の廃棄物でアルカリ性のものを言う。代表的なものは水酸化ナトリウムで、パルプや石鹼製造で排出される。この他、化学工業では廃液となるアンモニア、写真現像での廃液がある。廃アルカリは様々な方法でリサイクルが行われる。 
廃液
(はいえき)
不要となり、捨てられる汚れた液体の総称。薬品工場、化学工場をはじめ、一般家庭に至るまで、あらゆる場所で発生する。中には有害物質を含む場合もあり、正しい処理が求められる。
ハイドロフルオロカーボン
(はいどろふるおろかーぼん)
(hydro fluoro cabon) 
炭素水素化合物(ハイドロカーボン)を構成する水素を一部、又は全部をフッ素に置き換えた化合物で、多種あり、その総称をいい、略称は「HFC」。 塩素を含むクロロフルオロカーボン(CFC)やハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)はオゾン層に影響があり、その代替として登場した。しかし、温室効果ガスである事から排出削減を必要とするガスに指定されている。回収や大気に放出させない構造にするなどの改善が行われている。
冷凍や冷蔵機器の冷媒、フッ素樹脂の原料に用いられている。
麦芽
(ばくが)
(malt)
主に大麦の種子を発芽させたもので、ビールやウイスキー、水飴の原料に用いられる。
発煙硫酸
(はつえんりゅうさん)
(Oleum)
濃硫酸に無水硫酸(三酸化硫黄)を吸着させたもの。湿った空気中では白煙と刺激臭を発する粘稠性のある液体。毒劇法で劇物に指定されている。有機合成においてスルホン化試薬、染料や医薬品の原料に用いられる。 
撥水剤
(はっすいざい)
ナノ粒子の化合物を表面に均一に塗り、表面の材質と結合作用させる事で撥水作用を与える加工剤の一つ。樹脂などで完全に覆うコーティングとは異なり、繊維(衣類)では通気性を損なわないなどの利点がある。
パークロールエチレン
(ぱーくろーるえちれん)
テトラクロロエチレン(tetrachloroetylene)と言い、パークロールエチレンやパーク、PEC等の呼び名がある。
鋭く甘い悪臭を放つ、無色透明の不燃性液体で、多くは溶媒として利用されるほか、ドライクリーニング、金属製工業品の油落としなどに用いられている。
バニッシュ
(ばにっしゅ)
(Varnish)
バニッシュ又はバーニッシュと言う。日本語読みにする際に「ワニス」に転訛した。一般的には「ニス」と呼ばれる。木材などの表面保護に用いる塗料の一つ。同じ表面保護で使われるものに「ラッカー(Lacquer)」があるが、これは溶剤を下地としてつくった速乾性を持つワニス又は塗料を言う。
パラフィン
(ぱらふぃん)
石油に含まれており、分留によって取り出される。ケロシンと混同を避けるため「パラフィンワックス」とも呼ばれる。
常温では半透明、白色の軟らかい固体で、科学的には安定した物質である。一方、流動パラフィンというものがあり、常温では無色の液体で非揮発性。流動パラフィンはホワイト油、ミネラルオイルなどと呼ばれ、身近なものとしてベビーオイルがあります。
パラフィンはろうそく、クレヨン、着火剤などの原料、パラフィン紙(油紙)、可塑剤(ガムベースなど)、化粧品など多岐にわたって利用されている。
蓖麻子油
(ひましゆ)
(castor oil)
トウゴマの種から採取される植物油。主に工業用に用いられており、潤滑油、インキ、ワックス、髪油(ポマードやびんつけ油)、香料等の原料、セバシン酸、有毒なリシンの原料、医薬品製造(主に下剤)の原料に用いられている。
 ピリジン
(ぴじりん)
(pyridine)
アザベンゼンとも呼ばれる、魚が腐り果てたような不快臭を持つ無色透明の可燃性液体。吸湿性が強いのが特徴。医薬品(抗ヒスタミン剤や鎮痛剤など)、界面活性剤、溶剤などの原料に用いられている。
フェノール
(ふぇのーる)
(phenol)
石炭酸とも呼ばれる、水彩絵の具のような特異臭を持つ、常温では白色の結晶体。毒性、腐食性があり、皮膚に触れると薬傷を起こす。毒劇法では劇物に指定されている。
石油化学製品の一つで、有機合成化学工業では重要な原料の一つ。フェノール、エポキシなど各種プラスチックの原料、医薬品、農薬の原料などに用いられる。
フェノール類のうち、化合物であるヒドロキシベンゼン、ベンゼンの水素原子の一つを水酸基(ヒドロキシル基)に置換された化合物を
フェノレートと言う。
ブチルアルデヒド
(ぶちるあるでひど)
(butyraldehyde) 
-ブチルアルデヒド(ノルマルブチルアルデヒド)やブタナールとも言われる、甘酸っぱい焦げたような刺激臭を持つ、無色の可燃性液体。刺激臭は悪臭防止法で特定悪臭物質として指定されている。有機化合物で、アルデヒドの1つ。石油化学製品の一つでもあり、有機合成の原料、可塑剤製造の原料などに用いられている。
フッ化水素酸
(ふっかすいそさん)
(Hydrofluoric acid)
一般的には「フッ酸」と呼ばれるフッ化水素の水溶液で、無色の溶液で猛毒である。フッ酸に触れると激しく体が腐食される。毒劇法では医薬用外毒物に指定されている。
工業的に重要な物質で、フッ素化合物の原料、ガラス加工、半導体のシリコン酸化膜のエッチングなどに用いられている。
不飽和ポリエステル樹脂
(ふほうわぽりえすてるじゅし)
(unsaturated poiyester resin)
無水マレイン酸とグリコールから製造されるポリエステルをスチレンやメチルメタクリレートに溶かし、加熱、硬化させた樹脂。これにガラス繊維を加える事で繊維強化プラスチック(FRP)が製造される。
建築資材、住宅機材、輸送機器など幅広い分野で用いられている。
フライアッシュ
(ふらいあっしゅ)
(Fly ash)
石炭を燃焼させた後に残る灰で、微粒子状の細かいもの。コンクリートとの相性が良く、骨材にすると耐久性や流動性等が向上する。吸水性が高いのが特徴で、汚泥、流動性残土に混合し、埋め戻し剤にも利用される。この他、映画等では埃を表現する為に使用され、爆破シーンでは爆発規模をより大きく見せる効果に用いられる。
フルオロカーボン-245fa
(ふるおろかーぼん-245fa)
(fluoro cabon-245fa)
1,1,1,3,3-ペンタフルオロプロパンとも言う無色の液化ガス。代替フロンの1つで、冷凍機用冷媒、硬質ウレタン発泡剤の原料に用いられている。
フルオロスルホン酸
(ふるおろするほんさん)
(fluorosulfonic acid) 
スルホン酸の一つで、特異臭を持つ無色透明の液体。フルオロ硫酸とも呼ばれる。三酸化硫黄とフッ化水素の反応で得られる。加水分解により毒性の強いフッ化水素を発生させる事から、毒劇法では毒物に指定されている。
アルカンを異性化させたり、アルケンによって炭化水素をアルキル化するのに用いられる。
プロピオン酸
(ぷろぴおんさん)
(propionic acid)
無色の油状可燃性液体で特有の不快臭があり、刺激性、腐食性が強い特徴がある。油脂の加水分解によって得られる脂肪酸のうち、最も炭素数が少ない事から「最初の脂肪酸」という言葉が生まれ、語源となった。
印刷用インクの原材料を合成するための中間体、香料、医薬品の原料などに用いられる。
プロピレンオキサイド
(ぷろぴれんおきさいど)
酸化プロピレン(methyl oxirane)と言い、メチルオキシラン等とも呼ばれる。エーテル臭を持つ無色引火性液体で、毒性、麻酔性がある。揮発性が高い上に、沸点、引火点が低い事から、非常に引火し易い特徴がある。
主にポリウレタンやポリエステルの製造に用いられている。
プロピレングリコール
(ぷろぴれんぐりこーる)
(propylene glycol)
プロパン-1,2-ジオールとも言われる、無色、無味無臭で吸湿性が強い油状液体。石油化学製品の一つで、保湿剤、乳化剤、不凍液、溶媒などに用いられている他、保湿性、防カビ性に富むため、医薬品、化粧品、食品の品質改善剤などに用いられている。
プロピレングリコールメチルエーテル
(ぷろぴれんぐりこーるめちるえーてる)
(propylene glycol methyl ether)
1-メトキシ-2-プロパノールとも言われる第2級アルコールの1つ。プロピレングリコールメチルエーテルの略称は「PGME」。無色透明の可燃性液体で、引火点は31℃。287℃に達すると自然発火する。
プロピレングリコールメチルエーテルアセタート
(ぷろぴれんぐりこーるめちるえーてるあせたーと)
(propylene glycol monomethyl ether acetate)
略称は「PMA」。2-メトキシ-1-メチルエチルアセタート、1-メトキシプロパン-2-イル アセタート等と呼ばれる特異臭を持つ無色の可燃性液体。極めて燃え易く、火花や熱で容易に発火する性質がある。主に溶剤の原料に用いられている。
プロピレングリコールモノメチルエーテル
(ぷろぴれんぐりこーるものめちるえーてる
(Propyleneglycol monomethy lether)
略称は「PMA」。1-メトキシ-2-ヒドロキシプロパン等と呼ばれる特異臭を持つ、無色の可燃性液体。極めて引火し易く、刺激性、腐食性、毒性のあるガスを発生させる。塗料、インク溶剤、電子材料洗浄剤等の原料に用いられている。
ヘキサメチレンジイソシアネート
(へきさめちれんじいそしあねーと)
(Hexamethylene diisocyanate)
略称は「HDI」。脂肪族ジイソシアネートの一つで、刺激臭のある無色の液体。酸やアルコール、アミン等とは激しく反応し、火災や爆発を起こす。皮膚や眼に対しては腐蝕性がある。毒物及び劇物取締法では劇物に分類されている。
ポリウレタン樹脂製造の硬化剤として利用され、製造されたポリウレタンはウレタン系塗料として使われている。この他に印刷用インキ、接着剤等に用いられている。
ベンゼン
(べんぜん)
(benzene)
ベンゾールとも呼ばれる無色で甘い芳香のある引火性液体で有毒。原油に含まれており、石油化学においては基礎的化合物の一つである。かつては製鉄産業においてコークスの副産物として生産されていたが、現在は石油精製によって生産される。スチレンやフェノール樹脂などの原料や他の化学物質の製造原料として用いられる。
ポリアクリル酸ナトリウム
(ぽりあくりるさんなとりうむ)
(Sodium polyacrylate)
ポリアクリルソーダとも言われる無色透明の固体。高吸水性高分子の一つで、自重の数百倍から約千倍の水を吸収し、保持できる特徴がある。
紙おむつ、生理用品、保冷剤、ローション、携帯簡易トイレ、水処理剤など多岐にわたって利用されている。
ポリエステル
(ぽりえすてる)
(polyester)
略称は「PES」。ジカルボン酸(多価カルボン酸)とポリアルコール(ジオール)を合成したもの。ポリエチレンテレフタラートなど様々なものが存在する。
ポリエステルポリオール
(ぽりえすてるぽりおーる)
ポリウレタン用ポリオールの一つ。数種類のカルボン酸と多価アルコールを組み合わせて製造される。ウレタン樹脂や接着剤の原料に用いられている。
ポリエーテルポリオール
(ぽりえーてるぽりおーる)
(Polyyether polyol)
エチレンオキサイドやプロピレンオキサイドを原料に製造されるポリウレタン用ポリオールの1つ。無色の可燃性液体。
家具、自動車のシートクッション、防水材やシーリング材に用いられている。
ポリエチレン
(ぽりえちれん)
(polyethylene)
略称は「PE」。エチレンを原料とする樹脂の一つ。酸やアルカリに安定し、絶縁性も高い。一方で静電気を帯びやすい。という特徴を持つ。容器やフィルムなどに用いられている。
ポリエチレンテレフタラート
(ぽりえちれんてれふたらーと)
(polyethylene terephthalate)
ポリエチレンテレフタレートとも呼ばれるポリエステルの一つ。略称は「PET」。この略称は飲料などの容器に用いられるペットボトルの由来となっている。この他、商標では「テトロン」(帝人と東レの共同商標)がある。
エチレングリコールとテレフタル酸の組み合わせで製造されており、ペットボトルの他にフィルムやフリースなど衣類用繊維の原料に用いられている。
ポリ塩化アルミニウム
(ぽりえんかあるみにうむ)
(pori Aluminium chioride)
略称は「PAC」。水酸化アルミニウムを塩酸に融解したもので、弱酸性の淡黄色の透明な液体。水処理薬品として使われている。
ポリ塩化ビニル
(ぽりえんかびにる)
(polyvinyl chloride)
略称は「PVC」。塩化ビニル樹脂、塩ビなどと呼ばれる合成樹脂の一つ。塩化ビニルモノマーの合成によって製造されている。ただ、合成するだけでは硬くて、脆い。紫外線の影響を受け、塩素原子が離れる事により、劣化し易い。そこで、柔らかくする可塑剤と劣化を遅らせる安定剤が添加されている。原料の一つである塩素ガスはソーダ工業で食塩水を電気分解する際に副産物として生成される。
添加する可塑剤の量で硬質から軟質まで自由に出来、耐水性、耐酸性、耐溶剤性、難燃性、電気絶縁性と非常に優れている事から、衣類、断熱材、絶縁材、包装材料、水道パイプ、自動車部品、玩具など広汎に用いられている。
ポリオールプレミックス
(ぽりおーるぷれみっくす)
ポリオールとはポリウレタン用原料の主要なもので、様々なものを加えて製造される。プレミックスとは用途に合わせ、必要となる物質を適切な比率で配合したものを言う。身近なものではホットケーキミックス、唐揚げ粉があり、この様な商品をプレミックス商品と言う。
ここでは、ポリウレタン製品の製造に必要なポリオールと他の物質を混ぜたものを言う。
ポリカーボネート
(ぽりかーぼねーと)
(polycarbonate)
ポリカルボナート、ポリカとも言われ、略称は「PC」。熱可塑性プラスチックの一つで、ドイツバイエル社が開発したもの。透明性、耐熱性、難燃性等において高い物性を示し、耐衝撃性では一般的な硝子の250倍以上の強さと言われる。高い物性ながら安価である事から、自動車、航空機等の輸送機器、医療機器、防弾ガラス等の幅広い分野の材料として用いられている。サンスター文具の「像が踏んでも壊れない」という筆箱はポリカーボネートでつくられたものである。一方で、薬品耐久性は弱く、アルカリ剤、溶剤は劣化が早くなる。また、接着剤は使用出来ない。といった欠点がある。
ポリスチレン
(ぽりすちれん)
(polystyrene)
略称は「PS」。スチロール樹脂と呼ばれるもので、ポリスチロールとも言われる。スチレンから得られるプラスチック樹脂の一つである。大別すると2種類あり、一つは透明性が高く、硬い特徴を持つ「汎用ポリスチレン(GPPS)」。もう一つはゴム成分を加え、衝撃性を改良した「耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)」がある。
熱を加えると容易に形を変えられる事から、日用雑貨品、プラモデルの素材など身近に大量使用されている。また、発泡剤を加え、成形した発泡スチロールもあり、断熱容器、建築材料など広汎に用いられている。
 ポリブテン
(ぽりぶてん)
(Polybutene)
イソブテンを主とした共重合物質で、無色透明の可燃性液体。潤滑油や接着剤、ゴムなどの改質剤、チューインガム可塑剤などの原料に用いられている。
ポリプロピレン
(ぽりぷろぴれん)
(polypropylene)
略称は「PP」。プロピレンを原料とする熱可塑性樹脂の一つ。汎用樹脂の中ではトップクラスの耐熱性があり、比重が最も小さく、水に浮かぶ。強度もそこそこあり、耐薬品性に優れ、耐光性が低い特徴がある。
プラスチック製部品、各種容器など広汎に用いられている。
ポリプロピレングリコール
(ぽりぷろぴれんぐりこーる)
(polypropyleneglycol)
ポリピレンオキシドとも言われ、略称は「PPG」。プロピレングリコールの重合体で、無色又は淡黄色の粘稠液体。石油化学製品の一つで、多数の品種があり、それぞれ物性が異なる。ポリウレタン樹脂や界面活性剤の原料に用いられている。
ポリマーポリオール
(ぽりまーぽりおーる)
ポリウレタン用ポリオールの一つ。ポリエーテルポリオールの中でアクリロニトリルやスチレンを共重合させ、ポリマー微粒子を分散させて製造される。
ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート
(ぽりえちれんぽりふぇにるぽりいそしあねーと
(Polymethylene polyhenylene polyisocyanate)
略称は「PMDI」。ポリメリックMDIと言われる、臭いは殆ど無い暗褐色の液体。MDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)の3種類の異性体の一つである、モノメリックMDIとポリイソシアネートの混合物である。ポリウレタン製品の重要な原料の一つで、様々な製品に用いられている。
 ホルマリン
(formalin)
ホルムアルデヒドを37%以上含む水溶液で、刺激臭を持つ無色透明の液体。重合や沈殿を防ぐ目的で安定化剤のメタノールが6~15%含まれる。原液や濃度が高い水溶液は、ホルムアルデヒドを含んだ蒸気が発生し、人体に有毒である事から、毒物及び劇物取締法(毒劇法)で医薬用外劇物に指定されている。
メタノールから製造され、生物の組織標本作成のための防腐処理をはじめ、フェノールや尿素樹脂の原料、有機合成の原料などに用いられている。

ま行

 専用種別  説    明 
マワ車
(まわしゃ)
(Mawasya)
このホームページの作者。1972年、地球の日本国土佐藩に産声をあげる。気付いたら鉄道に興味を持ち、小学生高学年当りから鉄道活動を始める。旅客車の形式写真が主体であったが、現在は鉄道コンテナがメインになっている。家庭もなく、堕落した人生を送っている。一方、仕事においてのポリシーは「やる気のない、丁寧な仕事」。
本人曰く、あと数年もすれば撮影も引退となるでしょう。この参考書が私の最初で最後の作品なので、頑張って1つでも多く撮影し、作りたい。と言っている。
味液
(みえき)
あじえき」と読む場合もある。アミノ酸を豊富に含む調味液の事を言い、味の素株式会社の前身である鈴木商店が昭和8年に醬油の原料として商品化したのが始まり。味の素の製造過程で出る残液を利用したもので、「アミノ酸液」とも呼ばれる。現在は改良され、各種アミノ酸、有機酸を豊富に含んだ調味液として、漬物、水産加工品等食品加工に利用されている。
水飴
(みずあめ)
デンプンを酸や糖化酵素で糖化した粘液状の甘味料。主成分は麦芽糖である。
飴として食すほか、調味材料としても広く使われる。砂糖が伝来する以前は主要な甘味料であった。
メラミン樹脂
(めらみんじゅし)
(melamine resin)
有機化合物の一つメラミンとホルムアルデヒドから製造される合成樹脂で、メラミン-ホルムアルデヒド樹脂とも言われる。
表面は光沢があり、耐水性、耐候性、耐摩耗性に優れており、家具の化粧板、食器、日用品に多用されている。一方、加熱や強酸と触れると分解し、有毒なホルムアルデヒドを放出してしまうため、加熱容器等には不向きである。
メラミン樹脂とアルキド樹脂を混ぜたメラミン樹脂塗料(自動車や電気製品に使用する塗料)、メラミン樹脂接着剤の原料にも用いられている。
無水酢酸
(むすいさくさん)
(acetic anhydride)
刺激臭ある無色可燃性液体で、腐食性が強く、蒸気は催涙性があるのが特徴。エタノールによく溶け、徐々に反応し酢酸エチルとなる。この他にエーテル、ベンゼンにも溶ける。水に溶かすと酢酸となる。平成28年からは毒劇法で劇物に指定されている。
酢酸セルロースの原料、医薬品、香料などの合成原料に用いられる。
無水マレイン酸
(むすいまれいんさん)
(maleic anhydride)
刺激臭のある無色の固体。有機化合物の1つで、水やメタノールに容易に溶ける特徴がある。アセトン、クロロホルム二も溶ける。水に溶かすと加水分解し、マレイン酸を発生させる。
高分子の原料として重要なもので、不飽和ポリエステル樹脂、リンゴ酸などの有機酸の原料、塩化ビニルの安定剤、合成樹脂改質剤の原料に用いられている。
無水硫酸
(むすいりゅうさん)
三酸化硫黄(さんさんかいおう:Sulfur trioxide)と呼ばれる、硫黄の酸化物。亜鉛精錬の副産物として生成されている。鉄道輸送では安定化剤を添加し、液状化したものを輸送する。有機合成におけるスルホン化剤、合成洗剤などの原料に用いられる。
メタクリル酸
(めたくりるさん)
(methacrylic acid)
刺激のある不快臭を持つ無色透明の腐食性液体。毒劇法では劇物に指定されている。
工業ではメタクリル酸メチルなどエステルの形にされ、アクリル樹脂の原料をはじめ、様々な用途に用いられている。
メタクリル酸tert-ブチル
(めたくりるさんteat-ぶちる)
(Teat-butyl methacrylate)
略称は「TB」。無色透明の可燃性液体。塗料、分散剤の原料などに用いられている。
メタクリロニトリル
(めたくりろにとりる)
(Methacry lonitrile)
2-シアノプロペン-1とも言われる、特徴的な臭気を持つ無色の可燃性液体。アセトンやトルエン等に可溶。重合を起こし易い為、製品には安定剤を含ませる。加熱すると激しく重合し、火災や爆発を起こす。燃焼すると有毒、腐食性のあるヒューム(シアン化合物、窒素酸化物等)を発生させる。樹脂合成の原料に用いられている。
メタクレゾール
(めたくれぞーる)
meta-Cresol)
-クレゾールや-メチルフェノールとも言われる、無色透明又は黄色味の粘性ある液体で、有機化合物の1つ。コールタールから得られ、合成樹脂、消毒剤、農薬、ワニス溶剤等の原料に用いられている。
メタノール
(methanol)
有機溶媒で有名なアルコールの一種。メチルアルコール(methyl alcohol)、木精、カルビノール等とも言われる。香気ある無色引火性液体。揮発性が高く、有毒。飲酒や誤飲をするとメタノール中毒を引き起こし、失明の恐れがある。(目散るアルコールと呼び、誤飲を防いでいた。)
木材からつくる木酢液の蒸留(木精の由来)から得る製法と石炭又は天然ガスを使用した製造法があり、後者が工業用の主流となっている。フェノール樹脂、接着剤、酢酸及びホルマリンの合成原料、燃料に用いられている。
メチルイソブチルケトン
(めちるいそぶちるけとん)
(methyl isobutyl ketone)
4-メチル-2-ペンタノンやイソプロピルアセトンとも言われる特有の甘い匂いを持つ無色の可燃性液体。略称はMIBK。ケトンに分類される有機溶媒の1つで、悪臭防止法では特定悪臭物質に指定されている。
ニトロセルロースなどの溶媒、塗料や接着剤の原料に用いられている。
メチルエチルケトン
(めちるえちるけとん)
(Methyl ethyl ketone)
別名、2-ブタノンと言われる。略称は「MEK」。特徴的な臭気を持つ可燃性無色の液体。強酸化剤とは激しく反応し、火災を起こす。各種合成樹脂、ラッカー用溶剤、加硫促進剤、化粧品(洗浄剤)等の原料に用いられている。
メチルエーテル
(めちるえーてる)
(Methyl ether)
ジメチルエーテルとも言われる、エーテル臭を持つ無色の可燃性気体。人体には低毒性だが、液化したものが皮膚に触れると凍傷の危険性がある。冷媒、反応溶媒、メチル化剤、特殊燃料などの原料に用いられている。
メチルトリクロロシラン
(めちるとりくろろしらん)
(Methyl trichlorosilane)
トリクロロ(メチル)シランとも言われる、塩酸のような刺激性のある臭いを持つ、無色の可燃性液体。人体には有毒。シリコン樹脂、シリコーン撥水剤、ケイ素化合物の合成原料に用いられている。
メチルプロピレングリコールSS
(めちるぷろぴれんぐりこーるSS)
(Methyl Propylene Glycol SS)
プロピレングリコールモノメチルエーテルとも言われる。略称は「MFG-SS」。弱いエーテル臭を持つ無色透明の可燃性液体。常温常圧では安定するが、酸、酸化剤と反応すると発熱を起こす。電子材料用洗剤、洗浄剤に用いられている。
メチルプロピレンジグリコールS
(めちるぷろぴれんじぐりこーるS)
(Methyl Propylene Di Glycol S)
ジプロピレングリコールモノメチルエーテルとも言われる。略称は「MFDG-S」。エーテル臭を持つ無色透明の可燃性液体。常温常圧では安定するが、酸、酸化剤と反応すると発熱を起こす。希釈剤、洗浄剤、反応溶剤などに用いられている。
メチルメタアクリレート
(めちるめたあくりれーと)
メタクリル酸メチル(methyl methacrylate)と言い、香気ある無色引火性液体。略称は「MMA」。有機化合物の一つで、アセトンとシアン化水素(青酸)から製造される。
各種ポリマー合成の原料として用いられ、メタクリル酸樹脂(PMMA)、スチレン共重合樹脂(MBS)、無水マレイン酸共重合樹脂(SMM)が製造されている。
メチル-2,4-ペンタンジオール
(めちる-2,4-ぺんたんじおーる)
(2,4-Dihydroxy-2-methylpentane)
2-メチル-2,4-ペンタンジオール、ヘキシレングリコールとも言う。略称は「MPD」。目に刺激のある特異臭を持つ、無色の可燃性液体。クリーニング用洗剤、木材防腐剤、溶剤等の原料に用いられている。
メトキシエチルアクリレート
(めときしえちるあくりれーと)
(methoxyethyl acrylate)
2-メトキシエチルアクリレートとも言われる強いエステル臭を持つ、無色透明の可燃性液体。毒性が強く、眼に対し、刺激性がある。アクリルゴムの改質剤、塗料、接着剤の原料に用いられている。
モノエタノールアミン
(ものえたのーるあみん)
(mono ethanol amine)
略称は「MEA」。エタノールアミン、2-アミノエタール、グリシノールと呼ばれる、アンモニア臭を持つ無色の可燃性液体。可燃性の他に毒性、腐食性がある。酸化エチレンとアンモニアを反応させる事で製造されている。
多様な方面で用いられており、合成洗剤、化粧品、有機合成(医薬品、農薬、界面活性剤など)、防虫添加剤、ガス精製、有機溶剤などに用いられている。
モノメチルアミン
(ものめちるあみん)
(mono methyl amine)
メチルアミン、メタンアミンなどと呼ばれる魚のような臭気を持つ無色の可燃性気体。水に溶け易く、引火性が強いのが特徴で、空気との混合気体は爆発し易い。毒劇法では劇物に指定されている。
農薬、医薬品、加硫促進剤、爆薬などの原料に用いられている。
   
   
   

や行

 専用種別  説    明 
ヤシ油
(やしゆ)
ココヤシの果実であるココナッツの種から抽出される油脂。ココナッツオイル(coconut oil)とも言う。室温20℃以下で固まり、20~25℃でクリーム状、25℃異常で透明の液体となる。洗剤、石鹼の原料、ラクトアイス、ホイップクリームの原料に用いられている。
溶解アントラキノン
(ようかいあんとらきのん)
(solubility Anthraquinone)
略称は「SAQ」。9,10-アントラキノン(アントラキノンや9,10-ジヒドロキシアントラセンなどと呼ばれる芳香ある黄色の固体。酸化還元触媒一つで過酸化水素や忌避剤などの原料として用いられている。)をアルカリ溶液に溶いたもの。
 ヨウ化カリウム
(ようかかりうむ)
(Potassium lodide)
化学式は「KI」。カリウムとヨウ素からなる白色結晶の無機化合物。水酸化カリウムとヨウ化水素酸の反応により得る事が出来る。ヨウ化化合物の原料として用いられている。
 4MP-1
(4-メチル-1-ペンデン)
(4-methyl-pent-1-ene)
イソヘキセンと言われる、鼻をつく異臭を持つ無色透明の可燃性液体。皮膚や目に対し、強い刺激を持ち、吸引すると呼吸器にも刺激を与える。ポリオレフィンなど合成樹脂の原料に用いられている。
   
   
   
   
   
   

ら行

 専用種別  説    明 
ラクトニトリル
(らくとにとりる)
(lactonitrile)
アセトアルデヒドシアンヒドリン、2-ヒドロキシプロピオニトリルとも言われる麦わら色の有毒な液体。毒劇法の劇物に指定されている。
溶剤、乳酸、酢酸エチル合成の中間体として用いられている。 
ラテックス
(らてっくす)
(latex)
一般的にはゴムの木類から採取された樹液だが、石油化学製品では界面活性剤で乳化させたものを言い、乳白色粘稠液体である。紙や繊維の表面処理、タイヤなどのゴム製品の原料として用いられている。 
リーフアルコール
(りーふあるこーる)
(leaf alcohol)
青臭い香気を有する無色透明の可燃性液体。青葉アルコールとも呼ばれる。主に香料の原料に用いられている。
リグニン
(りぐにん)
(lignin)
植物の木化に関わる高分子のフェノール性化合物。植物では立ち上がるために必要な物質。主な用途は、製紙工程における黒液に利用するほか、バニリン(バニラの香りをつくる主要成分)の原料に用いられている。
硫酸
(りゅうさん)
(sulfuric acid)
無色でやや粘性のある酸性の液体で、三酸化硫黄と水の反応で得られる。古くは「緑ばん油」と言われ、金属精錬の副産物として製造されている。硫酸は濃度によって大きく性質が異なり、濃度が低い(鉄道輸送では70%以下)硫酸を「希硫酸(きりゅうさん)」と言い、強酸性の液体だが、酸化力や脱水作用はない。一方、濃度が濃い(鉄道輸送では70%以上)硫酸を「濃硫酸(のうりゅうさん)と言い、無色油状の液体で酸化性、腐食性が強い特徴がある。
金属精錬、工業用品、医薬品、肥料、パルプ製造など広汎に使用されている。
硫酸アルミニウム
(りゅうさんあるみにうむ)
(Aluminum sulfate)
アルミニウムの硫酸塩。別名、硫酸バン土やアラムとも言われる。ボーキサイトや粘土などを硫酸で処理し、不純物を除去して製造される。水によく溶ける性質があり、鉄道輸送ではアルミナ分8%以上の水溶液で輸送される。この水溶液は弱酸性の液体である。
水処理薬品(凝集剤)、食品添加物、製紙用薬品、医薬品、化学泡消火器、コンクリート硬化促進剤など広く用いられる。
硫酸ヒドロキシルアミン
(りゅうさんひどろきしるあみん)
(Hydroxylammonium Sulfate)
硫酸ビスとも言われる白色の結晶。ヒドロキシルアミンの硫酸塩で、水に溶け易い。エタノールやアセトンは難溶。高温下、アルカリ存在下では爆発する危険性があり、刺激性及び有毒ガス(硫黄酸化物、窒素酸化物等)が発生する。
酸化防止剤、ゴムや油脂の安定剤、医薬、塗料、アクリル繊維等の改良材、写真の現像剤(還元剤)等の原料に用いられる。
リン酸(燐酸)
(りんさん)
(phosphoric acid)
オルトリン酸(orthophosphoric acid)とも呼ばれる、無色透明、無臭で揮発性の無い粘性の液体。腐食性が強い特徴がある。肥料や洗剤の製造、食品(コーラの酸味料など)、エチレン製造の触媒、医薬品など幅広い分野で使われている。
練乳
(れんにゅう)
(condensed milk)
牛乳や脱脂乳を濃縮したもので、一般的には砂糖を加えた加糖練乳を言う。イチゴやかき氷にかけると美味しい。
ロング ライフ クーラント
(ろんぐ らいふ クーラント)
(long life coolant)
略称は「LLC」。水冷エンジンや暖房ヒーターなどで内部を循環する液体を「冷却水(クーラント)」と言う。クーラントは不凍液などの幾つかの別称がある。クーラントの主成分はエチレングリコールで、濃度により耐低温性能を調整する。エチレングリコール自体は無色であり、誤飲防止、確認出来るように着色される。
日本工業規格(〄)では、1種と2種があり、1種は越冬用でAF(antifreeze)、2種は通年使用ができるLLCがある。
   
   
   
   
   

わ・ん

 専用種別  説    明 
ワニス
(わにす)
バニッシュをご覧下さい。
   
   
   
   
   
   
   
   







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