私有コンテナのページ(新制度 有蓋コンテナU31A~U41A形式)

昭和62年、国鉄からJR貨物へ移行し、コンテナの形式は新しい記号や付番に変わりました。旧制度では非危険品と危険品の区分でしたが、新制度では内容積(無蓋コンテナは床面積)による形式になり、続くアルファベットや個体番号に大きさなどの仕様を表記する方法となっています。

U31A形式20ft有蓋コンテナ

昭和63年に登場した形式で、国鉄時代に登場したUC5形式の後継形式の1つです。現在でも増備が行われており、900個以上が製作。20ft有蓋コンテナの代表的な存在となっています。

   
 U31A-197(1位側):福山通運  U31A-238(2位側):松岡満運輸

U31A-197:妻一方開きの構造となっています。「フクツー青春引越便」とは、引越しをする際に専用の箱に家具などを入れて配達するという商品で、単身赴任や学生向けに扱われているそうです。
U31A-238
側一方、妻一方開きのL字二方開きの構造となっているもので、当形式では数の少ない構造のものとなっています。

   
 U31A-244(1位側):日本石油輸送  U31A-245(4位側):HORIBA

元々は後述の仙台運送が所有していたものが、日本石油輸送へ転籍となったもので、241、244、245番の3個が該当します。245番はHORIBAへリースされています。側一方、妻一方開きのL字二方開きの構造となっています。

   
 U31A-248(3位側):仙台運送  U31A-457(4位側):中央通運

U31A-248:仙台運送では241~250番を所有(後に日本石油輸送へ一部転籍)しています。特徴として、「トップリフター使用禁止」というもの。よく見ると、コンテナ上部に隅金具を装備していません。このため使用禁止となっています。理由は室内一杯にに積載をする為です。この珍しい形態はこのグループだけになっています。
U31A-457:中央通運所有のもので、457と458番の2個が該当します。
コンテナに「FFC:Floating Floor Contauner」と書かれていますが、このコンテナは精密機器を輸送する目的で製作されたもので、貨物への振動や衝撃を軽減するために、浮き床構造とした特殊な構造を持っています。

   
 U31A-435(3位側):アクロストランスポート  U31A-587(1位側):アクロストランスポート

アパレルメーカーの商品を輸送する物流会社所有のコンテナで、ハンガーコンテナを所有しています。投入された時期により、リブ構造のものと平板構造のタイプがあります。

   
 U31A-265(1位側):日本フレートライナー  U31A-282(4位側):日本フレートライナー

日本フレートライナー所有の固体で初期のタイプ。通称、矢羽根と呼ばれるデザインのもので、200番代の個体にしか見られません。

   
 U31A-325(3位側):日本フレートライナー  U31A-303(4位側):日本フレートライナー

300番代に入ると会社名をメインとしたデザインに変更されています。コンテナ自体に変化は見られません。

   
 U31A-456(1位側):日本フレートライナー  U31A-452(4位側):日本フレートライナー

400番代に入ると標差しが飛ばされ難いように抑えが増えています。

   
 U31A-536(4位側):日本フレートライナー  U31A-569(2位側):日本フレートライナー

500番代は途中(543?)から2位側及び3位側の所有者及び総重量標記が本体から下の台枠に表記されています。

  
 U31A-397(2位側):日本フレートライナー

リース先の会社名を表示したもの。「中越」と書かれていますが、中越通運にリースをしていると思われます。

   
 U31A-104(2位側):西濃運輸  U31A-101(4位側):西濃運輸

西濃運輸がU31A形式を初導入した最初のグループ。100~105番が該当し、写真の通りUC5形式のデザインを継承しています。また、このグループはハンガーコンテナ仕様として登場しており、カンガルー便と書かれた上部に「ハンガーコンテナ」と書かれていました。

   
 U31A-294(1位側):西濃運輸  U31A-299(4位側):西濃運輸

第二弾として導入されたグループで291~299番が該当します。コンテナのデザインが一新されています。個数が少なく、ちょっぴりレアな存在です。

   
 U31A-666(2位側):西濃運輸  U31A-676(3位側):西濃運輸

UC5形式などJR貨物発足後から活躍してきた同社所有のコンテナの置換えやカンガルーライナー向けとして大量に導入された第3弾のグループ。第2弾に登場した個体に似ていますが、リブ構造が異なっています。コンテナのデザインもシンプルなものとなり、親しまれた「カンガルー便」の文字が消え、黄色帯も太い1本帯に変更されています。

   
 U31A-741(3位側):西濃運輸  U31A-637(2位側):西濃運輸

第3弾となる589~638番、以降691~715、741~790番は西濃運輸のマスコットキャラクター「カルちゃん」が描かれたデザインのコンテナとなっています。

   
 U31A-911(1位側):西濃運輸  U31A-826(4位側):西濃運輸

791番以降の個体は、ロゴマークのカンガルーの位置が変更されています。

U32A形式20ft有蓋コンテナ

国鉄時代に登場したUC5形式の後継形式の1つで、後継形式の中では最も大きい形式となります。

0番代

 
 U32A-51(2位側):名鉄運輸

UC5形式の後継形式と呼ばれるグループで、名鉄運輸所有の個体は妻一方開きのUC5形式の面影を残したスタイルとなっています。

5000番代

   
 U32A-5003(3位側):共和産業  U32A-5006(4位側):共和産業

5000番代はUC5形式の後継形式ではない、新しいグループ。全高を規格外(2600mm)にした個体が多くあります。このコンテナはガラス製品を輸送するもので、側二方開きの構造となっています。

   
 U32A-5013(1位側):日本フレートライナー  U32A-5030(4位側):日本フレートライナー

老朽化したU31A形式の置換えを目的に登場したグループ。5011~5030が該当します。デザインは懐かしい矢羽根マークが復活して、ファンは歓喜したそう。側一方、妻一方開きのL字二方開きの構造となっています。

   
 U32A-5038(1位側):北越コーポレーション  U32A-5040(4位側):北越コーポレーション

U30A形式5000番代の増備形式となります。全高は2641mmで、上部両端に白い帯が付けられています。濃い青色で登場しており、会社名や商品名が一際目立つようになっています。

   
 U32A-5050(1位側):北越コーポレーション  U32A-5051(4位側):北越コーポレーション

5049~5051の3個は背高コンテナを表す帯が黄色に変更され、全周にわたって配されています。試験的に導入したのかもしれません。

U32A-5114(3位側):コマツ物流

コマツ物流所有のコンテナ。建設機械やその部品を輸送します。側二方開きの構造で、5個もあるヒンジが特徴となっています。

U32A-5123(1位側):日本フレートライナー U32A-5123(4位側):日本フレートライナー

日本フレートライナー所有のコンテナ。前作の増備にあたり、エコレールマークが追加されています。

U33A形式20ft有蓋コンテナ

規格外番代のみが存在する有蓋コンテナです。

5000番代

   
 U33A-5003(3位側):日本フレートライナー  U33A-5001(4位側):日本フレートライナー

運用区間限定(東京貨物ターミナル駅~福岡貨物ターミナル駅)のコンテナで10個製作されました。登場時はパソコンを輸送する目的となっていました。現在は一般貨物を輸送しています。コキ100系貨車限定の表記があります。

 
 U33A-5008(2位側):日本フレートライナー

個体の中には、「東京(タ)~福岡(タ)限定 一般使用禁止」という、特定の貨物専用と思われるものが存在しています。

9000番代

 
 U33A-9002(3位側):東洋製罐

当形式では最初に登場したのが、この9000番代。缶詰用の缶やペットボトルを輸送する目的で製作されました。コキ100系積載限定、第2積載限界適用、全高2630mmとなっています。現在は廃止され、廃番代となっています。

U34A形式20ft有蓋コンテナ

5000番代

   
 U34A-5051(3位側):ミサワホーム  U34A-5001(4位側):ミサワホーム

住宅建材を運ぶ目的で60個製作されました。2-4位のみに扉が設置された側一方開きの珍しい構造となっています。

U35A形式24ft有蓋コンテナ

 
 U35A-25012(2位側):日新運輸工業

現在では見る事が出来ない24ftコンテナです。側一方、妻一方開きの構造で、長尺物の輸送用に活躍しました。24ftコンテナである事から、22.5ft又は24ftコンテナを意味する25000番代となっており、25001~の付番となっています。

U36A形式20ft有蓋コンテナ

   
 U36A-5008(2位側):札幌自動車運輸  U36A-5002(3位側):北見通運

平成17年に10個製作されたコンテナで、屋根部分が開閉するウイングコンテナです。北海道と本州を運用し、北海道からの往路は合板を輸送。復路は汎用貨物を輸送しています。5000番代のみ在籍です。

U37A形式24ft有蓋コンテナ

 
 U37A-25006(2位側):中村運輸

長尺物輸送用に登場した24ftコンテナです。側一方、妻一方開きの構造となっています。現在は廃形式となっています。

U41A形式及びU38A形式20ft有蓋コンテナ

   
 U41A-9507(3位側):日産陸送  U38A-1(3位側):日産陸送

この2形式は自動車を運ぶコンテナとして登場した形式です。平成3年に高級乗用車を輸送するためにU41A形式が登場しました。このコンテナは2段積みになっているのが特徴で、荷役作業時は上下に分割します。第1積載限界適用で、全高は3121mm、全幅2500mmの規格外コンテナとなっています。
このU41A形式を北陸方面でも運用するため、やや小ぶりにしたのがU38A形式となります。全高を4100mmとし、全幅は規格内に収まるように設計されています。上下に4台積載が可能となっていました。現在は輸送方法が変更となり、両形式とも廃形式となっています。






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