私有コンテナのページ(新制度 無蓋コンテナUM13A~UM16A形式)

昭和62年、国鉄からJR貨物へ移行し、コンテナの形式は新しい記号や付番に変わりました。旧制度では非危険品と危険品の区分でしたが、新制度では内容積(無蓋コンテナは床面積)による形式になり、続くアルファベットや個体番号に大きさなどの仕様を表記する方法となっています。

UM13A形式20ft無蓋コンテナ

所有者が多数あり、様々な形態のコンテナが存在しています。

0番代

   
 UM13A-110(1位側):同和通運
シュレッダーダスト専用
 UM13A-192(1位側):同和通運
シュレッダーダスト専用

極東開発工業製(極東製)の個体で、左は前期のグループで、右は後期のグループとなります。前期の個体は側面にはしごが無く、妻面にある折り畳み式の足掛けを使っていたと思われます。また、板構成が縦と横の違いがあります。

 
 UM13A-187(3位側):同和通運
シュレッダーダスト専用

極東製個体の後位側の様子。観音開きの扉が備えられています。

   
 UM13A-338(1位側):DOWA通運
シュレッダーダスト専用
 UM13A-333(3位側):DOWA通運
シュレッダーダスト専用

新明和工業製(新明和製)の個体です。極東製とはリブの数などが異なります。現在、使われているのは新明和製のみとなっています。

   
 UM13A-150(3位側):DOWA通運
焼却灰専用
 UM13A-157(4位側):DOWA通運
焼却灰専用

UM12A形式のような外観ですが、天板は平たいのが特徴です。形式が2つ書かれていますが(写真左)、輸送時は飛散防止のため幌を付ける為です。

 
 UM13A-349(4位側):DOWA通運
焼却灰専用

初期個体の老朽化により、置換えを目的に新製された個体。全長を延長させ6176mmの規格外コンテナになっています。ハローマークの標記が付きました。

 
 UM13A-273(3位側):太平洋セメント
コンクリート混和物専用

ジェイアール貨物・北海道物流が所有し、太平洋セメントが借受会社となっています。272番と273番の2個があります。

1000番代

神奈川県川崎市環境局が所有するコンテナに与えられている、特認番代です。

   
 UM13A-1001(4位側):川崎市環境局
一般ごみ専用
 UM13A-1091(4位側):川崎市環境局
破砕ごみ専用

1001~1050番が製作され、置換えを目的に1051番以降が製作されています。当初は一般ごみを運んでいましたが、現在は破砕ごみに変更されています。

5000番代

   
 UM13A-5011(3-1位側):全国通運
汎用品用
 UM13A-5066(1位側):東洋ガラス
カレット専用

UM13A-5011:レンタルやリースで使われているコンテナです。
UM13A-5066:ガラスの原料であるカレット(ガラスを破砕したもの)を運んでいます。

8000番代

   
 UM13A-8031(2位側):JFEスチール
鉄鋼製品専用
 UM13A-8035(2位側):JFEスチール
鉄鋼製品専用

平成31年に試作コンテナとなる8031番と量産コンテナの8032~8037番が製作されました。水島臨海通運が所有し、JFEスチールが借受会社となっています。試作コンテナは両側二分割のあおり戸ですが、量産コンテナは三分割に変更となっています。共に総重量が20tの規格外コンテナで、ハローマークの標記が付きます。登場後、僅か半年ほどで廃番号となりましたが、その後復活し、活躍をしています。

UM14A形式20ft無蓋コンテナ

主に鉄鋼製品を運ぶコンテナがメインの形式です。

0番代

   
 UM14A-6(1位側):名古屋臨海鉄道
鉄鋼製品専用
 UM14A-25(4位側):大同特殊鋼・愛知製鋼
鉄鋼製品専用

平たい感じのつくりが外観の特徴となる無蓋コンテナです。1~7番は名古屋臨海鉄道、8~13番は知多通運、14~19番が中越通運、20~49番が大同特殊鋼と愛知製鋼の共同所有となっています。この1~49番は返却回送時は3段積みで運用されます。(3個を重ねる事で、1つのコンテナと見なすので、料金が割安になる。)

   
 UM14A-29(3位側):大同特殊鋼・愛知製鋼
鉄鋼製品専用
 UM14A-73ほか 段積み回送の様子

大同特殊鋼と愛知製鋼の共同所有の20~49番はそれぞれの会社が書かれており、1-3位側は大同特殊鋼、2-4位側は愛知製鋼が書かれています。50番以降は改良が施され、回送時は4段積みが出来るようになっています。

   
 UM14A-102(4位側):名古屋臨海鉄道
鉄鋼製品専用
 UM14A-111(1位側):丸太運輸
鉄鋼製品専用

50~109番は4段積みに対応出来るように形が変化しました。全高をやや下げており、強度を保つため等間隔に桟が入っています。110~最後の172番は全長が延び、6270mmの規格外コンテナになり、ハローマークの標記が追加されたほか、桟の配置が変わりました。このグループからでしょうか、大型の鉄鋼製品にも対応出来るよう、幌のパイプ枠を設置できる構造に変化しているようです。

   
 UM14A-159(4位側):知多通運
鉄鋼製品専用
 UM14A-159(2位側):中越通運
鉄鋼製品専用

知多通運所有の個体と、中越通運所有の個体です。

5000番代

   
 UM14A-5054(1位側):日本石油輸送
汎用品用
 UM14A-5046(4位側):日本石油輸送
汎用品用

5038~5046番を所有しています。レンタルやリース用のコンテナで、回送時は同じ形式であれば3段積みが可能です。

   
 UM14A-5054(2位側):山陽特殊製鋼
鉄鋼製品専用
 UM14A-5075他(2位側):山陽特殊製鋼
鉄鋼製品専用

5066~5095番を所有しています。UM14A形式0番代の110番以降を参考に製作したと推測される形状で、重量物を積載するため、桟を等間隔に配置しています。

   
 UM14A-5111(2位側):丸吉運輸機工
鉄鋼製品専用
 UM14A-5119(2位側):朝日工業
鉄鋼製品専用

UM14A-5111:長尺鉄鋼製品を輸送するために製作されたコンテナです。構造上、重ね積みの回送は出来ないようです。
UM14A-5119:重量のある鉄鋼製品を輸送するコンテナ。返却回送時は3段積みが可能です。

8000番代

   
 UM14A-8003(4位側):朝日工業
鉄鋼製品専用
 UM14A-8007(4位側):日本通運
鉄鋼製品専用

UM14A-8003:8003~8006番の3個が製作されました。5000番代と瓜二つの外観ですが、総重量の関係で番代区分を受けています。
UM14A-8007:日本通運が所有するリース用コンテナ。鉄鋼製品といった重量物の輸送に使われています。

UM16A形式22.5ft無蓋コンテナ

鋼板輸送に使われるコンテナで、22.5ftコンテナを意味する25000番代のみとなる形式です。

   
 UM16A-25001他(4位側):中部鋼鈑
鉄鋼製品専用
 UM16A-25036(1位側):日本通運
鉄鋼製品専用

25001~25030番は日本通運が所有し、中部鋼鈑が借受会社となっています。25031~は日本通運が運用しています。






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