私有コンテナのページ(新制度 冷凍コンテナUF46A・UG15A形式)

昭和62年、国鉄からJR貨物へ移行し、コンテナの形式は新しい記号や付番に変わりました。旧制度では非危険品と危険品の区分でしたが、新制度では内容積(無蓋コンテナは床面積)による形式になり、続くアルファベットや個体番号に大きさなどの仕様を表記する方法となっています。

UF46A形式30ft冷凍コンテナ

38000番代と39500番代の2種類があります。

〇39500番代

   
 UF46A-39517(1位側):ランテック  UF46A-39529(2位側):ランテック

ランテック所有の個体は39506~39602番のグループとなっています。側面(2-4位側)には小さな扉があり、妻一方開きの構造となっています。冷凍機はサーモキング製のもので、製造時期により搭載される形式が異なるほか、仕様によっても異なっています。
UF46A-39517:39506~39525番までのグループ。ハローマーク全てを使った規格外コンテナとなっています。冷凍機はSUPERⅡが使われています。老朽化により現存しない。
UF46A-39529:39526~39543番までのグループ。全幅を規格内としており、ハローマークは全高(H)、全長(L)、総重量(G)が使われています。写真は冷凍機にSUPERⅡが使われていた頃のもの。エンジンの換装が行われており、SBシリーズ又はSLXシリーズのいずれかに変更されています。

   
 UF46A-39530(4位側):ランテック  UF46A-39532(2-4位側):ランテック

39526~39543番のグループの後位側と少々見づらいですが、SBシリーズの冷凍機に換装した個体の例。SBシリーズのラジエーターグリルはハチの巣状の特徴あるものとなっています。

   
 UF46A-39572(1位側):ランテック  UF46A-39550(4位側):ランテック

39544~39583番のグループ。このグループより、ハローマークの標記が全高(H)と全長(L)の2つになりました。個体によって運用区間が書かれたものがあります。写真の個体はSUPERⅡから、SLXシリーズに換装しています。

   
 UF46A-39581(1位側):ランテック  UF46A-39576(2位側):ランテック

こちらは運用区間の標記がない個体の例。写真左はSUPERⅡ搭載時の様子。右は現行の様子で、SLXシリーズに換装したもの。ラジエーターグリルが斜めになっているのが特徴です。

 
 UF46A-39584(2-4位側):ランテック

39584~39587番の3個。ここから標記が大きく変化します。「コキ100系貨車積載限定」から、囲い文字で「コキ50000積載禁止」(赤文字)に変更したほか、従来は白文字で「青函トンネル通過禁止」と書かれていたものが、赤文字で「通過禁止(青函トンネル)」に変更、その下に「下部吊上げ禁止」が追加されています。

  
 UF46A-39588(2位側):ランテック

39588~39597番のグループ。39584~39587番と同じですが、39588番からは「コキ50000積載禁止」の囲いがなくなっています。

 
 UF46A-39601(3位側):ランテック

39598~39602番のグループ。この5個は製造当初より、サーモキング製SBシリーズの冷凍機を装備していたグループです。現在はSLXシリーズに換装されています。

 
 UF46A-39603(2位側):ランテック

39603~39607番は廣川運送所有の個体でしたが、ランテック所有になりました。廣川運送時代は妻一方開きの構造でしたが、片側側面(2-4位側)に扉をつける改造が行われています。

   
 UF46A-39614(2位側):ランテック  UF46A-39608(4位側):ランテック

39608~39681番は冷凍機のエンジンが薄型タイプとなったサーモキング製SLXシリーズを搭載したもので、従来の個体がSLXシリーズに換装すると枠に余分なスペースが見られましたが、ぴったり収まっています。この薄型冷凍機により、UF45A形式のサイズで、UF46A形式の容量が可能になり、UF45A形式から本形式の製作に転換し、大量に製作されました。

   
 UF46A-39631(2位側):ランテック  UF46A-39671(2位側):ランテック

途中から「コキ50000積載禁止」の表記が消えています。サーモキング製のSLXシリーズは幾つかあり、一見すると同じように見えますが、細部が少し異なっています。

 
 UF46A-39641(3位側):ランテック

このグループの後位側の様子です。

UG15D形式10ft電源コンテナ

外部より冷凍機を動かす電源を給電する「集中式」のコンテナに使用されるコンテナです。主に海上コンテナとセットで使用されます。

   
 UG15D-2(3-1位側):ジェイアール貨物インターナショナル 

写真のように冷凍コンテナや加温又は保温を必要とするタンクコンテナの横に載せられて、電源を供給します。供給量は1個のコンテナに供給出来ます。10ftクラスの小さなコンテナですが、全高は2591mmとなっています。現在はJR貨物に転籍し、ZG15B形式として活躍をしています。






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