私有コンテナのページ(新制度 通風コンテナUV19A~UV31A形式)
昭和62年、国鉄からJR貨物へ移行し、コンテナの形式は新しい記号や付番に変わりました。旧制度では非危険品と危険品の区分でしたが、新制度では内容積(無蓋コンテナは床面積)による形式になり、続くアルファベットや個体番号に大きさなどの仕様を表記する方法となっています。平成10年に登場した形式で、基となる形式が国鉄時代につくられたものとJR貨物時代につくられたものの2種類と海上コンテナタイプ、計3種類に大別されます。
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| UV19A-449(1位側):全国通運 | UV19A-392(4位側):全国通運 |
全国通運が平成10年に1~500番を製作。全て東急製で、同一設計となっています。JR貨物所有の19D形式コンテナをベースに運用効率を考えて、国鉄末期に登場した日本石油輸送が製作した新型の通風コンテナUV1形式1000番代の通風構造を加えたものです。側一方、妻一方開きのL字二方開きの構造となっています。
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| UV19A-549(1位側):全国通運 | UV19A-544(2位側):全国通運 |
北海道の農産物の主力である「玉ねぎ」を運ぶために平成27年に501~568番が製作されました。所有者は当初は北見地域農産物輸送促進協議会でしたが、現在は全国通運に移籍しています。JR貨物所有のV19C形式をモデルとしており、私有コンテナ版と言えます。1-3位側と2-4位側でデザインが異なっています。
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| UV19A-569(1-3位側):同和通運 | UV19A-570(2-4位側):同和通運 |
平成29年に産業廃棄物輸送用として、569~571番の3個が製作されました。JR貨物所有のV19C形式がモデルとなっていますが、側面にある通風器は片側2個となっています。
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| UV19A-678(1位側):日本通運 | UV19A-619(4位側):日本通運 |
572~671番、673番以降は日本通運が所有する通風コンテナで、濃い青色と水色の2タイプがあります。鉄道輸送、内航船輸送いずれにも対応した「Rail&Seaコンテナ」として製作されており、現在も増備が行われています。側二方開きの構造で、通風器は妻面の形式及び「R&S」の上にあります。ISOコンテナ規格で設計されており、鉄道用コンテナとは趣きが異なります。
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| UV19A-977(1位側):日本通運 | UV19A-1005(4位側):日本通運 |
700番代に入ってからと言われていますが、通風孔の構造が変更されています。以前は穴が空いた形でしたが、雨水の浸入があったのでしょう。リブを活かした構造に変更しています。同時に、形式やロゴマークを通風孔の上に移動させています。
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| UV19A-1193(1位側):日本通運 | UV19A-1245(2位側):日本通運 |
令和5年に増備された1170番以降は背高コンテナを示す帯が変更。側面のゼブラ模様が白帯、フォークポケット上の部分のみとなりました。令和4年に同社のグループブランド「NX」導入により、デザインを見直した個体が登場しています。コンテナの塗装も従来とは異なる青色となっています。
UV26A形式20ft通風コンテナ
平成5年に登場した通風コンテナです。新潟県にある中越運送が導入した変わり種コンテナとなっています。コンテナのサイズを中型トラックで輸送できるものとしています。このコンテナを貨車に積載するとサイズが小さく、隅金具のピンが届かない問題が生じました。そこで、コンテナの四隅の隅金具を動かす事で解決。他に類を見ない珍しいコンテナとなっています。初期個体の老朽化に伴い、同形式で増備が必要な都度行われています。
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| UV26A-50(3位側):中越運送 | UV26A-49(2位側):中越運送 |
日本フルハーフ製で、登場時は白色でしたが、現在は地肌色(銀色)となっています。後位側妻面にメインの扉があり、2-4位側中央部に小さな扉が設置されています。写真右のコンテナの隅金具が変形して、貨車に載っているのがわかります。
UV31A形式20ft通風コンテナ
30ftや31ft級の大型通風コンテナが多数ある中、日本石油輸送で製作した20ftクラスの通風コンテナです。どのような経緯で生まれたのかは諸説ありますが、詳細な情報や資料が無く、謎のコンテナの1つです。
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| UV31A-17(2位側):日本石油輸送 | UV31A-32(3位側):日本石油輸送 |
U31A形式に通風機能を持たせたスタイルで、妻一方開きの構造となっています。濃い青色と緑色の2種類の個体があり、それぞれの色のコンテナを所有する会社へのリース予定があったのでは?しかし、何かしらの理由で行われなかった。若しくは、地色のみで、ラッピングをせずリースしているのでは?など憶測されています。