30系・40系コンテナのページ

内容積が30㎥以上のコンテナが30系コンテナのコンテナ。40㎥以上のコンテナが40系コンテナとなります。当ホームページでは便宜上「30系コンテナ」及び「40系コンテナ」と称してご紹介します。

30A形式9t積み20ft有蓋コンテナ

ワキ5000形式を用いた紙製品輸送をコンテナ化するために平成2年に登場したのが当形式です。JR貨物では初の20ftコンテナで510個製作されました。老朽化が進み、一部は事業用に転用されたものもありますが、令和6年に形式消滅しています。

0番代

両側二方開きのグループです。

〇1~179

   
 30A-79(3位側)  30A-102(3位側)

このグループのうち、1~9は側板もリブがあるスタイルです。塗色は当時の12ftコンテナの主力である18D形式と同じデザインとしています。一部の個体は運用区間が限定されていました。

〇180~207

   
 30A-202(1位側)  30A-181(4位側)

増備が進み、19A形式と同じ塗色にしたグループです。

〇208~315

   
 30A-222(1位側)  30A-235(4位側)

208番以降は19B形式と同じく、JRFレッド一色となりました。一部の個体はM250系スーパーレールカーゴの試験のため、青色一色に変更しています。

〇258~315

   
 ZD30A-268(1位側) ZD30A-297(2位側) 

258番以降は扉の強度を高めるため、ヒンジの数を3つから4つに変更しています。

1000番代

30A形式の新しいバリエーションとして、両側二方開きの0番代を側一方、妻一方開きとした500番代が30個つくられました。しかし、片側のみ開閉するコンテナは需要が無かったのか、再び増備された30A形式は0番代と同じ両側二方開きとして登場しました。これが1000番代です。170個製作され、1061~1121は後に30B形式に改造されています。

   
 30A-1165(3位側)  30A-1043(4位側)

形態や塗色は208番以降のヒンジの数が3つのタイプとほぼ同じです。

30B形式8.8t積み20ft有蓋コンテナ

30A形式を改良した形式で、30A形式1000番代を種コンテナとして61個が平成10年に登場しました。後位側妻部に扉を追加し、側二方、妻一方の三方開きとしました。改造により、積載荷重が減っています。

   
 30B-4(2位側)  30B-27(4位側)

外観は後位側に扉が追加された点を除けば、30A形式時代とは変わりません。運用区間が限定された個体や常備駅が指定されている個体もあります。

30C形式8.8t積み20ft有蓋コンテナ

30B形式と同一のU字状に扉を持つコンテナで平成13年に登場しました。30B形式は改造によって生まれましたが、本形式は新製であり、合わせて構造を強化している点が異なります。

   
 30C-1(2位側)  30C-3(4位側)

外観は30B形式と比べると扉のヒンジの数や標差しの数に違いがある点になります。また、PRステッカーが当初より貼られており、1は「環境にやさしい鉄道貨物輸送」、その他は「環境にやさしい鉄道コンテナ」となっています。運用区間が決められており、1は横書きですが、それ以外はラウンド標記となっています。

30D形式8.8t積み20ft有蓋コンテナ

30C形式の床面にクッション材を設置するなど改良を加えた形式として平成18年に登場。現在の20ftコンテナの主力となっています。構造は30C形式と変わりません。

〇1~199

   
 30D-61(1位側)  30D-70(4位側)

30C形式の発展形式で、標差しの増設など外観でも若干の違いが見られます。

〇200~

   
 30D-282(1位側)  30D-258(4位側)

200番以降は新塗装に変更され、デザインがシンプルなものになりました。合わせて標差しが減らされている変化も見られます。

48A形式13.8t積み31ft有蓋ウイングコンテナ

ウイングコンテナとは、側板から屋根部までを一体として跳ね上げて開閉をする構造で、開いた姿が鳥の羽根を広げた様子から名づけられています。この構造にする事により、荷役作業の改善が図られるメリットがあります。一方でデメリットもあり、構造面では屋根部などが弱くなってしまう事や、開閉する動力(油圧や電気式)が必要という事があります。しかし、メリットによる効果が勝っており、デメリットを克服しつつ、活躍する姿が見られます。
このウイングコンテナをJR貨物では平成元年に42A形式試作コンテナとして製作しましたが、景気低迷などの理由で量産化は見送られました。時代が進み、私有コンテナで31ftウイングコンテナが増え始めました。人気の理由の1つとして、大型トラックと同等のサイズである。というものがあり、JR貨物でもモーダルシフトの促進、新しい顧客獲得を目的にウイングコンテナの製作を行う事になり、平成24年に登場したのが本形式となります。

〇38001~38025

   
 48A-38017(1位側)  48A-38015(4位側)

外観や寸法は私有コンテナのU48A形式と同じです。付番は30ft級コンテナを示す30000番代、総重量13.5t以上を示す8000番が加えられており、38001~となります。このグループの塗色はコンテナブルーをベースに羽根(ウイング)をあしらったデザインが施されています。

〇38026~38060

   
 48A-38050(1位側)  48A-38040(4位側)

38026番よりデザインがシンプルなものへ変更されています。

49A形式13.8t積み31ft有蓋ウイングコンテナ

48A形式ウイングコンテナの人気が高い事、更なるモーダルシフトの促進を図るために平成27年に登場した形式です。48A形式と同一構造としつつ、室内の高さを拡大し、内容積を増やしています。

〇38000番代

   
 49A-38005(1位側)  48A-38041(4位側)

48A-38026~の個体と同一ですが、48A形式に貼られていた「コキ50000積載禁止」の標記が登場時よりない点が異なります。また、初期と後期の個体では、ハローマークに貼付け位置が異なります。

〇138000番代

49A-138002(4位側)

令和7年に登場したグループで、モーダルシフトの更なる推進と片道のみの需要等に対応する為に70個が投入されました。運用はJR貨物と芙蓉リースが共同で行います。




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