私有コンテナのページ(新制度 タンクコンテナUT21C~UT26K形式)

昭和62年、国鉄からJR貨物へ移行し、コンテナの形式は新しい記号や付番に変わりました。旧制度では非危険品と危険品の区分でしたが、新制度では内容積(無蓋コンテナは床面積)による形式になり、続くアルファベットや個体番号に大きさなどの仕様を表記する方法となっています。

気になる専用種別がありましたら、こちらをクリックして下さい。 → 専用種別 説明ページ

UT21C形式20ftタンクコンテナ

8000番代のみが在籍する形式です。

UT21C-8002(4位側):日輪
液化イソブチレン専用(燃G23)

8001番(日陸所有)とこの8002番の2個が登録されています。どちらも液化イソブチレン専用高圧ガスタンクコンテナとなっています。

UT21G形式20ftタンクコンテナ

ISOコンテナ(海上コンテナ)を私有コンテナとして登録した形式で、普通品(非危険品)を専用種別としています。

UT21G-98003(4位側):三菱ケミカル物流
エチレンカーボネート専用

三菱ケミカル物流所有の98001~98006の6個のみとなる形式です。最大総重量が24.0tのコンテナ車に積載できる限界の大きさとなっています。

UT22A形式20ftタンクコンテナ

UT20A形式5000番代「塩化ビニル樹脂」専用コンテナの拡大形式に相当する形式です。

UT22A-5002(1位側):中央通運
塩化ビニル樹脂専用
UT22A-5007(2-4位側):中央通運
塩化ビニル樹脂専用

UT20A形式の後期型をモデルに拡大したようです。構造などは変化が見られず、ほんの少し大きくなったかしら。という印象を受けます。

UT22A-5025(3位側):日陸
塩化ビニル樹脂専用
UT22A-5030(4位側):日陸
塩化ビニル樹脂専用

日陸の個体は青色と白色の二色塗り。専用種別が少し見難いのが特徴です。

UT22A-5048(1位側):みなと運送
塩化ビニル樹脂専用
UT22A-5045(4位側):みなと運送
塩化ビニル樹脂専用

クリーム色の個体が特徴のみなと運送所有の個体です。圧力計の蓋がない事や圧力弁でしょうか、位置が変化している様子が伺えます。

UT22C形式20ftタンクコンテナ

一社、一専用種別のみの登録となっている形式です。

UT22C-8006(2位側):ボルテックスセイグン
液化クロルメチル専用(毒燃G26.3)

8001~8006番の6個が登録されているようです。高圧ガスタンクコンテナらしい、重厚なつくりが特徴です。専用種別は「クロロメタン」をご覧下さい。

UT23C形式20ftタンクコンテナ

内容積が23㎥のタンクコンテナは危険品を輸送する本形式のみとなっています。

UT23C-8006(3位側):日新運輸
液化ジメチルアミン専用(毒燃G26.3)
UT23C-8004(2位側):MGCアドバンス
液化ジメチルアミン専用(毒燃G26.3)

日新運輸、MGCアドバンスの2社が所有している個体。Nガス(窒素ガス)はジメチルアミンの安定剤としての役割で、一緒に封入されているものです。

UT24K形式20ftタンクコンテナ

ISOコンテナ(海上コンテナ)を私有コンテナとして登録した形式で、専用種別は2種類があります。

UT24K-98002(1位側):中央通運
シロキサン専用(燃30)
UT24K-98007(2位側):中央通運
シロキサン専用(燃30)

98001~98014番のグループです。限界一杯の海上コンテナで、全高2591mm、最大総重量が23.93tという重量級コンテナとなっています。

UT24K-98014(2-4位側):中央通運
DMC又はDMC-NC専用(燃30)

一部の個体は専用種別をDMC又はDMC-NC専用に変更しています。専用種別はジメチルカーボネートをご覧下さい。

UT24K-98015(1位側):日陸
モノエタノールアミン専用(侵80)

98015番と98016番の2個のグループです。「コキ106・コキ200形式貨車積載限定」の表記が付いています。コンテナはCIMC製のタイプです。

UT26C形式30ftタンクコンテナ

30ftクラスの超大型タンクコンテナで、UT24C形式の拡大形式に相当します。液化天然ガス(LNG)専用で、特認番代として「38100」番代が割り当てられています。

UT26C-38157(2位側):東北天然ガス
液化天然ガス専用(燃G22)
UT26C-38200(3位側):東北天然ガス
液化天然ガス専用(燃G22)

保護枠の三連トラスと大きく赤い文字で書かれた「LNG」の表記が目立ちます。写真は日本石油輸送が所有し、東北天然ガスが借受会社となっている個体。高圧ガス保安法によりタンク体は灰色が指定されていますが、LNGの大きな表記で回避しているためなのでしょうか、緑色と黄色のラインが入っています。

UT26C-38125(3位側):石油資源開発
液化天然ガス専用(燃G22)
UT26C-38214(3位側):大阪ガス
液化天然ガス専用(燃G22)

38125番は初期の個体で、かまぼこ形の断面をしたもの。全ての個体が日本石油輸送が所有をしており、借受会社のデザインとなっています。

UT26K形式20ftタンクコンテナ

20ftクラスのタンクコンテナでは、最も大きい内容積となるタンクコンテナです。ISOコンテナ(海上コンテナ)を私有コンテナとして登録した形式となります。

UT26K-98015(3位側):日本オイルターミナル
メタノール専用(燃毒36)
UT26K-98002(4位側):日本オイルターミナル
メタノール専用(燃毒36)

98001~98032番は最初に登場したグループです。ビームタイプの青大将色のような独特の色を持つタンクコンテナ。ずっしり感ある存在であります。

UT26K-98035(2位側):日本オイルターミナル
メタノール専用(燃毒36)

98033番以降の個体は増備されたグループとなります。タンク体の補強管が1本増え、4本になっています。







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