コンテナ車(こんてなしゃ)とは?
 外見は長物車に似ており、台枠上は車体のようなものは無く、平らな面のみの貨車です。でも、よく見るとコンテナを緊締する装置がポツンと付いており、コンテナを幾つか積載出来ます。コンテナ車も無蓋車の仲間で、派生したグループです。登場した事は長物車と同じ扱い(記号は「チ」)でしたが、昭和41年よりコンテナの「」を記号としています。因みに記号の「コ」は昭和41年の改正前までは衡重車(こうじゅうしゃ)という車輛の重さを量る、はかりの精度を調べる事業用車の記号で、改正後は検重車(けんじゅうしゃ)に改称され、記号も検重を由来とする「ケ」になっています。
 コンテナ輸送の開発は昭和6年に始まりましたが、戦争で一時中断。落ち着いた昭和31年より再開されました。まずは無蓋車にコンテナを積載する方法が行われ、その結果をもとに運転速度や貨物扱いの単位などを決めていきました。
 こうして、昭和34年に日本初のコンテナ列車「たから号」が汐留~梅田駅間に走り始めました。当時の貨物列車の運転最高速度は65km/hでしたが、コンテナ特急は多く上回る85km/hでした。コンテナ輸送の貨車は輸送力もさることながら、高速性能の面でも開発に力が入れられており、高性能車が多いのも特徴の一つです。
 黎明期には支線区向けの二軸車も存在しましたが、ボギー車が主力となっています。積載するコンテナも当初は10ft5tコンテナでしたが、昭和46年以降は12ft5tコンテナとなり、5個積みを標準としています。(10ft5tコンテナを積載する車輛は対応する改造を行い、4個積みになっています。)この12ftコンテナは日本独自の規格です。
 コンテナ輸送の最大のメリットは他の交通機関への積替えが容易である事。登場時に「戸口から戸口へ」のキャッチフレーズがありましたが、荷主がコンテナに貨物を積むと到着までコンテナを開ける必要はありません。また、車扱い貨物のように駅や操車場での組成も不要です。コンテナ輸送は当初より、拠点間の高速輸送において最大のメリットを発揮する事から、拠点間直行輸送としているため、貨物輸送の形態も徐々にこの方式に変わっていきました。
 国鉄からJR貨物に移行すると、多彩なコンテナの積載を可能とする開発が行われ、ISOコンテナ(海上コンテナ)などを輸送できるようになりました。現在は車扱い貨物はごく一部の貨物に限られ、多くがコンテナ輸送となっており、コンテナ車は黙々と活躍をしています。

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沢山のコンテナを載せて、全国をコンテナ車が東奔西走しています。

コキ5500形式28t積みコンテナ車
諸元
全長 18300mm 全幅 2617mm 全高 2098mm 台車 TR63B形式、TR216A形式
積載可能コンテナ 12ft5tコンテナ 4個

 昭和34年、我が国初となるコンテナ専用特急貨物列車「たから号」の運転開始に伴い、コンテナ車としてチキ5000形式が製作されました。列車が好評であったことから、増備車として途中駅での分割、併合に対応するためデッキ付きに変更したチキ5500形式(初代)が昭和37年に登場しました。昭和40年に称号規定改正により、コンテナ車は長物車から派生し、コンテナ車というカテゴリーが設定され、記号は「コ」が与えられ、コキ5000形式、コキ5500形式に改称しました。コキ5000形式は改造を受け、本形式に編入されています。昭和45年まで2形式合わせて、3146両が製作されて全国で活躍をしました。コンテナ輸送の礎から発展までを担った由緒ある形式です。
 10ft5tコンテナ(1種5t)を5個積載出来る当形式でしたが、昭和46年より12ft5tコンテナ(2種5t)が誕生し、普及し始めた事から、この対応工事が行われました。この工事で12ft5tコンテナ4個積みに変更し、荷重も34tから28tに変更しました。この工事を受けた車輛は原番号に20000を足して識別しています。
 この工事により、コキ50000形式よりも積載量、運転最高速度が劣る本形式は余剰車が出始め、他形式への改造が551両行われました。
 幹線での活躍の座を奪われてしまいましたが、入線制限を受ける線区が少ない事が幸いし、支線区の運用に広く活躍をしました。しかし、支線区の輸送量は少ないため、トラック輸送に転換されたり、列車そのものが廃止されて、徐々に活躍の場を失いました。JR貨物で開発したコキ100系が投入されると、急速に姿を消していき、現在は事業用代用で1両だけ籍を残すだけとなっています。

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コキ5500~コキ5713(コキ25690)

チキ5500形式として登場した車輛を改番して編入したグループです。魚腹型の台枠に縦桟が多いのが特徴です。

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コキ5714~コキ6273(コキ26091)

昭和40年の車輛称号規定改正に伴い、新しいコキ5500形式として製作された初期のグループです。

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コキ6274~コキ6473(コキ26393)

昭和41年に登場したグループで、製造工程を見直しマイナーチェンジを図りました。縦補強が片側2ヶ所としたため、スッキリとした車体になっています。

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コキ6474~コキ6713(コキ26577)

車輛の留置に使用する手ブレーキの操作を容易にするため、車体長を150mm延長したグループです。

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コキ6714~コキ6770(コキ26751)

昭和34年に登場したチキ5000形式(コキ5000形式)は固定編成での運用であったため、手ブレーキは車体側面にあり、デッキはありませんでした。昭和42年に運用の自由度を高めるため、コキ5500形式と同じくデッキ構造の車体に改造しました。車体長を350mm延長し、デッキを設置しています。

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コキ7000~コキ8539(コキ27048)

昭和42年より登場したグループで、コキ5500形式の中では最大数のグループです。製造工程の簡略化、軽量化を図るため、コキ10000系の台枠構造を採用したマイナーチェンジを行っています。

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コキ8540~コキ8544(コキ28541)

本形式で使用しているTR63形式台車は鋳鉄制輪子を使用した両抱え式でしたが、振動による疲労破壊の発生などの問題があり、解決するための比較試験としてTR211A形式台車を履いたグループです。ブレーキ装置にARSD(中継弁付き積空切替式自動空気ブレーキ)方式を採用しています。

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コキ8545~コキ8554(コキ28547)

コキ8540~コキ8544の比較試験のもう一つのグループで、台車をTR63B形式とした点が異なります。得られた試験結果は貨車のブレーキ装置開発の大事な資料となりました。既存のコキ5500形式をはじめ、TR63系台車を使用した貨車は改修工事が実施され、大多数がTR63F形式になりました。

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コキ8555~コキ8834(コキ28646)

昭和45年より登場したグループで、比較試験の結果に基づいて製作されました。ブレーキ装置はARSD方式、台車はTR211A形式の枕ばね、オイルダンパーの取付方向を変更したTR216A形式を履いています。

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コキ8900~コキ8939(コキ28938)

通称「8900番代」と呼ばれる本形式の最終増備車で、昭和45年に登場しました。隅田川駅と西岡山駅(現:岡山貨物ターミナル駅)を結ぶ特急貨物「山陽ライナー」号用の車輛として製作されました。既存車輛との違いは20ft10tコンテナを積載出来るようにした点です。(床面高さの関係で10t-5t-10tの積載になります。)しかし、活躍期間は僅か1年ほどで、コキ50000形式が登場したのに伴い、12ft5tコンテナ4個積みに改造されています。

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45500番代(コキ45600)

コンテナ列車増発に伴いコキ50000形式が不足したため、ブレーキ装置を改造してコキ50000形式と併結を可能にしたグループで、昭和63年より243両が改造されました。種車はTR216A形式を履いたグループからで、ブレーキ制御装置の改造、台車の高速化対応(TR216A-2形式)の改造が行われました。車体は赤3号のままですが、識別のため青色の帯が巻かれています。

コキ60000形式34t積みコンテナ車
諸元
全長 20400mm 全幅 2640mm 全高 2098mm 台車 TR63F形式
積載可能コンテナ 12ft5tコンテナ5個

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コキ60084

 昭和59年よりコキ5500形式の積載能力、運転最高速度向上を図るため127両を改造して登場した形式です。
 昭和60年のダイヤ改正で、高速貨物B列車(運転最高速度95km/h)を増発させる事が予定されました。しかし、財政状況は極めて厳しく新製車輛は投資を抑制する必要から行えませんでした。そこで、コキ5500形式を改造して、コキ50000形式との共通運用を計画しました。
 改造は極力最小限とされ、台枠を延長し、12ft5tコンテナ用の緊締装置を1つ増設。ブレーキ装置はコキ50000形式と同じCL方式(応荷重装置付き自動空気ブレーキ方式)に変更しています。
 コキ60000~60022は試作車で、ブレーキ装置を最初に改造し、実際に走行試験を行った後に車体の改造を行いました。60023以降は車体、ブレーキ装置を同時に改造した量産車となります。
 コキ50000形式と運用を共に行いましたが、12ft5tコンテナのみしか積載出来ない当形式は運用制限を設けなければならず、コキ100系の本格的増備が始まると淘汰の対象となり、平成9年までに全車が廃車されて形式消滅しています。

コキ10000形式28t積みコンテナ車
諸元
全長 18300mm 全幅 2720mm 全高 2098mm 台車 TR203形式
積載可能コンテナ 12ft5tコンテナ4個、20ft10tコンテナ2個(11000番代、12000番代)

 チキ5000形式(後のコキ5500形式)によるコンテナ輸送は高速性と速達性から人気が高まり、全国へと拡大していきました。それを追うように高速道路網の整備も進み、トラック輸送の需要も拡大しつつありました。これに対抗するために更なる高速化を図るため10000系貨車は設計される事になりました。昭和41年に10000系シリーズのコンテナ車として登場。ワキ10000形式、レサ10000形式など共に運転最高速度100km/hの走行が可能な貨車として一世風靡しました。
 車体はチキ5000形式と同じ魚腹形側梁を基本に構造や製造工程を改良し、軽量化をしています。塗装色は20系客車と同じ青15号を採用しており、「貨物のブルートレイン」とも呼ばれました。TR203形式という高速貨車用に開発された空気ばね付きの台車を履き、ブレーキ装置も高速貨車用に開発されたCLE方式(応荷重式電磁直通空気ブレーキ)を採用し、応答性を高くすることで高速域からの確実な制動を可能としています。また、連結器は元空気ダメ管(MR管)を持つ密着自動連結器を装備しています。これは空気ばねに使用するMR管を確実に連結するとともに、連結時の隙間を最小限にとどめる目的があります。因みに10000系貨車は他の車輛との連結は可能ですが、空気ばねの空気の供給がブレーキ管(BP管)からとなり、空気ばねの空気の使用量が増えるとブレーキが動作してしまうため、多くは連結できず、6両以下と決められています。
 この特殊な構造のため、10000系貨車を牽引する機関車はEF66形式などに限られていました。また、貨車自体も特殊装備であるため、メンテナンス面などを考え、幹線での使用に留まり456両で製作が終了しています。
 昭和46年にコキ50000形式が後継車種として登場。同時に新しい規格の12ft5tコンテナが登場し、この規格に合わせて、積載数の改造が行われ4個積みになりました。これが災いし、積載効率の悪さ、車両構造の特殊さなどにより多くが余剰化。一部はチキ5200形式などへ改造され、他の用途へ転用されました。
 JR貨物発足後も活躍を続けていましたが、コキ100系などの登場により臨時列車を主として運用するようになり、平成8年に全廃となり、10000系列は消滅しました。

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コキ10019~コキ10370(コキ10171)

コキ10000~コキ10018までは試作車で、試験の結果を反映した量産車のグループです。ブレーキ装置などが変更されたほか、台車のオイルダンパーの破損対策が行われています。

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コキ10000形式18000番代(コキ18038)

北海道方面へ高速コンテナ列車を拡大するため、10000番代(暖地向け)をベースに耐寒・耐雪構造としたグループで昭和43年に登場しました。ブレーキ装置を保護箱に収納し、台車は耐寒性能を加えたTR203S形式を履いています。外観は暖地向けとほぼ同じです。暖地向けに改造された車輛もあり、10400番代となっています。

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コキ10000形式18100番代(コキ18150)

昭和47年に登場した番代で、寒冷地向け車輛を補充するため、暖地向けの10000番代に耐寒・耐雪構造を施した改造車です。運用減少により、再び暖地向けに再改造された車輛もあり、原番号に戻らず10500番代となっています。

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コキ10000形式11000番代、12000番代(コキ12001)

昭和52年に10000番代を20ftコンテナ積載専用としたグループです。5t積み用の緊締装置を撤去し、20ft用のエンドロック式緊締装置を設置しました。JR貨物発足後の昭和63年に特急「北たから」号に使用するため、18000番代、18100番代より同様の改造が施された12000番代が登場。暖地向けの11000番代と識別するため、台枠の魚腹部に黄色の帯がつけられています。

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コキフ10000形式10700番代(コキフ10702)

諸元 荷重21t 全長18300mm 全幅2720mm 全高4087mm 台車 TR203形式
コキ10000系に車掌室を設置した緩急コンテナ車です。12ft5tコンテナ化の際に28tから21t積みへと変更され、コンテナの積載数も4個から3個になっています。暖地向けの10000番代、寒冷地向けの10500番代が基本としており、この10700番代は暖地向けの10000番代に耐寒・耐雪構造を施し、寒冷地向け仕様にしたものです。外観に大きな変化はありません。

コキ19000形式34t積みコンテナ車
諸元
全長 18300mm 全幅 2810mm 全高 2008mm 台車 TR203A形式
積載可能コンテナ 12ft5tコンテナ4個、20ft10tコンテナ2個

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コキ19008

 フレートライナーの多様化するコンテナ輸送に対応するために国鉄では初めての10ft5tコンテナ、20ftコンテナを積載可能とした形式で、昭和44年に登場しました。
 20ftコンテナの積載方法は、10ftコンテナ用の緊締装置を跨ぐように積載(台枠から浮かせた状態)するために、車体高さを低くしています。緊締装置はエンドロック式、ツイストロック式など複数の方式が採用され、将来的には30ftや40ftの大型コンテナの積載も出来るように考えられていました。試作的要素が多いため10両の製作のみとなっています。

コキ50000形式37t積みコンテナ車
諸元
全長 20400mm 全幅 2640mm 全高 2098mm他 台車 TR223(TR223G)形式、TR203形式
積載可能コンテナ 12ft5tコンテナ5個、20ftコンテナ3個、30ftコンテナ2個

 東名・名神高速道路を皮切りに高速道路網の整備が進み、長距離トラックの貨物輸送量が増加しつつあった1960年代。国鉄では昭和41年にコキ10000系を投入し、列車を高速化する事で対抗しました。さらに昭和44年からイギリス国鉄で行われていたトラックとの共同輸送方式を参考に、「フレートライナー」方式の営業を始めました。この方式は物流業者が荷主となり、自社の路線貨物にコンテナ列車を用いる営業を行う。というもので、夕方集荷、翌朝配達という現在では一般的な定時定形輸送を行う方式です。
 フレートライナー方式を広めるためには、コンテナ車の積載能力向上、製作コスト低減などの課題のほか、列車の運行には旅客列車と同等の性能を有し、ダイヤに差し支えが出ない事も求められました。昭和45年に運転最高速度95km/hとなるコキ9200形式試作車が製作され、この結果を反映した量産形式として昭和46年にコキ50000形式、コキフ50000形式が登場しました。
 コキ10000形式よりも若干性能は劣るものの、電磁ブレーキや空気ばねなどの特殊な装備を持たないため、牽引する機関車を選ばない利点があります。また、コキ50000系列の登場に合わせて、コンテナの規格も見直され、容積を拡大し、貨物の積載を容易にした12ft5tコンテナが用意されました。こうして、3631両も大量に製作されました。
 車体(台枠)はコキ5500形式やコキ10000系と同じ魚腹形の側梁を持っていますが、20ftコンテナを3個積載できるように台枠が延長されており、20m級の大型貨車となりました。多種多様なコンテナを積載出来るように緊締装置は積載するコンテナに応じて、必要ない緊締装置は垂下させるような構造となっています。積車時の総重量は最大60t(軸重15t)としており、運用線区が限定されています。
 台車はコキ5500形式後期形で採用されたTR216形式を基に設計されたTR223形式を履き、ブレーキ装置はCL方式(応荷重装置付き自動空気ブレーキ方式)とし、電磁ブレーキに頼らないで制動距離を確保するために運転最高速度は95km/hとしています。
 国鉄のコンテナ車の主力として活躍し、JR貨物発足後はコキ100系と共に我が国の物流輸送を支えてきましたが、平成30年に定期列車から引退し、全車が廃車され形式消滅しています。

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コキ50000~コキ50274(コキ50054)

昭和46年、最初に登場したグループです。台枠側面(手ブレーキハンドルの反対側)にブレーキコックの操作穴が1つだけとなっています。車体の色はコキ5500形式と同じ赤3号(赤茶色)です。

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コキ50275~コキ53275(コキ50588)

昭和47年以降の車輛は、ブレーキコック操作穴が3つに変更されています。大量に製作されていますが、形態の変化が少ないのも特徴の一つです。

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TR223F形式台車への交換(コキ51716)

JR貨物発足後より使用している台車の亀裂が多発し、平成5年に羽越本線で台車枠破壊が原因となる脱線事故が発生してしまいました。全車輛を対象に対策を講じたTR223F形式に交換が行われました。識別のため、また亀裂などの異常を見つけ易いように台車枠は灰色に塗装されています。

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TR223G形式台車への交換(コキ52776)

台車からの微振動が原因とされる荷ずれや荷崩れの問題に対処するために、平成13年より台車枠と各軸受けの間に防振ゴムが付けられ、軸受けの一つにはカバーで覆った設置装置(右下の水色の矢印が指すもの。)を設けたTR223G形式台車への改造が全車輛に行われました。これはコキ50000形式に限らず、他のコンテナ車でも同様の措置が行われています。

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コキ53276~コキ53413(コキ53371)

昭和60年より貨物列車の車掌乗務が無くなり、コキフ50000形式が余剰になりました。JR貨物発足直後の昭和62年より輸送力増強を図るため、車掌室を撤去してコキ50000形式に編入したグループです。車掌の作業環境改善のため、空気ばね台車のTR203形式を履いた車輛はTR223形式に戻しています。手摺りも一般車と同じ物としているため、外観の違いはありません。

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コキ58000~コキ58205【58000番代】(コキ58104)

こちらも車掌室撤去のグループです。台車を元のTR223形式が在庫切れとなり、TR203形式のまま改造編入しています。台車が空気ばねであるため沢山のコンテナは積載出来ないため、28t積みになっています。中央部にある12ft5tコンテナ用の緊締装置は撤去されており、12ft5tコンテナ4個、20ft10tコンテナ2個を積載します。また、識別のため手摺は種車のまま(平板)とされています。積載効率が悪い事から、平成6年に全車が廃車されて番代消滅しています。

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コキ50000形式57000番代、57100番代(コキ57106)

昭和63年より首都圏と北海道で集中電源方式による冷凍コンテナの輸送が実施される事となり、その専用車輛としてコキ50000形式を改造したグループです。57000番代は電源コンテナを積載する車輛で5両改造、57100番代は冷凍コンテナに給電する機能を持った車輛で18両が改造されました。編成は57000番代を中心に、前後2両を57100番代とした5両固定編成となっています。改造はコンテナ用の電源引き通し回路を増設する事が主になっており、車体色を青20号に変更し、「COOL EXPRESS」をロゴマークが魚腹部中央に書かれています。平成8年に個別に電源装置をもつ冷凍コンテナが投入されたため輸送は終了し、一般車へ復元されました。(原番号に戻っています。)

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コキ150000~150004【150000番代】(コキ150000)

昭和47年に30ft15tコンテナ輸送用の試験車として作られたグループです。車体中央に30ft15tコンテナの緊締装置が増設されている以外は、一般車と同じです。試験終了後は一般車に混ざって活躍をしました。

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コキ50000形式250000番代(コキ252305)

昭和60年に登場した番代で、391両登場しました。1000tコンテナ列車を1200tまで引き上げ輸送力増強を図る事となり、ブレーキ装置を改造したもので、応答性を高めるために指令変換弁が追加され、空走時間の短縮を図っています。改造後は原番号に200000を加えています。この車輛で組成し、1000tまでの列車に限り、牽引する機関車を限定する事で運転最高速度100km/hが可能となりました。当初は塗装変更はありませんでしたが、東北・北海道方面で活躍する際に淡緑色に変更しています。コキ100系が投入されると一般車との混用となり、コキ107形式増備により、保守面で手間のかかる本番代は平成24年に廃車となり、番代消滅しています。

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コキ50000形式250000番代(コキ250120)

種車が初期の量産車も250000番代にありました。数が少ないのかあまり見る機会はありませんでした。

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コキ50000形式250000番代(コキ253303)

この車輛はコキフ50000形式を250000番代に改造したもので、コキフ50000形式250000番代となっていた車輛の車掌室を撤去し、コキ50000形式250000番代に編入したもので、4両ありました。

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コキ50000形式258000番代(コキ258036)

コキフ50000形式を250000番代に改造したもので、58000番代と同じくTR203形式台車を履いています。17両が改造され、活躍しました。58000番代と同じく、積載効率に難があったため58000番代と同時期に消滅しています。

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コキフ50000形式59000番代(コキフ59016)

コキフ50000形式はコイルバネのTR223形式を使用していましたが、乗心地が悪いため、車掌の作業環境改善が行われる事となり、昭和54年からコキ10000形式などで使用する空気ばねを持つTR203形式に交換する改造が行われていました。それと同時に、コキフ10000形式の改造編入が行われ、この番代が登場しました。種車の持つ電磁ブレーキを撤去し、車体色を赤3号に変更しました。原番号に49000番を加えています。

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コキ50000形式350000番代(コキ350000)

昭和63年のダイヤ改正より、運転最高速度110km/hのコンテナ特急「スーパーライナー」(東京貨物ターミナル~東広島駅)を運転する事となり、その専用車輛として本番代が一般車の改造により、45両登場しました。250000番代と異なり、出来上がった順から350000から番号が付けられています。
ブレーキ装置をコキ10000系と同じCLE方式(応荷重式電磁自動空気ブレーキ方式)に改造し、台車も基礎ブレーキ装置の改造を行いました。車体は識別のため黄かん色(山吹色)に変更、台車も灰色としています。(改造した工場によっては台車が黒色など差異がありましたが、統一しています。)
スーパーライナー号の活躍期間は僅かで、コキ100系に置き換えられると250000番代と共通の運用で活躍、晩年は限定運用となり、関東地方で活躍。一部はレール輸送用長物車に再改造されましたが、本番代は平成20年に番代消滅しています。

コキ100系40.5t又は40.7t積みコンテナ車
諸元
全長 19910mm、20400mm 全幅 2640mm、2663mm 全高 1162mm~2663mm 台車 FT1系
積載可能コンテナ 10ft又は12ft5tコンテナ5個、20ftコンテナ3個、30ftコンテナ2個、40ftコンテナ1個、ISO20ftコンテナ2個、ISO40ftコンテナ1個

 コンテナ輸送の競争力を高めるために国鉄末期から速度の向上や輸送力向上を図るべくコンテナ車の改造などで対応をしていましたが、主力とされる車輛はコキ5500形式(積載効率、高速走行に難あり。支線区向け。)、コキ10000形式(積載効率、保守面に難あり。高速走行は可。)、コキ50000形式(積載効率は良いが、ISOコンテナに対応せず。高速走行は改造車あり。)と一長一短の性格を持っている車輛でした。巷では輸送事情も大きく変化しており、あらゆる輸送分野で対抗するためには高速走行はもとより、汎用的な積載能力を兼ね備えた車輛が必要である事から、JR貨物発足後すぐに新型車輛の開発が始められました。こうして、昭和62年にコキ100形式4両が試作車として登場しました。
 台枠は従来のコンテナ車と同じ、魚腹形の側梁をもつ構造ですが、ISOコンテナ(海上コンテナ)では一般的な8ft6in(2591mm)コンテナを積載出来るように床面高さを1000mmとしています。車体長はコキ50000形式と同様の19600mmを標準としています。台車はコキ50000形式向けのTR223形式をベースに開発したFT1系列で、運転最高速度を110km/hとしています。ブレーキ装置はコキ10000系と同じCLE方式(応荷重装置付き電磁自動空気ブレーキ方式)で、ユニット方式による形式では一部の車輛にのみ電磁弁を装備させ、その他の車輛をCL方式(応荷重装置付き自動空気ブレーキ方式)とし、集中制御させる仕組みとなっています。
 従来車の置換え、海上コンテナ輸送など実態に合わせた仕様の変更を重ね、派生形式を生み出して一大勢力となっていきました。コキ100系はJR貨物の主力形式に育ち、全国各地で活躍を見ることが出来ます。

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コキ100-1~4(コキ100-4)

昭和62年に登場した試作車です。デッキがないため車体長は19910mmと短いのが特徴。また、海上コンテナ用の緊締装置(インターボックスコネクタ:IBC)もありません。1と4番は川崎重工業製で、ブレーキコック操作穴の周囲に補強板があるのが特徴。2番はJR貨物新小岩車両所のノックダウン生産した車輛。3番は日本車輛製造製となっています。ブレーキ方式は各車CLE方式で、4両1編成で各種試験が行われました。
量産車が登場し、デッキ付きのコキ101形式を両端にした4両編成にするため1と2、3と4それぞれが中間車になっています。

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コキ100-5~132(コキ100-28)

試作車の結果を受けて昭和63年から登場した量産車です。第1弾はコキ101+コキ100+コキ100+コキ101の4両編成とする事になり、当形式は中間車となります。試作車と同じ車体長で、IBC取付穴が設置されました。また、ブレーキ方式はCL方式(応荷重装置付き自動空気ブレーキ方式)となっています。

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コキ101-1~132(コキ101-39)

昭和63年に登場した形式です。コキ100形式試作車の結果、4両1ユニットとし、入換作業の利便性を図る必要がある事から両端の車輛にはデッキを設けることが決まり、本形式がつくられました。デッキが付き車体長は19600mmとなっています。ブレーキ装置はCLE方式(応荷重装置付き自動空気ブレーキ方式)で、奇数番号車にはSV(常用ブレーキ電磁弁)、RV(緩め電磁弁)、偶数番号車にはSVとEV(非常ブレーキ電磁弁)が装備されています。

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コキ102-1~180(コキ102-9)

コキ100系シリーズ第2弾となるグループで、平成元年に登場しました。コキ100形式、コキ101の4両1ユニットや車体長や積載設備には変化はありませんが、ブレーキ装置の変更が行われています。本形式はコキ100形式に相当する中間車ですが、コキ101形式に装備されていた電磁弁を本形式の奇数番号車に集約しています。(偶数番号車はCL方式のまま。)写真は初期の頃に見られたもので、JR貨物の文字が入っていました。その後「JRF」のCI(コーポレートアイデンティティー)に変化し、平成29年以降は省略され、JRFマークの付いた車輛も消去が進んでいます。

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コキ102-501~550(コキ102-523)

平成2年に登場したグループです。31ftコンテナ積載に対応するとともに、荷役作業を容易にするため、車体長を両端車と同じ19600mmとしています。台枠側面の補強位置が異なっているほか、コンテナ緊締装置の間隔が広くなっています。ブレーキ装置は0番代と同じです。

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コキ103-1~230(コキ103-89)

コキ102形式0番代又は500番代と組み、4両1ユニットとなる形式で、デッキを備えユニットの両端に連結されます。コキ101形式と同一仕様ですが、電磁弁をコキ102形式に移したため、ブレーキ装置はCL方式となっており、違いとなっています。

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コキ104-1~60(コキ104-1)

コキ100系シリーズ第3弾として平成元年に登場した形式です。4両1ユニット編成は輸送単位は大きいものの、地方線区では輸送力過剰となり非効率になるなどの問題があり、単独運用を可能とするため本形式が製作されました。折しも、コキ5500形式、コキ10000形式の老朽化が進んである事もあり、置換えを兼ねた事から派生番代も含めて2948両が製作されました。
構造はコキ103形式のブレーキ装置に電磁弁を装備し、CLE方式としたものとなっています。初期の60番までは側梁側面にある手ブレーキの位置が低くなっています。

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コキ104-61~1280(コキ104-627)

手ブレーキハンドルが操作をし易いように、やや高くなっています。

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コキ104-1281~1980・1989~2908(コキ104-1500)

平成5年以降に製作されたグループは海上コンテナ積載用IBC取付穴を省略したほか、台車の軸受けを改良(外観では軸受け蓋が三角から丸形に変更。三角の車輛も一部、丸形に変更している車輛もあります。)しました。

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コキ104-1981~1988(コキ104-1984)

平成6年製のこの8両は、台車をクム1000系などから発生したものを使用しています。コロ軸受けの蓋が三角形である事が見分けるポイント(現在は丸形に変更しているかもしれません。)です。

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(コキ104-62)

手ブレーキハンドルの反対側の側梁にはブレーキコック操作穴が1つありますが、車輛メーカーの際で幾つか種類があります。例は穴が小型のもの。

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(コキ104-445)

操作穴が大きいタイプ。

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(コキ104-274)

操作穴が小型で周囲に補強板のあるもの。

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海上コンテナ緊締装置装備車(コキ104-1005)

平成8年に96両が改造されたグループで、IBC取付穴を持つ1~1280番までの車輛から改造しています。
コキ100系では海上コンテナ輸送する際に、IBC取付穴に緊締装置をその都度付けていました。平成8年より海上コンテナの定期輸送が実施されるにあたり、運用の都度装着していては大変なので、緊締装置を装着したままの改造を行いました。これがこのグループとなります。改造車にはマリーンを意味する「」の文字が標記されていました。その後、海上コンテナの積載方法を改善したコキ106形式や重コンテナ輸送用のコキ200形式が登場し、平成15年にコキ104形式の役目は終了し、「M」の標記を消去の上、元の姿に戻っています。

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コキ104-5001~5036【5000番代】(コキ104-5011)

平成8年に埼玉県資源活性化財団が所有する私有貨車として製作されたグループです。さいたま新都心建設により発生する残土輸送を目的に、新製されたUM12A形式コンテナと共に活躍。建設工事が終了し、JR貨物に譲渡されています。譲渡後は特定の運用などはなく、一般車と混用されて活躍しています。

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コキ105-1~80(コキ105-1)

コキ100系シリーズ第4弾として平成2年に登場した形式です。ユニット方式において4両1ユニットは使用出来る範囲が限られてしまうので、見直し2両1ユニットとしたもので40ユニットが製作されました。奇数番号車と偶数番号車でユニットを組み、奇数番号車には電磁弁を装備したCLE方式のブレーキ装置、偶数番号車はCL方式のブレーキ装置としています。コキ103形式をベースに設計されており、外眼は同じです。

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コキ106-1~404(コキ106-52)

コキ100系シリーズ第5弾として平成9年に登場した形式です。従来のコキ100系ではIBCを使用していましたが、緊締装置の着脱の煩わしさがあり、これを改善し、海上コンテナ輸送に適した車輛の開発が行われました。
20ft海上コンテナの積載位置をJR20ftコンテナの積載位置と同じとし、さらに総重量24tの海上コンテナを1個積載可能としました。これにより荷重は40,7tになり、台枠も強度を増した設計となり、台枠、手摺形状などデザインが変わりました。また、台車も重荷重に耐えられるようにFT2形式台車を履いています。
初期のこのグループは当初は写真のように、従来車と同じコンテナブルーの車体でしたが、現在は405番以降と同じ灰色に変更されています。

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コキ106-405~554(コキ106-432)

このグループより、新製時より識別を図るため車体の色を灰色に変更しており、水色であった初期グループも灰色に変更しています。

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コキ106-555~712(コキ106-681)

車輛を留置する際に、転動防止を行うため手ブレーキを使用します。写真のJRFの左横にある黄色いハンドルが手ブレーキですが、緊締中(手ブレーキを使用している)なのか否かわかりません。動かす際に緩める必要があり、忘れてしまうと故障の原因となるため、現場では様々な工夫をしていたようです。そこで、手ブレーキの緊締状態を目視出来るように、このグループより表示板が設置されました。写真では突放禁止の右横にあるものが表示板が掲出される場所で、緊締中は表示板が車外に出る仕組みとなっています。

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コキ106-713~912(コキ106-775)

平成16年に登場したグループです。この713番以降では応荷重装置の変更があり、検知方式を油圧式からコキ200形式で採用された空気式に変更しています。外観の変化はありません。

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コキ106-913~1162(コキ106-1009)

最終増備車となるグループでは更なる改良が加えられており、破損し易い部品やブレーキ装置の改良が行われた他、ツイスト緊締装置を国産品に変更するなどコスト低減を図っています。

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コキ110-1~5(コキ110-1)

コキ100系シリーズ第6弾として平成13年に登場した形式です。新しく開発した15ftコンテナを積載出来るように、コキ106形式に15ftコンテナ用の緊締装置を装備しています。識別のため、車体色をからし色に塗装しているのが特徴です。15ftコンテナは試験のみで終了してしまいましたが、本形式は除籍されず、コキ106形式と共通で活躍しています。

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コキ107-1~(コキ107-20)

コキ100系シリーズ第7弾として平成18年に登場した形式です。老朽化の進むコキ50000形式の置換えを目的に設計された形式で、コキ106形式のマイナーチェンジ車にもあたります。基本的な構造はコキ106形式と同じですが、軽量化を図っています。また、作業改善のため側梁に設置されていた手ブレーキをデッキ部に移設しています。台車はコキ200形式で使用されているFT3形式を改良したFT3A形式を履いています。この台車は振動による積荷の影響を抑える構造を施したもので、外観はほぼ同じとなっています。

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コキ107-1002~(コキ107-1776)

1002番より、JRFマーク、突放禁止の標記が無くなりました。現行、標記のある車輛も消されて統一してゆくでしょう。

コキ200形式48t積みコンテナ車
諸元 全長 15000mm 全幅 2566mm 全高 2017mm 台車 FT3形式
積載可能コンテナ ISO20ft24tコンテナ 2個、ISO20ft30.48t 1個、ISO40ft30.48t 1個

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コキ200-34(左)とコキ200-83(右)

 石油精製品や化成品などは専用のタンク車によって輸送が行われていました。車輛の構造上により運転最高速度75km/hであったため、速度向上が難しく、ダイヤ作成上のネックともなっていました。一方で経年劣化が進み、置換えも考えなければならない車輛も多く出てきました。そこでJR貨物では、荷主に20ftISOコンテナの使用を提案し、平成8年からISO規格で設計されたタンクコンテナが出てきました。
 ISO20ftタンクコンテナは総重量が24tもあり、コンテナ車では荷重の半分以上もあるため1個の積載に限られ、非効率を余儀なくされていました。これを解消するために、ISO20ft24tコンテナ2個、クンロクコンテナと呼ばれる9ft6inISO40ftコンテナ(ハイキューブ(背高)コンテナ)を1個積載できる低床式汎用コンテナ車コキ72形式を試作しました。しかし、低床式の特殊構造がネックとなり量産化は見送られてしまいました。
 ISOコンテナの中で最も背高の9ft6inコンテナが低床式貨車に頼らず運転が可能か。を調査した所、多くの区間で物理的に可能という事がわかり、コキ100系と同じ床面高さを持つ重コンテナ輸送用の車輛として、平成12年にコキ200形式が登場し、154両が製作されました。
 構造的にはコキ100系と同じで、自重を軽量化させるために全長を20ftコンテナが2個積載できる極限までとしています。台車はコキ106形式のFT2形式をベースに重荷重に耐えうる構造としたFT3形式としています。ブレーキ方式はCLE方式(応荷重式電磁自動空気ブレーキ方式)で、荷重を検知する機構は従来は油圧式でしたが、ワ100形式で採用された空気式に変更しています。
 コキ200-45~は、手ブレーキを使用していると、表示板が飛び出る手ブレーキ緩解表示装置が設置されています。

コキ70形式40.6t積みコンテナ車
諸元
全長 20750mm 全幅 2819mm 全高 1965mm 台車 FT11形式
積載可能コンテナ、車輛 JR20ft 3個、ISO20ft(20.3t) 2個、ISO40ft及びISO45ft 1個、11tトラック 1台、4tトラック 2台、20kLタンクローリー 1台

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コキ70-902

 鉄道による海上コンテナ輸送は昭和53年に一旦途絶え、JR貨物発足直後の平成元年よりコキ100系によって再開されました。当初は横浜博(YES’89)開催期間の交通渋滞緩和という一時的なものでしたが、当時の運輸省のモーダルシフト推進などの理由により、本格的に開始される事となりました。
 コキ100系は海上コンテナ輸送にも対応した設計でしたが、9ft6inハイキューブコンテナ(クンロクコンテナ)は背高であったため、輸送が出来ませんでした。そこで、開発されたのがこのコキ70形式で平成3年に登城しました。
 背高コンテナも輸送できるように低床式の平床構造が特徴で、コンテナの他にトラックも輸送できるように走路が設けられています。2両1ユニットの構成で、中間に位置する連結器は高さを550mmとし、棒連結器を採用しています。トラックは自走式で積載するため、ユニットの両端部は開閉式になっています。
 台車は床面を下げる必要がある事から、車輪径を610mmとし、空気ばねを持つFT11形式を履いています。この台車はボルスタレス構造で、ディスクブレーキ、滑走防止装置を装備しており、貨車では初めての採用例となっています。ブレーキ方式はコキ100系と同じCLE方式で、電磁弁類は奇数番号車である901号車に備えられています。
平成4年より営業運転を開始しましたが、バブル崩壊による景気後退、ピギーバック輸送の需要減、背高コンテナ輸送に低床貨車が必要としない。などといった理由から量産車は製作されず、平成15年に廃車されています。

コキ71形式39.2t積みコンテナ車
諸元 全長 21300mm 全幅 2789mm 全高 1947mm 台車 FT12A形式
積載可能コンテナ 12ft5tコンテナ4個、30ftコンテナ(UM30A30000番代(カーラック)に限る)2個

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コキ71-901(上)とコキ71-4(下)

 鉄道による乗用車の輸送は国鉄時代は車運車を用いて対応し、輸送の高速化、自動車の汚損防止などを目的に国鉄末期から専用のコンテナが開発されました。いずれも復路が空荷としなければならない欠点があり、解決されずにいました。この問題を低床式多目的車輛として試作されたコキ70形式をベースに、低床化で生じた大きな積載空間を活用して、往路は乗用車、復路は12ft5tコンテナを輸送できる「カーラックシステム」を開発しました。このシステムに使用されるのが平成6年に登場したコキ71形式です。試作車2両、量産車6両が製作されました。
 車体(台枠)はコキ70形式がベースで、2両1組(奇数番号車+偶数番号車)での使用とし、相互の連結は半永久連結器を使用します。乗用車の汚損防止のため、車体の中央で分割するウイングトップ式のラックカバー(アルミ製)が装備(写真の901号車)されており、荷役時は外部操作により動作します。その中に専用の30ftコンテナUM20A形式30000番代(写真の4号車に積載されている青色のコンテナ)を2個積載しています。このコンテナ1台に乗用車を4台又は5台積載します。復路はコンテナ内にある積載装置を床面に下げ、12ft5tコンテナを4個(1台当たり2個)積載します。
 カーラック輸送として自動車輸送に使用されていましたが、現在は輸送が休止されており、車輛も保留車扱いとなっています。

コキ72形式48t積みコンテナ車
諸元 全長 16000mm 全幅 2650mm 全高 2047mm 台車 FT15形式
積載可能コンテナ JR12ftコンテナ3個、JR20ft、ISO20ft(20.3t)及びISO20ft(24t)は2個、JR30ft及びISO40ftは1個

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コキ72-901

 平成8年に登場した試作車で1両のみ製作されました。コキ100系を使用した海上コンテナ輸送は好調であるものの、大型重量コンテナやクンロクコンテナと呼ばれる9ft6inの背高コンテナには対応出来ませんでした。そこで、これらのコンテナ輸送にも対応できる車輛として、当形式が製作されました。
 1両単位での輸送を考えており、両側のデッキ部が一般のコンテナ車と同じ高さで、積載部分のみを低床構造とした独特の外観をしています。床面を下げるため、台車は車輪径610mmを使用したFT15形式を履いています。
 試験も兼ねて営業運転を開始しましたが、背高コンテナ輸送に低床車輛を必要としない事が判明し、量産化は見送られて、試作車1両のみで終了してしまい、以降はコキ106形式や本形式と同等の積載能力を持つコキ200形式の生産へ移行してしまいました。現在は運用終了となっています。

コサ900形式21t積みコンテナ車
諸元 全長       全幅        全高       台車 TR63B形式
積載可能コンテナ ISO1C形1個、ISOD形2個

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コサ901

 1960年代の後半、海上コンテナの鉄道輸送が考えられ、昭和42年に2両製作された試作車です。海上コンテナは衝撃に弱い事から、大容量の油圧緩衝器を装備しています。

コキ9100形式41t積みコンテナ車
諸元 全長      全幅       全高       台車 TR63E形式
積載可能コンテナ ISO1A形、ISO1B形、M形、S形はいずれか1個、ISOC形 最大2個

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コキ9100

 海上コンテナ輸送の試作車としてコサ900形式と同じ昭和41年に登場した試作車で、2両製作されました。多彩なコンテナを輸送するための緊締装置が特徴的です。軸重15tを許容した幹線向けの運用制限車でもあります。コサ900形式と共に得られた試験結果はコキ1000形式として量産車化されています。