ホサ1形式23t積み砕石専用私有ホッパ車
諸元
全長 7710mm 全幅 2722mm 全高 2588mm 台車 TR20形式
ホサ1
ホサ1形式はかつて国鉄に在籍していたホキ600形式を基本としたホッパ車です。ホキ600形式から説明をしながら、当形式を紹介しましょう。
昭和5年に石灰石輸送用の25t積み鉱石車としてヲキ1形式私有貨車が16両製作されました。我が国初のホッパ車です。西武鉄道の前身となる武蔵野鉄道、青梅線の前身である青梅電気鉄道に籍を置きました。昭和17年に武蔵野鉄道在籍車は南武線の前身である南武鉄道に移籍しました。昭和19年に青梅電気鉄道、南武鉄道は戦時買収により国有化され、16両のうち11両が石炭車の種別(本来はホッパ車ですが、当時は種別が無いため、似た構造を持つ石炭車が選ばれました。)となり、セキ4000形式になりました。昭和32年に石炭車からホッパ車に変更される事になり、ホキ4000形式へ。昭和38年には称号規定改正で国鉄所有車である事からホキ600形式へと変更。誕生から3回の変更、4つの形式名をもつ貨車です。また、国鉄に在籍した「ホキ車」では最も全長の短い形式としても知られています。昭和44年に形式消滅しています。
一方、ヲキ1形式をベースにホッパ部の長さを短縮し、空いたスペースに車掌室(制動手室)を設置したヲサフ1形式23t積み鉱石車が同時に製作されました。4両製作され、ホキ600形式と同じく武蔵野鉄道、青梅電気鉄道に籍を置き、武蔵野鉄道に籍を置いた車輛は南武鉄道へ移籍。昭和19年に国有化で鉄道省所有になり、セサフ1形式、昭和32年にホサフ1形式と形式名を変えました。昭和41年に廃形式となりましたが、2両は福井鉄道へ払い下げられ、車掌室を撤去しホサ1形式として再スタート。砕石輸送、散布用として活躍し、平成13年に廃車となりました。ホサ1のみ平成15年に三重県いなべ市にある貨物鉄道博物館に寄贈され、保存されています。
日本初の無蓋ホッパ車第1号の貴重な車輛として、見る価値は十分にあります。
ホキ800形式30t積み砕石専用ホッパ車
諸元
全長 12800mm 13300mm(ホキ1773~) 全幅 2742mm 全高 2900mm 台車 TR41C形式 TR225形式(ホキ1773~)
特殊標記符号 オ
オホキ1392(左)とオホキ1877(右)
昭和33年に登場したバラスト(砕石)散布用のホッパ車で、1066両が新製、12両の改造車で構成されています。ホキ700形式のモデルチェンジ者で、保守効率を更に良くするため、ホキ700形式では軌道の外側のみしか散布できない構造を軌道内にも散布できるようにした形式としてホキ800形式が登場しました。車体寸法はホキ700形式と同一ですが、ホキ1773以降はデッキ部を延長し、台車をTR225形式に変更しています。
ホキ800形式は新幹線車輛として派生形式を生み出したほか、私鉄各社でも譲渡や自社新製で同種の形式がいくつか存在しています。JR旅客6社に継承されましたが、現在はJR東日本と西日本のみが所有しています。
ホキ2200形式30t積み粉粒体輸送用ホッパ車
諸元 全長 12700mm 全幅 2962mm 全高 3800mm 台車 TR95A形式、TR207形式、TR211形式 特殊標記符号 オ
オホキ12435
穀物類や飼料などの粉粒体農産物の輸送は袋詰めを行い、有蓋車で輸送する方法が行われていましたが、荷役に多くの労力、時間を要し、輸送量が増えるにつれて改善が求められるようになり、昭和41年に登場したのがホキ2200形式で1160両製作されました。
お手本にしたのが、昭和38年に登場した麦芽専用のホキ6600形式です。サッポロビールが自社の原料を輸送するために製作した私有ホッパ車で、積荷の品質を維持するための工夫がされており、国鉄はこれらを参考に様々な穀物類の輸送が出来るように開発しました。
車体形状は車輛限界一杯とした卵形の断面をしたタンク体が特徴で、内部は錆びないようにエポキシ樹脂によるコーティングが行われています。また、品質を保つため遮熱板が設置されています。当初は銀色でしたが、クリーム色(クリーム4号)となっています。台車は高圧ガスタンク車の走行改善を目的に製作されたTR95系台車を量産化したTR207形式とし、後に軸箱を密封コロ軸受けにしたTR211形式を履いています。この他、全長が12mを超える車輛であるため、特殊標記符号「オ」が付いています。
汎用性の高さから、登場後すぐに大人気となり、車輛不足が深刻になるほどとなりました。このため、一部の荷主は似た仕様の私有貨車を製作して対応を行いました。しかし、その人気も長く続かず、昭和50年代に入るとモータリゼーションの進展により、余剰車が出て来るようになります。JR貨物へは約半数が継承されましたが、平成3年頃より廃車が始まり、平成12年に全車が廃車となって形式消滅しています。
ホキ2500形式35t積み石灰石専用ホッパ車
諸元 全長 10000mm 全幅 2870mm 全高 2498mm 台車 TR213-C形式 特殊標記符号 なし
ホキ2514(左)とホキ2683(右)
昭和30年代半ば、石灰石輸送の増強を図るべく大型のホッパ車が試作されましたが、大型化しすぎて地上設備などと適合せず失敗に終わってしまいました。そこで、一からコンセプトや設計を見直し、昭和42年に登場したのがこのホキ2500形式です。
積荷の石灰石は車体側面下部にある扉から卸す方法で、手動操作で開閉が可能なほか、地上設備より圧縮空気を送り、各車の開閉を自動でも行うことが出来ます。勾配線区での運用が多い事から、台車は走行性能を安定させたTR213形式としています。この台車はコロ軸であるため、転がりが良い車輛である事を注意喚起するために車体色は赤3号となっています。
ホキ2500~ホキ2539までは試作的要素を含んだグループで、車体両側面にある荷卸し用扉に「叩き板」と呼ばれる丸い鉄板が設けられているのが特徴です。これは、扉に石灰石が付いてしまった時にハンマーなどで叩いて落とす(通称、ガンガン叩き)ものです。石炭車でもガンガン叩きが行われており、側板が凸凹になり、傷みが酷いので、叩く場所を指定する意味合いも込められているようです。ホキ2540~は初期車の改良型で、叩き板が廃止されるなどの特徴があります。この他では、派生形式にホキ9500形式が私有貨車として登場しています。
関東地方では南武線浜川崎駅と青梅線奥多摩駅、東海地方では笠寺駅と美濃赤坂駅間を中心に石灰石輸送に活躍。晩年はホキ9500形式への改造編入もあり、徐々に数を減らして平成11年に形式消滅しています。
積荷の説明
石灰石(せっかいせき)・・・主に方解石(炭酸カルシウム)という鉱物からなるもので、石灰岩と言います。鉱業的に資源として扱われる場合に鉱石名として「石灰石」と呼びます。全国各地に石灰岩の鉱山が点在しており、セメントの原料や製鉄に用いられています。
ホキ1000形式35t積みフライアッシュ及び炭酸カルシウム専用私有ホッパ車
諸元 全長 14500mm 全幅 2948mm 全高 4058mm 台車 TR213B形式、TR213C形式 特殊標記符号 オ
オホキ1000-901(左)とオホキ1000-10(右)
愛知県碧南市にある火力発電所で発生するフライアッシュを山間部にあるセメント工場へ送り、セメント工場で発生した炭酸カルシウムを発電所に輸送するという、往路と復路で異なる貨物を輸送する珍しい貨車で唯一存在です。
平成2年に試作車が登場し、各種試験を経て同年に量産車が登場しました。試作車は1番(初代)でしたが、901番へ改番しています。15m級のやや大型のホッパ車で全長が12mを超えるホッパ車であるため、特殊標記符号「オ」が付いています。
車体は容積を取るため限界値一杯のかまぼこ型で、積荷はエアスライド方式によって取卸しされます。塗装は薄い灰色で、側面の帯と表記は青色となっています。
積荷の説明
フライアッシュ(Fly ash)・・・石炭を燃焼させた後に残る灰で微粒子状の細かいものです。コンクリートとの相性が良く、骨材にすると耐久性や流動性などが向上します。吸水性が高い事が特徴で、汚泥処理、流動性残土に混合し、埋め戻し材に利用されています。この他、映画などでは埃を表現するために使われ、爆破シーンでは爆発規模をより大きく見せる効果がある。として利用されています。
炭酸カルシウム(calcium carbonate)・・・化学式:CaCO3、見かけは白色の粉末。カルシウムの炭酸塩で、サンゴ、鶏卵の殻、石灰岩、大理石、方解石などの主成分でもあります。肥料、飼料、窯業、プラスチック、塗料など広範な工業分野で利用されるほか、製紙、化粧品、食品添加物としても利用されています。ホキ1000形式が輸送する炭酸カルシウムは、石灰石を細かく砕いたもので、石炭を燃焼させる際に公害防止資材として利用されています。
ホキ3000形式35t積みアルミナ専用私有ホッパ車
諸元 全長 12100mm 全幅 2706mm 全高 3765mm 台車 TR41C 特殊標記符号 オ
オホキ3007
昭和33年に登場したアルミナ専用ホッパ車です。タキ6400形式、タキ7400形式に続いて3番目に登場したもので、唯一のホッパ車となっています。登場時はホキ4050形式でしたが、昭和38年にホッパ車改番によりホキ3000形式に変更されています。(ホキ3000~3004)
箱型有蓋ホッパ車で、ホッパ容積を確保するため、車幅方向から見てW字の断面となっており、ホッパ装置は左右両側にセットされています。荷役方式はエアスライド方式です。
平成14年に形式消滅しています。
積荷の説明
酸化アルミニウム(aluminium oxide)・・・化学式Al2O3、融点2072℃、沸点2977℃の白色固体。通称、アルミナや礬土(ばんど)と呼ばれています。天然ではルビー、サファイア、コランダムとして産出され、金属アルミニウムの原料となっているほか、硬度を活かして研磨剤、高融点である事から耐火物の利用もあります。
ホキ3100形式35t積みセメント専用私有ホッパ車
諸元 全長 10400~11700mm 全幅 2650mm 全高 3710mm 台車 TR41C 特殊標記符号 なし
ホキ3104
昭和36年に登場した35t積みセメント専用ホッパ車で、ホキ3500形式を大きくした形式です。153両が製作されています。登場時はホキ4100形式(2代)で、ホキ4100~4117、4128~4147が登場しました。昭和37年には秩父鉄道に在籍していたホキ1200形式10両が編入され、ホキ4118~4127となっています。
昭和38年にホッパ車の改番が実施され、原番号から1000番を差し引いたホキ3100形式に変更、ホキ4100形式(2代)は形式消滅しています。この後増備されたホキ3148~3242、3261~3270(ホキ3243~3260は欠番)はホキ3100形式として登場しています。
ホキ3500形式に似たスタイルですが、荷重が増えた分ホッパが長くなっています。荷役方式はエアスライド方式で、ホッパは下部両側面にあります。平成8年に形式消滅しています。
積荷の説明
タンク車のお部屋その1 タキ1900形式をご覧下さい。
ホキ3500形式30t積みセメント専用私有ホッパ車
諸元 全長 9600mm~10400mm 全幅 2596mm~2650mm 全高 3705mm 台車 TR41D-4形式 特殊標記符号 なし
ホキ3567
日本初の有蓋ホッパ車第1号の形式で、ばら積みセメント輸送用貨車の元祖です。昭和27年に登場し、その外観からタンク車に分類され、タキ2200形式としました。翌年にホッパ車が制定されてホキ1形式となります。(タキ2200形式は形式消滅。)ホキ1~94、ホキ1000~1123、1128~1160、ホキ2000~2002と248両が製作されます。昭和34年にホキ4100形式(初代)4両が登場。僅か7か月後に本形式に編入され、ホキ1124~1127となります。(ホキ4100形式(初代)は形式消滅。)
昭和38年のホッパ車大改番によって、ホキ1形式(初代)はホキ3500形式に改番。ホキ1~94までは原番号に3500番を加えたものとなったため、3500番は欠番となっています。その後も製作は続き、ホキ3759~3770が新製されました。昭和45年に三岐鉄道所有のホキ5001形式、6001形式10両を当形式に編入。ホキ3759~3768としたものの、二車現存(同じ形式番号を持つ車輛が複数存在する事。)が判明し、昭和52年にホキ3771~80に改番しています。こうして、279両が活躍しました。
荷役方式は当初は自重落下方式でしたが、エアスライド方式に改造しています。平成8年に形式消滅しています。
積荷の説明
タンク車のお部屋その1 タキ1900形式をご覧下さい。
ホキ5700形式40t積みセメント専用私有ホッパ車
諸元 全長 10800~11700mm 全幅 2550~2637mm 全高 3453~3760mm 台車 TR41Cなど 特殊標記符号 なし
セメント輸送用のホッパ車として初めての40t積みとした形式で昭和40年から628両が製作されました。ホキ3100形式を大きくした形式であると同時に、川崎重工業製タキ1900形式、富士重工製タキ12200形式、日立製タキ19000形式の各形式に対抗するべく、東洋と日車で製作した形式でもあります。各社で様々な形式を登場させていましたが、昭和49年以降はタキ1900形式に標準化が図られています。
東洋工機製はホキ3500形式より続く箱型のデザインを継承し、各部を軽量化して40t積みを達成させていますが、日本車輌製は独自開発による台枠中梁とホッパ体を一体化させ、独特のフォルムを持つ軽量車体が特徴となっています。どちらも荷役方式はエアスライド方式となっています。また、派生形式として日車製ホキ5700形式と同一の車体構造を持ちつつ、荷役方式の異なるホキ7500形式があります。このホキ7500形式はエアスライド方式での荷役が可能なほか、専用の設備がない駅での荷役を貨車からトラックに直接積み替えるため、スクリューコンベアを備えた形式となります。
セメント輸送では方々で見る事の出来た形式の一つで、私鉄でも見ることが出来ました。セメント輸送が衰退し、平成22年に形式消滅しています。
積荷の説明
タンク車のお部屋その1 タキ1900形式をご覧下さい。
ホキ8300形式35t積み
トウモロコシ及びコウリャン専用私有ホッパ車
諸元 全長 12700mm 全幅 2449mm 全高 3800mm 台車 TR41E-13形式 特殊標記符号 オ
オホキ8307
昭和49年に17両が製作された形式で、ホキ2200形式の派生形式の一つです。当時、人気の高いホキ2200形式の配車不足を解消する目的で製作されました。ホキ2200形式に似た設計ですが、積荷を特定としたため荷重が5t増加しています。車体はホキ2200形式から遮熱板を取り払ったスタイルで、ホッパを支える柱が特徴になっています。車体断面はややえらが張った感じです。平成8年に形式消滅しています。
積荷の説明
トウモロコシ(玉蜀黍)・・・日本ではとうきびなどと呼ばれ、英語ではコーン(corn)と呼ばれています。イネ科の一年生植物。私たちの食料や家畜の飼料の他に、コーンスターチ、油、バイオエタノールの原料としても重要な存在です。焼いたり、茹でたりなど食べ方は多種多様。本形式のトウモロコシは飼料用です。
コウリャン・・・モロコシやタカキビとも呼ばれるイネ科の一年草の穀物。外来語ではコーリャン、ソルガム、ソルゴーがあります。こちらも食用の他、家畜の飼料として用いられています。
ホキ9300形式35t積みコークス粉専用私有ホッパ車
諸元 全長 12700mm 全幅 2986mm 全高 3800mm 台車 TR225形式 特殊標記符号 オ
昭和49年より5両が製作されたコークス粉専用のホッパ車で、コークス粉専用車では唯一の存在です。ホキ8300形式と同一の設計で、塗装はホキ8300形式登場時と同じ黒色です。平成8年に廃車となり、形式消滅しています。
積荷の説明
コークス(coke)・・・石炭を乾留(蒸し焼き)にして炭素部分だけを残した燃料をいい、コークスは製鉄での燃料が主な用途となっています。この他に家庭用燃料、冶金材料や鋳物などの燃料、研磨剤の原料などに利用されています。
ホキ9500形式35t積み石灰石専用私有ホッパ車
諸元 全長 10000mm 全幅 2870mm 全高 2498mm 台車 TR213形式 特殊標記符号 なし
新東京国際空港(現:成田国際空港)建設工事用として昭和45年に登場したホッパ車で。当初は砕石専用でした。砕石専用ホッパ車としては初めての形式であると同時に、車体色に赤3号を採用した最初の形式でもあります。空港が完成すると、石灰石専用ホッパ車としてセメント会社などへ譲渡、転用されました。
外観、構造はホキ2500形式2次車と同一です。
298両が製作され、各地で活躍しましたが、石灰石輸送の縮小、廃止などで数を減らし、現在は経年40年を超え、新鋭のホキ2000形式の投入もあり、僅か数両が残るのみとなっています。
積荷の説明
ホキ2500形式をご覧下さい。
ホキ9800形式30t積み麦芽専用私有ホッパ車
諸元 全長 12700mm 全幅 2962mm 全高 3880mm 台車 TR41E形式 TR213C形式 特殊標記符号 オ
オホキ9814(左)とオホキ9846(右)
昭和47年より55両が製作された形式で、ホキ6600形式25t積み車の拡大形式になります。国鉄が所有していたホキ2200形式の不足により、私有貨車として新製されたもので、見た目はホキ2200形式とそっくりですが、当形式の方は少しえらの張ったデザインで、ホキ8300形式に遮熱板を設置したようにも見えます。
前期車33両(ホキ9800~9832)は登場時は黒色でしたが、昭和53年にクリーム色4号(写真)に変更されています。後期車22両(ホキ9833~9854)は登場時よりクリーム色4号となっています。台車は前期車はTR41E形式、後期車はTR213C形式を履いています。
ビールメーカーが所有しており、輸入した麦芽を各工場まで輸送していましたが、平成10年に形式消滅しています。
積荷の説明
麦芽(malt)・・・主に大麦の種子を発芽させたもので、ビールやウイスキー、水飴の原料として使われています。
ホキ10000形式35t積み石炭専用私有ホッパ車
諸元 全長 13900mm 全幅 2700mm 全高 3290mm 台車 TR213C形式 特殊標記符号 オ
オホキ10009(左)とオホキ10248(右)
昭和54年、オイルショックによる原油高騰によりセメント業界では製造用に使う燃料を重油から石炭に転換する事になり、その石炭を輸送する目的で昭和55年に本形式が272両製作されました。本形式を製作するにあたり、石炭車かホッパ車かに分類をするため議論がされましたが、国鉄が石炭車の私有貨車による編入を認めなかったことによりホッパ車となりました。
海外でよく見かけられるホッパ車の形態で、ホッパ部は1室構造ですが、途中で長手方向にに分割、底部で左右方向に二分割の計四分割されています。妻面には荷卸しを促進するためのバイブレーターが設置されています。底部にある荷卸し用の扉は空気圧により遠隔操作が可能な構造となっています。
平成12年より97両が中部国際空港建設のため専用種別を石灰石に変更しています。建設終了後、30両が復帰し、残りは骨材輸送に活躍しました。令和2年、扇町駅と三ヶ尻駅で行われていた石炭輸送が終了。我が国の石炭輸送の歴史に幕を閉じています。
積荷の説明
石炭車をご覧下さい。
ホキ34200形式28t積み石灰石専用私有ホッパ車
諸元 全長 8750mm 全幅 2720mm 全高 2750mm 台車 TR41C形式 特殊標記符号 ロ
ロホキ34274
この貨車は昭和34年に128両が製作されたホキ4200形式に始まります。ホキ4200形式は30t積みの石灰石専用ホッパ車で、当初は黒色の貨車でしたが、昭和43年10月のダイヤ改正で高速化不適合車となり、運転最高速度65km/h以下の指定を受け、黄色い帯を巻くと同時に特殊標記符号「ロ」が付きました。
このホキ4200形式を所有していた奥多摩工業では運用する青梅線、南武線で無蓋ホッパ車から出る粉じんが問題となっており、これを解決する必要がありました。
そこで、昭和51年より所有する110両のうち、93両に対してアルミニウム合金製(一部、鋼板製)の蓋(屋根)を設置する事にしました。こうしてホキ34200形式が登場しました。当初は車輛番号に30000を加えたものとしていましたが、途中から番号を整理しており、多数の欠番があります。
蓋が設置され、自重が増加した事などの理由で荷重が28tに減トンしています。平成6年までに全車廃車となり、形式消滅しています。
積荷の説明
ホキ2500形式をご覧下さい。
































