
会社の概要
| 読み方 | ちちぶてつどう |
| 略称等 | 秩父、ちちてつ、CTK、秩父電鉄、秩父線等 |
| 設 立 | 1899年(明治32年)11月8日 |
| 保有路線数 | 2路線 |
| 保有路線名 | 秩父本線(ちちぶほんせん):羽生駅~三峰口駅(71.7km) 三ヶ尻線(みかじりせん):鵡川駅~三ヶ尻駅(3.9km)(貨物線) |
| 車輛形態 | 電車、機関車 |
| その他 | 蒸気機関車又は電気機関車による客車列車の運転も有り。 |
概要
埼玉県北部から秩父地方へ東西に横断する形で結ぶ秩父本線と貨物線である三ヶ尻線の2路線を持つ鉄道会社です。設立は明治32年で、この際は「上武鉄道」という社名(丹荘駅と西武化学前駅間を運行していた上武鉄道は別会社。)でした。明治34年に熊谷駅~寄居駅間が開業。大正5年に現在の「秩父鉄道」に社名を変更しています。
大正10年、北武鉄道という鉄道会社が羽生駅から行田駅(現:行田市駅)を開業させ、翌年に熊谷駅まで開業。その後、秩父鉄道が北武鉄道を合併しました。昭和5年に三峰口駅まで開業し、全線開通となりました。
三ヶ尻線は上越新幹線が建設されるのに伴い、熊谷駅で行われていた貨物取扱いが廃止され、新設される熊谷貨物ターミナル駅に移管される事になった為、三ヶ尻線の建設が行われました。この路線は昭和37年に秩父セメント(現:太平洋セメント)の工場に至る専用線を転用したもので、昭和54年に開業しました。主にセメント輸送を担っていましたが、晩年は工場で使用する燃料(石炭)輸送のみとなっていました。貨物輸送が廃止される事になり、三ヶ尻~熊谷貨物ターミナル間については新しい貨物輸送が見込めない事、施設の老朽化もあり、令和2年に廃止されました。これにより、貨物輸送の社外との連絡は無くなっています。
メインとなる秩父本線は地域輸送の他、秩父地方を中心とした観光地や行楽地があり、普通列車の他、急行「秩父路」や土休日を中心に「SLパレオエクスプレス」が運転されています。また、西武鉄道からの乗入れ列車も有り(かつては東武鉄道や国鉄でも実施されていました。)、長瀞や三峰口方面へ運転が行われています。
現在使用されている車輛を見ると、旅客車は自社発注の車輛は無く、他社からの譲渡車輌によって賄われており、種類も多くある事から、乗り比べ等を楽しむ事が出来ます。貨物輸送は影森駅から鵡川駅まで運転されており、私鉄では数少なくなった貨物輸送を見る事が出来ます。
現在の車輛
5000系
普通列車用として東急電鉄7700系を改造した2000系がありましたが、非冷房である上、18m級4両編成である事から、代替を目的に平成11年に都営地下鉄三田線で活躍した東京都交通局6000形電車を譲り受けた車輛です。1両を制御車に改造し、3両編成化した他、中間車にパンタグラフを増設、半自動機能追加等の改造を行いました。
3両編成4本が登場しましたが、平成23年に事故により1編成が運用を離脱し、現在は3本が活躍しています。
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| 5202編成 |
形式
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| デハ5001 | デハ5101 | クハ5201 |
デハ5000形式(デハ5001~5004)
1号車となる6001形を改造した羽生方に位置するパンタグラフ付き制御電動車です。基本的には種車のまま。主制御器や抵抗器等を搭載しています。
デハ5100形式(デハ5101~5104)
6号車となる6006形を改造した中間電動車です。SIV装置、電動空気圧縮機を搭載しています。屋根上にパンタグラフを増設する改造が行われています。
クハ5200形式(クハ5201~5204)
8号車となる6008形式を改造した三峰口方の制御車です。種車は偶数向きの制御電動車でしたが、電装解除を行いました。蓄電池を搭載しています。
6000系
急行列車用として国鉄165系を改造した3000系の老朽化による置換の為に、西武鉄道の新101系を購入、改造を行い、平成18年に登場した急行列車用の車輛です。3両編成3本が登場しました。購入した編成はクハ+モハ+モハ+クハの4両編成で、3両編成化する為、モハ(偶数番号車)にクハ(偶数番号車)の先頭部を設置する先頭車化改造が行われています。
先頭車の前面は大きく変化し、LED式の愛称表示器の設置や、灯具類の変更等が実施されています。室内も同じく変化しており、ロングシートから西武鉄道10000系の座席を配したクロスシートに変更、中央部の乗降扉を撤去し、大型の固定窓に変更しています。座席は回転する事が出来ませんが、ほんの少しリクライニングが出来ます。配置は集団見合い型で、中央部に向かって配置されています。急行列車を中心に運用されており、臨時列車にも多く活躍しています。
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| 6002編成 | 6003編成(リバイバルカラー) |
形式
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| デハ6001 | デハ6101 | クハ6202 |
デハ6000形式(デハ6001~6003)
羽生方に位置する制御電動車です。モハ101形式偶数番号車にクハ101形式偶数番号車の先頭部を付けた先頭車化改造を行っています。塗装色は3000系の使用していた色を継承しています。
デハ6100形式(デハ6101~6103)
モハ101形式奇数番号車を改造したもので、急行列車用の改造が行われた他は種車のままとなっています。
クハ6200形式(クハ6201~6203)
三峰口方に位置する制御車です。クハ101形式奇数番号車を改造しました。
7000系
国鉄(JR東日本)101系を改造した1000系の置換えを目的に東急電鉄8500系を譲り受け、平成21年に登場しました。秩父鉄道初の界磁チョッパ制御方式、電気指令式空気ブレーキ方式となる電車になります。改造は半自動機能追加、車椅子スペース、LED式の車内案内表示器の設置等を行っています。
3両編成2本が活躍しており、7002編成の先頭車は中間車からの改造となっており、7001編成とは外観が少し異なります。
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| 7001編成 | 7002編成 |
形式
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| デハ7001 | サハ7102 | デハ7202 |
デハ7000形式(デハ7001・7002)
羽生方に位置する制御電動車です。7001番はデハ8500形式制御電動車、7002番はデハ8700形式中間電動車を先頭車化改造した車輛で、前面等が異なります。
サハ7100形式(サハ7101・7102)
サハ8900形式中間附随車を改造したもの。床下にはSIV装置を搭載しています。
デハ7200形式(デハ7201・7202)
三峰口方に位置する制御電動車です。7001番はデハ8600形式制御電動車、7002番はデハ8800形式中間電動車を先頭車化改造しています。種車にパンタグラフが無い為、冷房装置を1つ撤去し、設置しています。7002番は運転台周辺にコルゲートが無く、前面は非貫通ですが、貫通扉の有る7001番と合わせる為、ダミーの貫通路を設けています。
7500系・7800系
1000系置換えの為に東急電鉄より8500系を譲り受けましたが、車輛が8090系に変更された為に登場した系列で、平成22年に登場しました。3両編成が7500系、2両編成が7800系となります。特徴として、7800系は中間車を先頭車化改造したもので、先頭部を製作する際に骨組みを活用し、強度を持たせた事から、先頭車を流用した7500系とは全く異なる顔になっている点があります。7500系は7本、7800系は4本製作され、活躍しています。
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| 7501編成 | 7503編成 | 7801編成 |
7500系は先頭車を改造していますが、種車に初期車が含まれており、標識灯の設置位置が異なっています。7800系は中間電動車を先頭車化改造したもので、異なる顔となっています。
形式
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| クハ7706 | デハ7601 | デハ7501 |
クハ7700形式(クハ7701~7707)
羽生方に位置する制御車で、クハ8090形式を改造したものです。半自動機能追加やドアチャイムの設置等が行われています。電動空気圧縮機、蓄電池を搭載しています。
デハ7600形式(デハ7601~7607)
デハ8190形式を改造したもので、種車はシングルアーム式パンタグラフでしたが、ひし形パンタグラフに変更。冷房装置を1つ撤去し、1基増設しています。車椅子スペースを設置しています。
デハ7500形式(デハ7501~7507)
三峰口方に位置する制御電動車で、クハ8090形式を制御電動車に改造しています。電動発電機又はSIV装置のいずれかを搭載しています。
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| デハ7801 | クハ7902 |
デハ7800形式(デハ7801~7804)
羽生方に位置するパンタグラフ付き制御電動車です。デハ8190形式を先頭車化改造したもので、運転台設置、シングルアーム式パンタグラフの変更、冷房装置を1つ撤去し、1基増設しています。車椅子スペースを設置しています。主制御器、チョッパ制御装置、SIV装置を搭載しています。
クハ7900形式(クハ7901~7904)
三峰口方に位置する制御車で、デハ8290形式を電装解除の上、先頭車化改造したものです。電動空気圧縮機、蓄電池を搭載しています。
ラッピングトレイン
7500系編成に行われています。どれもが賑やかで、じっくり見るのも良いでしょう。
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| 秩父ジオパークトレイン | 秩父三社トレイン | 彩色兼備 |
デキ100形直流電気機関車
第二次世界大戦後、日立製作所が各地の私鉄、専用線に供給した50t級電気機関車の一つです。1号機となるデキ101、増備車となるデキ102~106、デキ107及びデキ108の3つのグループがあります。
①デキ101
昭和26年、秩父セメントの私有機として「デキ8」として登場しました。12mの車長を持つ、箱形デッキ付きの機関車で、当時国鉄で増備が続いていたEF15形式の影響を受けたデザインでした。昭和55年に秩父セメント私有機となるデキ507が登場し、車籍が秩父鉄道に移りました。牽引力が低めであった為、1000t貨物列車の牽引が出来ず、デキ102以降の高出力機関車とは共通運用が難しく、一般貨物列車の牽引、構内入換に活躍しました。昭和63年に「SLパレオエクスプレス」が運行が始まり、補助機関車として活躍。平成8年にその役目を終え、運用も無く、留置されたまま、平成18年に廃車となりました。現在は同社のイベント時に展示されています。
②デキ102~106
デキ101の増備車として昭和29年(デキ102、103)と昭和31年(デキ104~106)が登場しました。当初よりデキ100形となったグループで、車体は12.6mに延長され、側面窓が5枚から6枚に、自重も2t増やして50tとしました。制御器や台車、駆動装置等はデキ101に準じていますが、主電動機の出力を増強し、各台車に2基搭載する変更を行いました。これにより1000t貨物列車の単機牽引が可能となり、デキ101を含む在来車とは一線を画し、運用を分ける事になりました。
昭和29年製の車輛はデキ101を引き延ばした角ばった車体ですが、昭和31年製は正面の四隅に丸みが付いて、若干ながら印象が異なります。
デキ106、104が事故や故障で廃車となっており、3両が活躍をしています。
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| デキ103 | デキ105 |
③デキ107・108
この2両は岩手県にあった松尾鉱業鉄道の電気機関車、ED501、ED502として製作されました。デキ101と同じ昭和26年に日立製作所で製作されており、兄弟とも言える車輛です。昭和47年に松尾鉱業鉄道が全廃され、秩父鉄道へ譲渡されました。
デキ101(デキ8)と同一構造ですが、前面窓にひさしが備えられる等、積雪地帯での運用に備えた仕様となっています。因みにこの2両は登場時は茶色一色でしたが、1950年代後半にED501は青の濃淡に車体裾と正面に白帯、側面とデッキ部端梁を赤色に変更。ED502は湘南色の塗り分けに変更されました。廃止直前に青色に白帯に変更され、この色で秩父鉄道へやって来ました。譲渡後、2両は当時の標準色である茶色に裾部は白帯という標準色に変更されましたが、デキ500形の登場時に受け取り時の塗装色を採用し、その後、デキ1形、ED38形を除いた全ての機関車にこの色を標準色とする事が決まりました。
デキ101と同一ですが、勾配線区であった事から高出力であり、1000t貨物輸送に活躍しました。デキ107は平成27年まで、デキ108は令和2年まで活躍しました。
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| デキ108 |
デキ200形直流電気機関車
建設ラッシュにより、セメント需要が増加した事から、輸送力強化を図ると共に1000t級貨物列車を牽引出来る機関車として昭和38年に3両が製作されました。
車体はデキ100形と同じく、デッキ付きの箱形車体ですが、前面左右の窓の上下寸法が縮小され、ひさしが設置される変化がある他、夜間の視認性向上の為、横並びの2灯になる等の変化が見られます。主要な機器はデキ100形とほぼ同じですが、1000t級の列車を最もきつい勾配上で牽き出しが出来る事を求められた事から、牽き出した際に起こる軸重移動とこれに伴う空転対策が必要となり、様々な新設計技術を盛り込みました。最も特徴と言えるのが台車で、デキ100形とは異なり「L型軸梁式」という他に例の無い構造を持つ台車を履いています。簡単に説明をすると、重い物を引く時に重心は地面に近ければ、近い程牽き出し易い。(綱引きで腰を落とせば、落とすほど力が出る。)これを実現する為に、L字型の軸梁を用いて車体と台車の間の牽引力の伝達を線路面に近い位置に置いた心皿で行うというもの。これを難しい言葉で言うと「機械的軸重移動の補償」と言います。結果、要求は満たす事が出来ましたが、軌道に与える負担が大きく、特殊構造故にメンテナンス面での問題があり、本格的な普及へは至りませんでした。(この問題は主電動機の界磁制御(電流の制御)による電気的手法で解決し、現在の一般的な方法となっています。)
登場後は重貨物列車に牽引に活躍しましたが、1990年代後半に輸送量が減少し、機関車に余剰が発生した際に問題が災いし、当形式は真っ先に淘汰対象となり、平成12年にデキ202、203が除籍されました。この2両は三岐鉄道へ入換用として譲渡されました。残ったデキ201は平成8年に廃車されたデキ101に代わり、「SLパレオエクスプレス」の補助機関車として活躍。塗装変更を数度行い、現在は蒸気機関車と同じ黒色とし、デッキ部を警戒色とした姿になりました。
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| ELパレオエクスプレスの先頭に立つデキ201 | 現在のデキ201 |
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| 三岐鉄道へ譲渡されたデキ202 |
デキ300形直流電気機関車
昭和42年に3両が製作されました。昭和38年に登場したデキ200形の増備車にあたる存在で、特殊な部分を従来車と同じ形態に戻しています。空転対策は空転が発生すると警報が鳴動し、自動的に主電動機を制御する電気的なシステムが採用されています。
車体はデキ200形と同一ですが、ひさしが無くなっています。前部標識灯は白熱灯でしたが、他車と同じくシールドビームに変更されています。後部標識灯の形状が各車で異なっています。令和2年にデキ302が東京オリンピック開催に伴い、これを記念して水色一色に塗装変更されています。
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| デキ301 | デキ302 | デキ303 |
デキ500形直流電気機関車
デキ300形の増備車として昭和48年に登場しました。塗装色は茶色から松尾鉱業鉄道で採用されていた現在の標準色となる青色に白帯を巻いたものとなりました。変化として、電動空気圧縮機の変更、シールドビームを採用しており、ライトケースが小さくなっている点があります。昭和55年まで製作されており、5つの形態に分ける事が出来ます。
①デキ501・502
昭和48年に登場したグループ。上述の通り、機器類の変更はありましたが、外観上はほぼ同じ。デキ502は平成28年に黄色地に茶色の帯を巻いた旧秩父鉄道標準色に変更。令和元年より黄色一色に塗装変更しています。
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| デキ501 | デキ502 | デキ502 |
②デキ503・504
昭和54年三ヶ尻線の開業に伴い、増備されたグループです。正面の窓が大きくなり、ひさしが設置される変化があります。デキ504は平成30年のイベント開催に合わせ、車体色をピンク色に白帯を巻いた塗装に変更しました。終了後、しばらくして標準色に戻されています。
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| デキ503 | デキ504 |
③デキ505
昭和55年に増備された車輛で、ライトケースの角が取れ、丸みのあるものになった他、避雷器が変更されています。平成22年に茶色に白帯を巻いた姿になり、令和元年より緑色に白帯を巻いた姿になっています。
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| デキ505 | ||
④デキ506
昭和55年に増備された車輛です。デッキに設置されていた後部標識灯が車体に埋め込まれ、外観の印象が変わりました。令和2年より、赤色一色に塗装変更されています。
⑤デキ507
太平洋セメントの私有機となっている車輛です。デキ101の置換え用として製作されました。デキ506と同一となっています。
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| デキ506 | デキ507 |
スム4000形15t積み鉄側有蓋車
昭和38年に50両製作された有蓋車で、袋詰めセメントの輸送に活躍しました。国鉄連絡直通貨車に指定されており、車番の下に二重線があるのが特徴です。昭和59年にスム4044、4047番を除いて廃車となり、この2両は白帯を巻いて救援車に用途を変更。救援機材を搭載し、有事の際に何時でも出動できるように待機しています。
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| スム4023 | スム4044 |
トキ500形36t積み無蓋車
昭和43年に15両が製作された無蓋車で、国鉄トキ25000形式と同一設計となっています。あおり戸は当初はプレス鋼板でしたが、昭和53年に平鋼板に交換されています。主に石灰石輸送に用いられていましたが、昭和57年に5両が関東鉄道へ譲渡され、残った10両で活躍していましたが、昭和59年に貨物輸送廃止により、トキ506、512番を残して廃車されました。この2両は災害時の土砂運搬用として車籍を残しています。
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| トキ502 |
ヲキ100形35t積み石灰石専用ホッパ車
昭和31年に登場したホッパ車で、現在も主力を務めています。ヲキの「ヲ」は「鉱石」(コヲセキ)を由来する説と英語で鉱石を意味する「ore」を由来とする説があります。車体長7500mmと小型ながらも35t積みで、ボギー台車を履いています。輸送量の変化により、相当数が廃車となっています。形態として、初期車はリベットによる組立て、後期車は溶接による組立てとなっており、外観も異なっています。
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| ヲキ111(初期車) | ヲキ228(後期車) |
ヲキフ100形35t積み石灰石専用緩急ホッパ車
昭和31年にヲキ100形と同時に登場したホッパ車で、ヲキ100形に車掌室を設置した貨車です。形態としてはヲキ100形と同じく組立て方法の違いの他、車掌室の幅が初期車では広く、後期車は狭い。という違いがあります。現存車は後期車のみとなっています。基本編成はヲキフ100形を両端に配し、ヲキ100形を8両連結した10両編成で、2編成組んだ20両編成で使用されています。輸送量の変化で、ヲキフが1両のみになる等の変化が見られます。
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| ヲキフ123(リベット) | ヲキフ130(溶接) |
ホキ1形30t積みホッパ車
平成2年に東武鉄道ホキ1形を譲り受けたもので、ホキ9、ホキ10の2両が転入してきました。国鉄ホキ800形式と同一構造のホッパ車で、バラスト輸送、散布に使用されています。
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| ホキ1 |
SLパレオエクスプレス
昭和63年から運転を行っているSL列車です。愛称の由来は1300万年前に絶滅した海獣パレオパラドキシアが秩父地方に生息していた事に因み、「パレオ」に急行を意味する「エクスプレス」を組み合わせたものです。
蒸気機関車はC58形式363号機で昭和19年に登場し、東北地方を中心に活躍しました。昭和47年以廃車され、埼玉県北足立郡吹上町(現:鴻巣市)の小学校に展示されていました。国鉄分割民営化直前の昭和62年に、翌年開催された’88さいたま博覧会の目玉として復活する事となり、車籍はJR東日本高崎運転所(現:ぐんま車両センター)となります。その後、平成15年に秩父鉄道が所有しています。
客車は当初はJR東日本より旧型客車を借り入れての運行でしたが、平成12年に12系客車4両を購入しました。当初はダークグリーンでしたが、平成24年からは赤茶色に塗装変更し、車内をレトロ調にリニューアルしています。
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| C58 363 | |
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| 12系客車 | |
過去の車輛