タキ1000形式45t積みガソリン専用車
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先行試作車
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| タキ1000-1(2位側):日本石油輸送 | タキ1000-2(3位側):日本石油輸送 |
タキ1000-1
先行試作車で、日本車輛製。台車はFT21X形式を履いています。タキ43000形式に近い外観となっています。
タキ1000-2
先行試作車で、川崎重工業製。台車はFT22X形式を履いています。1番とは細部が異なります。
量産車(3~102番:初期車)
試験を経て、量産車が登場。製作したメーカーは日本車輛(以下日車)製と川崎重工業(以下川崎)製の2社。初期車は3~102番で、製作は3~62、93~99番は日車製、63~92、100~102番は川崎製となっています。
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| タキ1000-47(3-1位側):日本石油輸送 | タキ1000-19(2位側):日本石油輸送 |
日車製の例。タキ43000形式243000番代の姿に近いのが特徴です。日本石油輸送所有車は緑と灰色の2色塗りです。
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| タキ1000-100(3位側):日本オイルターミナル | タキ1000-83(4位側):日本石油輸送 |
川崎製の例。日車製とほぼ同じですが、100~102番の3両は吐出口の上部の部品が異なります。日本オイルターミナル所有車は伝統のインクブルー(青15号)です。
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| タキ1000形式3位側手ブレーキ部 | タキ1000形式2-4位側 |
初期車の手ブレーキ部と2-4位側のブレーキ制御関係の空気ダメ等を見ると、タキ43000形式をコピーした感じでよく似ています。
量産車(103~392番:中期車)
100番代に入り、少し変化が見られるようになりました。中期車は103~392番のグループ。103~167、203~262、293~347番は日車製。168~202、263~302、348~392番は川崎製となっています。
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| タキ1000-107(3-1位側):日本石油輸送 | タキ1000-303(2-4位側):日本オイルターミナル |
日車製の例。一見するとグループ1と変わりはなさそうですが。
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| タキ1000-374(1位側):日本オイルターミナル | タキ1000-353(4位側):日本石油輸送 |
川崎製の例。日車製と同じく、変化がありますが、川崎製の変化はもう1つあります。FT21形式台車を見てみると、車軸の近く内側に補強板が貼られています。
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| タキ1000-387(1位側):日本オイルターミナル | タキ1000-388(2位側):日本オイルターミナル |
川崎製の378番から台車がFT21形式を改良したFT21A形式に変更されています。違いは補強板が無くなっている点です。写真左(387番)は日本オイルターミナル塗装の初代で、タンク体に水色と細い銀色の帯を巻いていました。その後、右のように青15号1色に統一されています。
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| タキ1000形式3位側手ブレーキ部 | タキ1000形式2-4位側 |
日車製、川崎製共に手ブレーキ部では、ハンドルにつながるてこ部近くにあった矢羽状の部品が無くなり、以降はこの形になりました。2-4位側の変化では、元空気ダメ等位置は同じですが、吊り下げ部品に変化が見られます。
量産車(393~:後期車)
393番以降は後期車となり、一様にスタイルが定まります。また、平成20年以降に登場する車輛は日車製のみとなっています。日車製と川崎製は下記の通りです。
日車製:393~432、443~492、533~562、578~602、613~632、643~680、693~722、753~782、803~837、853~1008
川崎製:433~462、493~532、563~577、603~612、633~642、681~692、723~752、783~802、838~852
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| タキ1000-402(3位側):日本石油輸送 | タキ1000-400(4位側):日本石油輸送 |
日車製の393番からのグループ。台車はFT21形式ですが、あら。台車上にある三角のジャッキ受けが段付きであったものが、滑らかな形に変化しています。また、下廻り構造にも変化が出ています。。
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| タキ1000-426(3-1位側):日本石油輸送 | タキ1000-492(4位側):日本石油輸送 |
日車製の403番から台車がFT21A形式に変更されており、川崎製と外観はほぼ同じになっています。
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| タキ1000-441(1位側):日本石油輸送 | タキ1000-638(2位側):日本石油輸送 |
川崎製の後期車は433番から。ジャッキ受の形状が日車製と同じ、滑らかな形状に変更されています。
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| タキ1000形式3位側手ブレーキ部 | タキ1000形式2-4位側 |
後期車では、手ブレーキ部は変化は見られません。1つポイントがあり、写真右側のブレーキシリンダーを吊り下げる逆台形状の部品。穴が開いていますが、穴が無いタイプもロットによってあります。一方、2-4位側は大きく変化しています。配管のコックやポツンと離れていた付加空気ダメが寄せられて、集約化されています。
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| タキ1000-678(3位側):日本石油輸送 | タキ1000-663(2-4位側):日本オイルターミナル |
日車製後期車の例。日本オイルターミナル所有車のエコレールマークは四角いもの。
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| タキ1000-605(3位側):日本石油輸送 | タキ1000-688(3位側):日本石油輸送 |
川崎製後期車の例。日本石油輸送所有車のエコレールマークは1、4位側に貼られ、形は丸いもの。
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| タキ1000-714(1位側):日本オイルターミナル | タキ1000-731(3-1位側):日本オイルターミナル |
平成18年に製作された693~752番の範囲にある日本オイルターミナル所有車で見られたもので、同社の創設40周年記念及びタキ1000形式のみで組成された貨物特急「スーパーオイルエクスプレス」号のPRを兼ねた記念塗装色がありました。矢羽と呼ばれた8つのカラフルな楕円は同社の製油所を表現しています。現在は青15号に戻っており、見る事は出来ません。
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| タキ1000-777(3位側):日本石油輸送 | タキ1000-886(2位側):日本オイルターミナル |
日車製後期車の例。700番代、800番代と数が増え、この頃になると国鉄時代のタンク車はタキ43000形式を除いて、ほぼ消滅。合掌。
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| タキ1000-851(1位側):日本石油輸送 | タキ1000-798(4位側):日本石油輸送 |
川崎製後期車の例。川崎製のラストナンバーは852番で、以降は日車製のみの製造となります。
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| タキ1000-901(3-1位側):日本石油輸送 | タキ1000-913(4位側):日本石油輸送 |
890番代あたりから930番代にかけての一部の車輛は在日米軍基地(横田基地)へジェット燃料を輸送しています。全国各地の在日米軍基地への燃料輸送はありましたが、現在唯一残るのが横田基地です。タンク車はアメリカ国防省燃料管理課が借り受けています。タンク体に向かって右側に「JP-8」と書かれていますが、これはジェット燃料の名前。JP4というジェット燃料に代わって平成2年から使われている燃料。発がん性物質のベンゼンや神経毒のn-ヘキサンを減らし、高い安全性となっている燃料です。
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| タキ1000-999(3位側):日本石油輸送 | タキ1000-978(2-4位側):日本オイルターミナル |
900番代後半に入り、大台の4桁に入るのか?とファンがもさもさし始めます。写真右は日本石油輸送から日本オイルターミナルへ移籍した車輛で、その逆もあります。社紋と会社名を変えて、塗装は後から。というのが多いようです。
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| タキ1000-1000(3位側):日本石油輸送 | タキ1000-1000(2位側):日本石油輸送 |
タキ1000-1000
記念すべき1000号車が令和3年に登場。記念車輛として、特別装飾が施されました。タンク体下部は日本石油輸送所有車の灰色ですが、前位側より日本石油輸送の緑色、JR貨物のコンテナブルー、日本オイルターミナルの青15号がストライプ状に配されています。
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| タキ1000-1001(3位側):日本石油輸送 | タキ1000-1006(2位側):日本石油輸送 |
日車製1000番代車の例。番代区分ではなく、せっせと増えて4桁に到達しました。令和7年現在、最終番号は1008番となっています。
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| タキ1000-160(4位側):日本石油輸送 | タキ1000-816(4位側):日本石油輸送 |
日本石油輸送所有車の中で、製油所と油槽所を行き来する車輛には「ENEOS(エネオス)」のブランドマークが貼付されています。写真はブランド制定時の会社名である「日石三菱」が書かれていたもの。その後、社名が変更になり「新日本石油」の表記に変更されました。平成22年に合併により、社名を白く塗りつぶし、新社名を表記する予定でした。(JX日鉱日石エネルギー→JXエネルギー→JXTGエネルギー)しかし、現在の社名がENEOSになった事から、白地のままとなっています。
令和5年頃からでしょうか、石油元売り企業のCOSMO(コスモ)石油のロゴマークが入った車輛も見られるようになりました。因みにCOSMO石油は大協石油、丸善石油、旧コスモ石油(大協と丸善の石油精製合弁会社)の3社が合併したもの。
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| タキ1000-345(3位側):日本石油輸送 | タキ1000-332(1位側):日本オイルターミナル |
先述で日本石油輸送と日本オイルターミナル所有車の移籍をお話しましたが、写真左は日本オイルターミナルから日本石油輸送へ移籍したもの。日本オイルターミナル初代の塗装色の移籍で、現在では見る事の出来ないパターンです。
最後に写真右をご紹介しましょう。332番は日車製ですが、初期車になります。台車はFT21形式なのですが、この車輛には補強板がありません。補強板が後付けと言う話があり、それならば付ける前になります。403番からFT21A形式に変更していますが、変更前の試作した台車を履いていたのでしょうか。謎が残る1枚です。
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