タンク車の紹介、最後のページです。

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※上の写真をクリックしますと、タンク車のお部屋その5へ進みます。

タンク車の紹介の前に。
たくさん紹介するので、下記のように少し省略して説明をしますので、予めご了承下さい。
①全長 ②全幅 ③全高 ④走り装置又は台車形式 ⑤特殊標記符号 ⑥化成品分類番号
※同一形式で2つ以上ある場合は、2つ目以降は省略しています。

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タキ30100形式35t積み重クロム酸ソーダ液専用タンク車(タキ30104)

① 10600mm ② 2500mm ③ 3582mm ④TR225形式 ⑤コ ⑥96
唯一の重クロム酸ソーダ液専用タンク車として昭和51年に5両製作されました。所有者の工場移転に伴い製作されたそうです。
積荷の説明
二クロム酸ナトリウム(sodium dichromate)…化学式NaCr、融点100℃(脱水)、沸点400℃(分解)の赤色又は橙色の無臭の結晶。重クロム酸ソーダ、二クロム酸ナトリウムとも呼ばれています。有毒であるほか、強酸化剤の物質であるため、可燃性物質や還元性物資と反応します。潮解性があり、水に溶け易い特徴があります。(鉄道輸送では水溶液で輸送されています。)皮なめし、さび止め、防腐剤、油脂の漂白剤などに用いられています。

タキ35000形式35t積みガソリン専用タンク車
① 12620mm ② 2720mm ③ 3825mm ④TR41C形式 ⑤なし ⑥燃32
35t積みガソリン専用タンク車としてタキ9750形式、タキ9900形式に続いて3番目となる形式です。開発過程で車輛メーカー各社が各々製作し、多数の形式、仕様を製作していた体制を見直し、メーカー間で仕様を統一した「標準設計方式」を貨車で初めて採用した形式です。
構造はタキ9900形式と同じ、タンク体の位置で直径が異なる異径胴タンク体を採用。タキ9900形式では製作工程が難しい問題がありましたが、「葉巻型」と呼ばれる中心部は直円状、両端部を車端部に向かって直径が小さくなる円錐形状にした製作が容易なタンク体を初採用しました。また、軽量化のため耐候性高張力鋼を本格的に使用しており、これも本形式が初となります。タンク体上部はドームレスとし、マンホール、安全弁は直接設置されています。タンク体を受ける台枠は中梁を省略したもので、そこにタンク体を落とし込む構造です。受台は台車中心上の両端2ヶ所と中央部で支持しています。軽量化と強度確保を両立した結果、タキ9900形式よりも軽くする事が出来ました。荷役方式は上入れ下出し方式です。
この合理的な設計による車体構造は、本形式を始祖とする35系タンク車と呼ばれ、数多くの派生形式を誕生させています。昭和41年に登場し、昭和48年までに1108両(タキ35000~36107)が製作されました。
本形式の所有者は石油会社が中心で、様々なメーカーが所有する輸送体系は本形式が事実上最後となっており、以降は輸送を専門とする会社が所有するのみとなっています。
全国津々浦々で見る事が出来た本形式も、輸送体系の変化(運転最高速度向上や集約化など)、車輛の老朽化、後継形式の登場による置換えがあり、平成21年に形式消滅しています。
積荷の説明
本ページ、タキ43000形式をご覧下さい。

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タキ35000~149、244~253片側ブレーキ(タキ35011)

初期のタキ35000形式。たくさんのロットがありますが形態的な変化は標準設計方式のため少なく、側ブレーキの構造の違いが主なものとなります。初期の車輛は側ブレーキが片側のみとなっています。タキ35000及び27番は試作車で、台枠などに違いがあります。

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タキ35150~243、254~タキ36079両側ブレーキ(タキ35459)

側ブレーキが両側に設置されているタイプになります。タキ36079までは台車がTR41C形式を履いています。

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タキ36080~99

この20両は台車がTR41G形式となっています。

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タキ36100~107

最後の8両は台車がTR41E-12形式となっています。1000両以上あるファミリーの中から探し出すのは一苦労でしたが、今ではコンテナ車やコンテナでも出来ますよね。

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改造車:レベル1(タキ35403)

タキ35000形式は両数もあり、輸送効率も良い事からガソリン以外の石油製品や化成品を輸送する事が多々ありました。多くは車輛に手を加えない場合が多く、台枠に掲出された臨時種別変更の内容を見る事で変更を知る事が出来ました。(まあ、大体写真撮らない。)しかし、積荷によっては水分を嫌うものなどがあり、改造を行った車輛が散見出来ました。写真はマンホール部にカバー。その隣に除湿装置でしょうか、積荷が水分を嫌うものと推察され、見るからに改造した事がわかる例です。

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改造車:レベル2(タキ35386)

マンホール横に除湿装置らしきものが設置されている例です。安全弁も手を加えたのでしょうか、気になる違いです。なお、一時的な使用なので、使用後に元に戻した車輛もあるほか、そのままに残置した車輛もあります。

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改造車:レベル3(タキ35862)

一見するとごく普通ですが、よく見ると安全弁が交換したものがありました。積荷によっては気化する値も異なるので、変更の際に交換したのかしら。改造車というレベルなのか判然としませんが…。

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米タン車(タキ35883)

タキ3000形式の運用として米軍基地への燃料輸送がありますが、最後に残った横田基地向け燃料輸送では平成8年頃から2代目として、本形式が抜擢されました。側ブレーキが片側の車輛はなく、一般的な両側に側ブレーキがある車輛が使われていました。神栖駅常備の車輛がメインでしたが、越中島貨物駅という車輛も。また、台車をTR209形式に換装した車輛も時折、見る事が出来ました。

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日本オイルターミナル所属車(タキ35562)

所有会社の一つに「日本オイルターミナル株式会社」があります。この会社の所属車輛は石油の大量輸送を意味する青15号に塗装されていました。

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日本石油輸送転籍車(タキ35805)

石油製品や化成品輸送などを手掛ける日本石油輸送株式会社へ転籍した、元日本オイルターミナル所属車の例です。塗装を黒色に塗り替えてわからない車輛もあったようですが、中には塗装がそのままの車輛もありました。

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黒オイルターミナル車(タキ35737)

日本石油輸送から日本オイルターミナルへ転籍した車輛は黒色そのままに、会社名、社紋をつけていました。この様なスタイルになった車輛は少なかったようです。

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タキ38000形式36t積みガソリン専用タンク車(タキ38102)

① 13050mm ② 2720mm ③ 3724mm ④TR225形式 ⑤なし ⑥燃32
ジェット燃料輸送用に製作されたタキ40000形式をベースに保安対策を盛り込みつつ、広範な運用ができるガソリン専用タンク車として、昭和52年から54年にかけて140両が製作されました。タキ35000形式の保安対策車版(後継形式)であり、本形式は38系タンク車と呼ばれ、多数の派生景気が誕生しています。
タキ40000形式とほぼ同一構造、設計ですが、広範運用を可能とするために、旧基準の車輛限界を適用し、設計しました。このため、タキ40000形式と比べると一回り小さい。タンク体は葉巻型のタキ35000形式とことなり、タンク体上部は一直線状の異径胴タンク体となりました。台枠はアンチクライマー、連結器の構造強化など保安対策が盛り込まれています。初期車と後期車ではタンク体に設置されたランボードに違いが見られる程度となっています。なお、タキ35000形式のように同一設計の石油類専用タンク車は、本形式では当時、需要が大きく減っており、在来の石油類専用タンク車が大量に余剰化していた事から本形式派生の石油類専用タンク車は存在していません。平成23年に発生した東日本大震災で、東北地方への石油輸送が実施され本形式がその輸送の任に当たり、輝かしい実績を残しました。
積荷の説明
本ページ、タキ43000形式をご覧下さい。

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米タン車(タキ38032)

平成22年ごろより、平成24年頃までの僅かな期間ですが、在日米軍横田基地への燃料輸送に使用されていました。本形式最後の運用と言われており、タキ1000形式に置き換え後、彼らの姿を見たものはいない。

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タキ40000形式40t積みガソリン専用タンク車(タキ40130)

① 13900mm ② 2960mm ③ 3834mm ④TR214B ⑤なし ⑥燃32
昭和42年に登場したタキ43000形式の保安対策車に当たる形式で、昭和51年から56年にかけて140両が製作されました。タキ43000形式のフレームレス構造を廃し、平型台枠に変更したもので、事故発生時の安全性を高めるために、改訂された保安基準に準拠した対応が設計に盛り込まれました。横転や転覆時にタンク体が逆立ち状態になる事を防止するために、弁装置や吐出管などの破損を防ぐ構造や隣り合う車輛の乗りあがりを防ぐ構造の採用などが設計に盛り込まれました。この結果、自重はタキ43000形式よりも重くなったため、荷重を3t減らし、軸重15tの運用区間制限貨車となっています。安全性を重視した設計のため、輸送効率低下は否めず、昭和57年にフレームレス構造が条件付きで認められると、再びタキ43000形式が製作されました。
タキ40000・01は先行試作車で各種試験を行った後、量産車が登場。昭和53年から58年までは成田空港への航空機燃料輸送に活躍。この際、専用種別は「灯油A-1(燃30)」としていました。その後は全国各地に散り、石油輸送に活躍しました。後継形式のタキ1000形式に置換えらた模様で、平成27年頃に車籍は消え、形式消滅したようです。
積荷の説明
本ページ、タキ43000形式をご覧下さい。

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タキ42300形式硫酸ヒドロキシルアミン水溶液専用タンク車(タキ42303)

① 12200mm ② 2500mm ③ 3744mm ④ TR225形式 ⑤なし ⑥96
昭和53年に5両が製作されました。保温キセ付きドームレスタンク車で、独特の形状をした受台が特徴です。タンク体は腐食防止のためステンレス製で、非常用の加熱装置を装備しています。タンク体上部には配管や弁類があり、プロテクター箱に収められています。平成12年に形式消滅しています。
積荷の説明
硫酸ヒドロキシルアミン(Hydroxlamine sulfate)…化学式H8N2O6S、融点170℃の無色又は白色の個体。硫酸ヒドロキシルアンモニウムやヒドロキシル硫酸塩とも言います。酸素に富む物質と接触又は混合すると、激しい反応を起こすほか、高温になると腐食性のヒューム(硫黄酸化物)を発生します。水溶液は強酸性液体となります。酸化防止剤及び安定剤、染色の材料、油脂精製工程の着臭、甘味料の合成中間体、医薬品製造に用いられています。

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タキ42750形式32t積み石油類専用タンク車(タキ42843)

① 12020mm ② 2740mm ③ 3877mm ④TR41C形式 ⑤なし ⑥燃31
昭和50年代、日本を震撼させたオイルショック。これにより、石油類専用タンク車は多くの余剰車が発生し、タキ9800形式も大量に余剰車が発生します。この車輛の活用策として登場したのがタキ42750形式です。昭和56年に145両を改造しました。
タキ9800形式はC重油と呼ばれる、高比重、高粘度の油で、流動性を良くすために加熱管を装備していました。本形式は軽油や灯油など比重の小さい油を専用種別としているため、加熱管、点検蓋の撤去する改造を行い、比重が小さくなったため、荷重を32tとしました。貨物輸送は平成13年に終了(廃車)となっています。
積荷の説明
本ページ、タキ43000形式をご覧下さい。

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タキ42861

この車輛はJR北海道に譲渡されたもので、夏季においてレールの膨張対策として散水車に改造したものです。専用種別は水に変更され、遠隔操作で散水が出来るように改造。タキ9900形式(タキ39961)と共に事故防止に活躍しました。平成26年に廃車となり、タキ42750形式は形式消滅しています。

タキ43000形式43t積みガソリン専用タンク車
① 13370mm ② 2960mm ③ 3900mm ④TR210形式、TR214A形式など ⑤なし ⑥燃32
昭和40年代に入ると鉄道貨物輸送の輸送形態が変化し、「物資別適合輸送」という運用形態が増加してきました。この運用形態は、1つの貨物に対して専用の貨車で組成した直行列車を運行し、大量輸送を行う輸送体系を言います。古くは石炭輸送や石灰石輸送のような鉱山と積み出し港を結ぶような感じです。
この物資別適合輸送を石油製品でも実施するため、国鉄と各石油会社の共同出資で会社が設立されます。それが昭和41年に設立された「日本オイルターミナル株式会社」です。西上田駅や倉賀野駅など各地に拠点が設けられ、専用列車で輸送を行います。この輸送する貨車として製作されたのがタキ43000形式で、昭和42年から62年にかけて579両が製作されました。
タキ35000形式の後継形式でもある本形式は、輸送効率向上を図るため極限設計車となっているのが特徴です。私有タンク車では初めてとなる鯨腹型の異径胴タンク体が採用され、軽量化のためフレームレス構造を採用し、当時の2軸ボギー貨車では初となる43t積みを実現しました。軸重は15tで、運用区間制限貨車としても初期の部類になります。
令和2年現在、老朽化などにより廃車が進んでおり、見られる機会は減りつつありますがまだまだ活躍をしている貴重な一形式となっています。
積荷の説明
石油(せきゆ:Petroleum)…鉱物資源の一つ。英語の「Petroleum」はラテン語の岩石を意味する「Petra」と油を意味する「Oleum」が語源となっています。石油は炭化水素が主成分で、少量の硫黄や酸素、窒素など様々な物質が含まれた液状の油です。油田から採掘した後、ガスや異物、水分などを大まかに除去した生成前のものを「原油(げんゆ)」と言います。石油製品を作るために原油を分留という方法で成分を分けます。分留とは、沸点の違いを利用し、液体をそれぞれ取り分けたのち蒸留(液体を気化させ、冷却する事でその液体を取り出す事。)させ、石油精製工程を経て、数多くの石油化学製品が生み出されます。主なものをご紹介しましょう。
ガソリン(gasoline(米英)、petrol(英))…沸点が30℃~220℃の範囲にある石油製品の総称。身近にある代表的な液体燃料で、米国では「ガス」と呼ばれ、日本に自動車の燃料切れを意味する「ガス欠」の由来ともなっています。
常温では無色透明の液体で、揮発性が高い事から、「揮発油(きはつゆ)」とも呼びます。特徴として引火点が-40℃以下であるため、条件によっては静電気でも発火します。また、揮発したガソリンは空気よりも3~4倍重く、低い所に沿って広がります。容易に揮発し、かつ発火するため、条件如何では爆発的な引火となる事もあります。軽油や灯油との区別のために着色されており、日本ではオレンジ色に着色する事が決められています。ガソリンでも低沸点(30℃~120℃)のものは、溶剤や染み抜きなどに用いられ、「ベンジン」と呼ばれています。
用途は自動車用ガソリンエンジン、航空機用ガソリンエンジンの燃料をはじめ、工業用では塗料、洗浄、ドライクリーニングなどに用いられています。鉄道輸送ではガソリン専用タンク車で輸送されています。
ケロシン(kerosene)…沸点が約150℃~280℃で、ガソリンの原料であるナフサよりも重く、軽油よりも軽い無色で可燃性液体の炭化水素です。このケロシンを主成分として、灯油やジェット燃料などの石油製品がつくられます。灯油は、無色透明の特有の臭気を放つ可燃性液体で、引火点は37~65℃、自然発火温度は220℃。主に家庭用の照明器具用及び暖房器具用や自家発電用の燃料、工業用に用いられています。鉄道輸送では石油類専用タンク車で輸送されています。
軽油(light oil)…原油の蒸留から得られる、沸点範囲が180℃~350℃の石油製品で、無色透明の可燃性液体。灯油に似た物性を持ちますが、炭素数が異なっています。製品にする際は着色が行われます。主にディーゼルエンジンの燃料に用いられている事から、ディーゼル油とも言われています。鉄道輸送では石油類専用タンク車で輸送されています。
重油(heavy oil)…原油の蒸留で一番最後に残った油、その油を処理して得られる石油製品で、褐色又は黒褐色の重質な油状液体。燃料油(fuel oil)とも言います。重油は軽油など低粘度の油を調合し、用途に応じて粘度、硫黄分、引火点などを性状を合わせて製品化されています。また、動粘度(粘り気)により、1種~3種に分類され、1種はA重油、2種はB重油、3種はC重油と呼ばれています。A重油は農耕機械や漁船、ボイラーなどの燃料に、B及びC重油は大型船舶用ディーゼルエンジン、大規模なボイラーの燃料に用いられています。

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タキ43000~36 手ブレーキ側(タキ43000)

昭和42年に登場した0番代と呼ばれる初期車のグループです。塗装は大量石油輸送車を意味する青15号が採用され、当時は黒色が一般的であったため鮮烈な登場となりました。台車はTR41C形式をベースに14t軸、枕ばねをコイルバネとしたTR210形式を履いています。長編成時に転がり抵抗が大きいため、本グループのみの採用となり、以降はコロ軸化するなど改良を加えたTR214形式を採用する事になります。

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タキ43000~36 非手ブレーキ側(タキ43000)

こちらは手ブレーキ側とは反対側の様子。模型製作などの参考として、タキ143645を除いて左側を手ブレーキ側、右に反対側の様子をご紹介します。
写真は最近の様子で、走行抵抗が大きいTR210形式はTR214系台車に換装しており、見る事は出来ません。初期車のグループの特徴として、形式や専用種別の標記が片側に寄せている事(マンホールからの液だれで汚れないように。)と会社名の標記位置が高さのほぼ中央に位置しており、以降のグループと比べると低い位置にあります。

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タキ43100~485、タキ43500~514手ブレーキ側(タキ43300)

昭和43年に登場した暖地向け100番代と北海道の寒冷地向け500番代が登場しました。0番代で採用されたTR210形式は平軸受けであり、1200t列車では走行抵抗が過大であったため、軸受けをコロ軸としたTR214A形式に変更したものです。また、ブレーキ制輪子も鋳鉄制輪子からレジン制輪子へと変更しています。一方、500番代は100番代と同一の仕様ですが、降雪時に制動力の強い鋳鉄制輪子をそのまま採用している点が100番代と異なります。

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タキ43100~485、タキ43500~514非手ブレーキ側(タキ43136)

形式や専用種別の標記は中央部に移動し、その上に会社名を表記するスタイルになっています。機器配置などは0番代と変わらない。

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タキ43486~99、タキ43519~99手ブレーキ側(タキ43528)

昭和49年に登場したグループで、「準保安対策車」とも呼ばれるグループです。登場した同年より始まったタンク車の安全基準改定に準拠して、従来設計の範囲で安全対策を施した仕様としています。脱線転覆時を考えて、吐出管の操作をタンク上部で操作する方法に変更したほか、衝突事故の際に安全な空間を確保するために、手ブレーキの無い側のデッキを200mm延長しています。

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タキ43486~99、タキ43519~99非手ブレーキ側(タキ43487)

このグループは日本石油輸送所有車として登場しており、青15号が標準色であったタキ43000形式に初めての黒色が採用されています。車輛番号は100番代及び500番代の続番となっているため、番号が飛んでいます。

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タキ43600~44 手ブレーキ側(タキ43600)

昭和49年のタンク車に対する保安対策ではフレームレス構造タンク車の製造禁止が決められ、本形式も製造をする事が出来なくなり、保安対策車としてタキ40000形式が製造されました。しかし、3tの減トンは著しい輸送効率の低下を招き、荷主側より本形式の製作が強く要望されました。昭和57年に基準が緩和され本グループ(600番代)が製作されました。
このグループは保安対策のため、従来車とは構造が大きく変更されているのが特徴です。その一つはデッキ部は衝突事故を考え延長を行う必要がありました。延長は容易ですが、車体長が長くなると荷役設備の問題があったため、タンク体を太くし、タンク全長を短くするとともにタンク鏡板(端部)を扁平形状にしています。

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タキ43600~44 非手ブレーキ側(タキ43639)

このグループの台車はTR214B形式を履いています。このグループは当初は日本オイルターミナル所属車でしたが、日本石油輸送に転籍した車輛もあります。

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タキ143645(タキ143645)

昭和62年に1両だけ製作された車輛で、ステンレス製タンク体を試用した試作車です。600番代こと保安対策車に準じた設計ですが、タンク体の寸法や受台の寸法が異なります。タンク体上部にあるマンホールや安全弁などの配置を見直し、ランボード(踏み板)を小型化して軽量化を図っています。台車はコキ1000形式の発生品であるTR215F形式を履いており、この台車はこの車輛のみが使用している珍しい台車です。

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タキ43482

この車輛、準保安対策車に見えますが、100番代の最終増備車に当たります。タンク体上部のランボードが準保安対策車と同じになっています。

タキ43000形式243000番代44t積みガソリン専用タンク車
① 13370mm ② 2960mm ③ 3910mm ④TR214B形式 ⑤なし ⑥燃32
タキ43000形式を拡大した形式(グループ)で、軸重15tの運用区間制限貨車の一つ。地上の荷役設備の制約から、車体長はタキ43000形式と同一としていますが、付属品の構造や材質を見直しする事で、荷重を1t増加しています。塗装は黒色とエメラルドグリーンと灰色のツートンカラーの2種類です。後継形式はJRタキ1000形式45t積み車になります。
積荷の説明
本ページ、タキ43000形式をご覧下さい。

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タキ243646~243665手ブレーキ側(タキ243660)

このグループは日本石油輸送所有車として登場したもので、塗装は黒色です。番号はタキ43000形式からの続番のため、少々難しい始まり方をしています。

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タキ243646~243665手ブレーキ側(タキ243661)

履いている台車はTR214B形式で、灰色に塗装されている点もポイントです。

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タキ243666~243755手ブレーキ側(タキ243721)

このグループより塗装が変更となり、上部をエメラルドグリーン、下部を灰色としたツートンカラーになりました。この他、外見上ではランボードの手摺の左右にあった「行先表示板」表示枠(積荷の石油会社(シェル、共同石油、三菱石油など)を掲出していました。(タキ43000を見て下さい。シェル石油が掲出されています。))の廃止が行われています。

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タキ243666~243755非手ブレーキ側(タキ243753)

前グループと比べると機器配置や台車などに大きな変化は見られません。(塗装変更は除いて。)

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タキ243756~885手ブレーキ側(タキ243765)

本形式の後期車になります。在来車から設計が変更になり、外観からもその違いが判ります。手ブレーキ側受台そばが大きく変わっています。

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タキ243756~885非手ブレーキ側(タキ243883)

ブレーキ関係の配管や機器配置が変更されています。写真のタキ243883は事故に遭い、復旧工事を行っています。この車輛のみ台枠に設置されているジャッキ受けの形状が異なっています。

タキ44000形式43t積み石油類専用タンク車
①11945mm、12180mm(保安対策車) ② 2960mm ③ 3900mm ④TR210形式など ⑤コ(保安対策車を除く) ⑥燃31
タキ45000形式の拡大形式、タキ43000形式の石油類専用タンク車版として昭和42年から57年にかけて170両が製作されました。積荷の比重の関係から、タキ43000形式より約2m程短く、ずんぐりむっくりしたボディが特徴です。なお令和2年現在、石油類専用タンク車は本形式が最後の形式であり、後に登場したタキ43000形式243000番代、JRタキ1000形式では設計されておらず、ガソリン専用タンク車での臨時種別変更で対応できる事から、設計はされないものと思われます。
積荷の説明
本ページ、タキ43000形式をご覧下さい。

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タキ44000~23手ブレーキ側(タキ44010)

日本オイルターミナル株式会社創立と共に製作された初期のグループです。タキ43000形式を短くしたスタイルですが、加熱管と点検蓋が装備されているのが違いとなっています。本形式も軸重は15tで、運用区間制限貨車に指定されています。

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タキ44000~23非手ブレーキ側(タキ44019)

TR210形式台車を履いていた頃の様子。タキ43000形式と同じく、TR210形式、TR214形式及びTR214A形式は、TR214B形式に換装されており、見る事が出来ません。

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タキ44100~223、500~506手ブレーキ側(タキ44133)

本形式の本格的な量産車のグループです。100番代は暖地向け、500番代は北海道向けになります。タキ43000形式と同じく、車輛形式、番号、専用種別の標記が中央部に表記されるようになり、その上に会社名が掲出されています。台車も転がり抵抗の良いコロ軸を採用し、合成制輪子を用いたTR214形式へ変更されています。北海道向けの500番代は合成制輪子ではなく、従来と同じ鋳鉄制輪子としています。

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タキ44100~223、500~506非手ブレーキ側(タキ44141)

機器配置については0番代と大きな変化はありません。当初は青15号のみでしたが、日本石油輸送へ転籍した車輛は黒色に変更されています。

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タキ44507~21手ブレーキ側(タキ44512)

昭和57年に登場したグループで、暖地向けですが北海道向けの500番代の続番となっています。タキ43000形式600番代と同じく、保安対策車で、車体構造は全体的に変更されています。こちらもタキ43000形式600番代同様の手法が採られており、タンク体は太く、全長を縮小しています。また、加熱管の構造も軽量化を図るため、大幅に変更されています。

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タキ44507~21非手ブレーキ側(タキ44518)

形式番号や専用種別の標記は識別のためでしょうか、端部に寄せられているのもこのグループの特徴です。

タキ45000形式35t積み石油類専用タンク車
① 11300mm ② 2720mm ③ 3825mm ④TR41C形式、TR41DS-12形式など ⑤コ ⑥燃31
35系タンク車の一つで、タキ35000形式の石油類専用車として昭和41年から48年にかけて588両が製作されました。タキ35000形式と似たスタイルですが、積荷の比重が異なる事から車体長は短く、特殊標記符号「コ」が付いています。重油などの高比重、高粘度の油を輸送するため、油の流動性を良くするために石油類専用タンク車ではお馴染みの加熱管が装備され、反対側端部には点検蓋が装備されています。
昭和50年代のオイルショックにより、重油を中心とした需要が大きく減少し、多数の車輛が余剰となりました。その活用策として、多数の形式に改造が行われています。平成20年に形式消滅しています。
積荷の説明
本ページ、タキ43000形式をご覧下さい。

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タキ45000~90(タキ45011)

多数のロットがありますが、標準設計方式が採り入れられているため、形態的には大きな変化はありません。初期の車輛は側ブレーキが片側に設置されています。台車はTR41C形式でしたが、第二次台車改造で枕ばねをオイルダンパー+コイルバネにしたTR41DS-12形式に変更しています。

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タキ45091~588(タキ45434)

残りの車輛は側ブレーキを両側に設置しています。

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タキ45574~588(タキ45574)

最終増備グループとなる車輛は台車がTR41G形式を履いていました。加熱管の様子がお分かりいただけますでしょうか。

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タキ45245

こちらは点検蓋のある側を見た様子です。

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タキ45313

あまり見かけなかった、日本オイルターミナル株式会社所有のタキ45000形式。タキ35000形式の数ほど所有していなかったのでしょう。

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タキ46000形式38t積み濃硫酸専用タンク車(タキ46036)

① 11300mm ② 2485mm ③ 3700mm ④ TR41E-13 ⑤コ ⑥侵(禁水)84
昭和50年代に起きたオイルショックでは重油の需要が大きく減少し、石油類専用タンク車が余剰となっており、タキ1500形式やタキ45000形式を中心に余剰車を中心に他形式への転用改造計画が実施され、タキ45000形式を種車に濃硫酸専用タンク車として改造されたのが本形式で、昭和60年から平成2年までに71両が改造し、登場しました。種車が無くなってしまったので、平成3年以降はタキ29300形式が再び増備されています。
タキ29300形式と同等のタンク体を新製し、台枠以下を種車のものとした構造で、自重の関係からタキ29300形式と比べると1t減の36t積みとしました。台車は種車の履いていたTR41DS-12(TR41C形式の走行性能の安定性を向上させたもの。)を重量増に耐えうる構造としたTR41DS-13形式に改造しています。TR41E-12形式の車輛はTR41E-13形式に同様の目的で改造しています。
硫酸輸送が平成9年頃より減少し、平成21年に形式消滅しています。

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タキ46070

平成2年に改造されたタキ46054~70はタンク体が細く、長いものとなったほか、タンク体上部のマンホール形状などが異なっています。

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